医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2025.03.26

本を読みたい

確定申告を終え、娘は大学を卒業し、脳卒中後の母はリハビリ病院に転院しました。

転院先の病院にはすぐになじみ、穏やかに過ごしているのが不幸中の幸いです。

 

先週から私の気持ちもだいぶ軽くなり、読書に集中できるようになりました。

読書時間は私にとって至福であり、満足度の高いものなのに、忙し過ぎたり、気の病むことが多いと何故か読書に集中できません

読む気力がなくなって、ダラダラとYouTubeを流していると、時間泥棒はあっという間に私の魂まで堕落させます。

スマホは中毒性が高く、意識的に遠ざけないとついつい触ってしまうので、本当に怖い。

活字を読む行為は能動的なのに対し、YouTubeを見聞きするのは受動的です。

私の人生は受け身ではなく、主体的に動く方が心地よいと感じるので、読書が向いているのでしょうか。

車を運転する時や就寝前のベッドの中で、ラジオ替わりにYouTubeを聴くことがあるのですが、それも頭が悪くなっていく感じがしてなりません。

聴いている内容は、政治・経済の動向や、不動産情報(これは趣味)、若い頃聴いていた音楽などでしょうか。

お坊さんの説法も時々聴きます。

 

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』~疲れてスマホばかり見てしまうあたなへ~ (著)三宅香帆 集英社新書

昨年買って読みかけていた本を、再び手に取りました。

昨夜読み切って、その内容をブログに書こうと思っていたのですが、力尽き果て寝てしまいましたので、次回に持ち越します。

 

医師国家試験

娘が医師国家試験に合格しました!

当の本人は呑気に旅行中ですので、代わりに私が発表を見ることに。

久しぶりにドキドキしました

合格率92.3%ですので、医学部に入学すれば、ほとんど出口が保証されているような試験ですが、それでもしみじみ嬉しいものです。

この6年間、途中コロナ禍を経験しながら、試験や病院実習などコツコツよく頑張りました 誇りに思います。

孫が医者になることを誰よりも楽しみにしていた我が父(娘の祖父)の位牌に報告。

あと半年生きていてくれたら間に合ったのに残念ですが、きっと天国で喜んでいることでしょう。

 

医師はこれからが勝負です。

まずは初期研修2年間。

どんなお医者さんになるのか、楽しみです。

 

2025.03.11

若い人への期待

学生生活最後の休暇を満喫しまくる娘の様子を見ていると、忙し過ぎて、見ている私が息苦しくなるほどです

友人らと卒業旅行を5回、その間にも高校時代のクラス会とか、昔の友人らと会ったり、春からの仕事の準備をしたり。

よくもまあ、こんな過密スケジュールをこなせるわ、と感心しながら、私は中高年のエネルギーを大切にしながらマイペースに過ごしております。

 

明治維新に活躍した幕末の志士たちは、皆20~30代でした。

高杉晋作28歳、吉田松陰29歳、坂本龍馬33歳没。

明治政府で活躍した伊藤博文も井上馨も西郷隆盛も大久保利通も、日本経済の父渋沢栄一も、みんな若かった!エネルギッシュで血気盛んだったに違いありません。

それに比べて今の政治家は・・・高齢で・・・還暦以上の人ばかり・・・

思い切った政策の実行なんかは、若い人のほうが大胆に行動してくれそうですよね。

しかしながら現代社会において、活きのいい若者は政治家にはならないのでしょう。

時代は違えど、人として大切にすべきことなど道徳・倫理は普遍的だと思うので、今こそ古典を学び直すべきなのではないでしょうか。

自己中心的な世界のリーダーを見ていると、悲しいかなお先真っ暗ですよね。

 

もし幕末の志士たちが生きていたら、令和の社会問題に対して、どのような政治をするのかしらと妄想してしまいます。

環境問題、少子高齢化、貿易摩擦、戦争、インフレなどなど問題山積みです。

タイムマシンがあったら、どんなに面白いことでしょうか。

私は迷わず江戸時代に行きます!

 

若い人のエネルギーとテクノロジーが存分に活かされ、数少ない現役世代のパワーが数多くの高齢者をフワッと包み込んでしまうような社会を夢見ています。

 

ピコレーザーの復習

日曜日に、ピコレーザーの勉強会が大宮で開催され、40分ほど講演いたしました。

勉強会用の症例写真の使用にご協力くださった方々へ、改めてお礼申し上げます。

2023年にピコレーザーを導入してから、治療前後に毎回写真撮影を行い、記録するよう心掛けておりましたので、沢山の良い症例が集まりました。

 

発表の準備をすることは、自分の診療の振り返りが出来て、勉強になります。

レーザーメーカーのメンテナンス技術者が驚くほど、この1年半でたくさん治療経験を積みました。

実際に治療してみて、私なりに感じたことをまとめてお話できました。

シミ取りのピコスポットはとにかく優秀

以前使用していたナノレーザーに比べると、さすがピコ様。

メラニン色素を破壊する瞬間のイメージですが、ナノレーザーの場合は、的の中心に生卵をぶつけて割れるような感覚。

それに対しピコレーザーの場合は、的の中心に弓矢を射るような感覚です。

生卵は割れて周りに散らばりますが、弓矢はプスッと中心に刺さり、周りに広がったりしません。

これがピコの衝撃波による破壊力なのです。

無駄なく標的を捉える感覚。

う~ん、伝わりますでしょうか、この表現。

そして、痛みもダウンタイムもピコの方が圧倒的に楽チン。

炎症後色素沈着の発生率もピコの方が少なくて19.8%でした。

最終的にどれだけキレイにシミを撃退できるかについては、ナノレーザーとピコレーザーの違いはまだはっきりとしていませんので、再発率も含めて今後経過観察していきたいと思います。

 

さて、今回の発表にあたり、私が美容外科医を目指した理由を振り返りました。

学生時代にアメリカの形成外科・美容外科実習に参加したことがきっかけで美容外科に魅了されたことは覚えているのですが、なぜその実習に参加することになったのか、どうしても思い出せないのです

MGH(マサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタル)という病院が有名だったので、そこに行って一流に触れてみたいというミーハーな気持ちに突き動かされたことは覚えているのですが、なぜ形成外科・美容外科を選んだのでしょうか。

思い出せない、、、

知り合いに美容外科医がいたわけでもなく、私の母校には形成外科教室もありませんでした。

何故、美容外科を選んだのでしょうか、、、

みんなと同じことをするのが嫌で、いつも逆張りしていたから、みんなと被らなそうな美容外科を選んだのかなぁ。

先日参加した、経営者向けの勉強会で、起業後の生存率は5年後で65%、10年後で16.8%、15年後で2.1%だと知りました。

当院は19年目ですから、光栄にも2.1%に入っているようです。

続けられることに感謝。

ファンデーションに頼らない素肌づくりを求める人たちに、素肌で過ごせる快適さと開放感お届けいたします

 

 

 

2025.02.26

聞く力

タクシーはアプリの時代。

私も必ず利用しています

こればかりはITの恩恵を十二分に受けていると断言できます

現在地を入力して配車依頼をすれば、数分以内でお迎えに来てもらえる素晴らしさ。

路上で首を長くしてタクシーを待つイライラ解消です。

さて、いつものように配車を依頼したら、「プレミアム車」というものがお迎えに来ました。

黒塗り、6人乗りの立派なお車。

私が注文した訳ではなく、たまたま空いていたから回ってきたのでしょうか、料金は普通車と同じでした。

この「プレミアム車」を選択すると、料金は20~30%増しだとのこと。

プレミアム車を運転できるドライバーは、会社の中でも3%というエリート、狭き門。

選ばれしドライバーもプレミアム

落ち着いた物腰のダンディーな運転手さん。

運転手さんによると、プレミアム車を運転するようになってからは客層が格段と良くなり、ストレスが激減したそうです。

一般車両では柄の悪いお客さんに絡まれることもあったそうですが、プレミアム車を運転するようになってからは、ほとんど遭遇しなくなったとのこと。

私はいつも普通車を頼んでいたので、プレミアムの世界が気になり、あれこれ質問していると、

「お客さん、聞く力がすごいですね、プロみたいですよ!」と驚かれつつも、気持ちよくあれこれお話して下さいました。

しまいには、タクシー運転手という職業を選んだ経緯や人生の紆余曲折、家庭問題なども吐露しておりました。

「いや~、こんなに自分の話をお客さんに話したのは初めてですよ!」と照れくさそうでした。

聞く力という言葉に、阿川佐和子さん気取りになってしまいました

 

日常の診療では、患者さんのことを良く知ることがとても大切なことだと考えています。

患者さんはどんな人で、何を求めているのか。

どのようなお悩みを抱えてクリニックにいらしているのか。

悩み事が解決して、どのような状態になったら理想の未来に近づけるのか。

まずは現状を知るためのヒヤリングは欠かせません。

同時に、患者様のバックグラウンドを知ることで浮かび上がる景色が見えるので、ついついあれこれ沢山質問することが習慣化しています。

あまりお話ししたくなさそうな時は、察して引くようにしているのですが、しつこかったらごめんなさい

あ、もちろん守秘義務は守っておりますのでご安心下さい。

スタッフにも「他言無用」と厳しく指導しております。

 

診療における「問診力」が、タクシー内でも炸裂してしまったのでしょう。

見聞を広めるために、積極的に問いかけは大切なスキルです。

そして、楽しい会話は人生を豊かにしてくれます。

2025.02.20

母の病気

母が再び脳出血で入院した。

自宅で転倒して動けなくなり、救急車で搬送されたところ、1週間前に起こしていたと思われる脳出血が確認された。

かかりつけの病院へ受け入れてもらえることができたのが不幸中の幸いだ。

右脳出血により、左半身に軽い麻痺があり、上手く歩けなくなっていたようだ。

最近腰が曲がってしまい、足腰の痛みを訴えるようになっていたので、「上手く歩けず転んじゃうのよね。靴下が滑るみたい。」という切実な訴えも、腰が原因だと思い込んでいた。

休日に様子を見に行くと、ベッドの上で、変な姿勢で横になっていた。

手を取って介助して、何とかよちよちトイレに行けたものの、一人ではどうにもならないレベルだった。

それでも寝室からリビングまで連れ出し、ご飯を食べさせたら、案外普通に話していたので、脳出血とは考えられなかった。

私が帰ろうとした時、玄関でひっくり返った。頭をぶつけた。腰もぶつけた。

抱きかかえて起こそうとしたが、痛がって少しも動かせない。

終わった。と思った。

すぐに119番通報。

 

幸い骨折はしなかったものの、脳出血が見つかった。

転倒とは関係のない、1週間くらい前の脳出血だ。

脳の異変に気付けなかった娘に、「何しているの?早く何とかしてあげなさいよ。」という神の思し召しが、母を転倒させたのだと思った。

気付いてあげられなかった自分が歯がゆい。

 

緊急入院すると、人間は自分の病状や環境の変化から想像を絶するストレスを感じ、不安になる。

最初の夜は、不穏になって点滴を抜去するなど暴れたらしい。

食事も喉を通らなかったようだ。

「皆が私の家を狙っている」とか、「アフリカ人が家に泊まりに来たのよ。セネガル人かしら。」などせん妄症状を認めたので、まずはできるだけ不安を取り除いてあげようと、毎日病院に通った。

母の入院している病院は面会がゆるく、夜8時までOKというのが有難い。

しかも食事持ち込みOKの神対応。

母の大好きな“ひなあられ”や“りんご”を食べさせて、コーヒーを飲みながら、入院生活についての話に耳を傾けた。

変なことを言っても否定せず、ただ受け入れた。

そうしているうちに、だんだん表情が穏やかになり、いつもの母に戻っていった。

「この病院の人たちは良くやってくれるわ。」と、感謝の言葉に変わっていった。

 

足の麻痺があるので、歩けない。

しらばくリハビリが必要になるけれど、一人で歩いてトイレに行けるくらいまで回復して欲しい。

 

それにしても、なぜ私の両親は揃って脳卒中となり、後遺症に苦しめられることになるのだろうか。

脳が不自由になることは、健常者の我々には到底理解できないような苦しみがあるようだ。

不安、焦り、苛立ち。

6年間親の介護に直面してきたので、どのように対応すべきかということは頭では理解できる。

大切なことは、病気の人を不安にさせないこと。安心させること。

しかし、実の親の脳が壊れていく様子を目の当たりにすると、理想通りに優しくはなれない。

感情が許さないのだ。

保護者である私が、時に厳しくなったり、声を荒げてしまうこともある。

そのたびに落ち込む。

自分の頭の中に、こんがらがった針金の塊が植え込まれているような感覚だ。

こんな状態でも、日々の仕事はきちんとやらなければならない。

そして家族が安心して暮らせるようサポートしなければならない。

いや、それが出来ている自分の脳が正常なことに感謝である。

我々の能力は人それぞれだ。超ハイスペックな脳もあれば、ロースペックな脳もある。

脳血管疾患だけでなく、うつ状態など精神を病んでしまうと脳が働かなくなってしまうらしい。

DVなどのトラウマでもそうなるらしい。

依存症や借金まみれになる人たちは、脳の働きに問題が発生しているので、自助努力ではどうにもならないようだ。

だらしないとかやる気がないという自己責任論では片付けられない問題。

だから、頭脳に対して良し悪しをつけることが間違っており、能力の高い人は困っている人を助けるために使ってこそ意味があるのではないかと思う。

 

プライベートネタを炸裂させてしまったけれど、親の病気を通して、残酷な人間社会についてものすごく考えさせられたからどうしても記しておきたかった。

まだまだ私の修行は続きそうだ。

 

参考文献

『貧困と脳』(著)鈴木大介 幻冬舎新書

 

 

 

 

2025.02.12

ヘドロ vs すっぴん

シミ・くすみを気にして来院された60代女性。

シミを隠したいあまり、下地やファンデーションを塗りたくり、それが汗でくずれて顔面ヘドロに悩まされておりました。

ヘ・ド・ロ

汚泥

何となく想像できます。

私も研修医の頃、当直中、深夜の病棟で鏡に映る自分の顔を見て(まだ20代半ばでした!)肌がギトギトに脂ぎって、その汚さに絶句した記憶がございます。

ファンデーションが自分の皮脂と混ざり合い、分離しているようなベタつき。

当時はファンデーションを塗らないという選択肢が考えられず、気持ち悪いなぁと思いながら塗っていました。

それと同じく、こちらの60代女性も「素肌」を晒すことは全く考えられなかったようです。

「ヘドロの方がすっぴんよりランクが上だと思っていました

ヘドロより汚い素肌なんてありますか?

そのようなことはないと思うのですが、多くの女性はいまだに化粧品を使うのが当たり前という先入観に縛られているなと思うわけです。

そして、ファンデーションによる「艶」と、化粧品の油分による「てかり(ヘドロ)」は紙一重。表裏一体。

不衛生感漂っています~。

健康的な素肌はサラサラですからね。

 

さて、先ほどの女性。初診時に、化粧品を止めることの大切さを説明し、とにかくファンデーションは止めるようお伝えしました。

彼女は潔く、きっぱりとファンデーション断ちを決行。

そして毎月美肌レーザーを続け、シミやホクロはスポット治療で取り、ヒアルロン酸やボトックスでお肌のメンテナンスを続けました。

4年経った今、驚くほどさらさらで、シミ・くすみが激減し、自信を持って素肌をまとっております

「もうヘドロには戻れません。」

ファンデーションの要らない素肌を手に入れることができ、とても嬉しそうにお話して下さいます。

彼女の意識改革により、素肌がヘドロを上回ることができたようです。

化粧崩れが気になる方、ファンデーションを不快に感じている方は、是非とも素肌生活を手に入れて、爽快感と開放感を掴み取って下さい。

ファンデーションのない暮らしへ。

白金素肌党 代表 山口麻子

2025.02.04

体形維持とセルライト

仕事から帰り、ビールを飲みながらTVを付けると、NHKうたコンという歌番組をやっていました。

名作詞家の阿久悠さん特集。

阿久悠と言えば、ピンクレディーとジュリーですね

私の幼稚園時代のアイドルは、何て言ってもピンクレディー。

友達と振付を練習したもんです

ピンクレディーのケイちゃんがテレビに出ていたのですが、結構イケていてびっくり

寄る年波のシワは自然で、もともと細身の体形はしっかりと維持されておりました。

若いアイドルと一緒に当時のヒット曲を歌って踊っていましたが、一番キレキレのダンスでした

ハイヒールでステップ

さすが、本物。

二の腕をそっと隠すような衣装も素敵でお似合いでした

体形の維持は、若々しく元気でいられるためにも、お洒落を楽しむためにも大切なことですね。

 

それにしても寒いですね

皆さんはどのような防寒対策をしていますか?

愛犬は私の服の中にすっぽり隠れ、暖を取っています。

私は上着3枚、下はヒートテックとズボンを履いて、靴下履いて、床暖房。

寝室は北向きで寒いのですが、高級羽毛布団でポカポカ。暖房や電気毛布は使いませんが、犬のカイロが効いています。

首にはタオルを巻いて寝ています。

もちろん寝る前は湯船に浸かって温まります。

それほど冷えに悩んでいるのではありませんが、太もも後ろから外側にかけてはいつも触ると冷たいのです。お腹や内ももは温かいのですけれど。

そしてぼこぼこセルライトが

脂肪細胞の変な塊が、血流やリンパの流れを阻害していると思われます。

だから冷たいのね

当院の優しいスタッフたちが、私のセルライトを何とかしてくれるということで、定期的メンテナンスを始めました

今年の春には、ジャズダンスのちょっとした発表会に参加することになりましたので、あと3ヶ月間集中インディバケアをお願いしてみようと思います。全身が温まり、気持ちいいです。

ついつい自分自身のメンテナンスは後回しになりますが、腕のいいエステティシャンに囲まれていますので、彼女らの力をお借りして頑張ります

見た目の美しさ、若々しさはお顔だけではありません。

体形維持もお忘れなく。

 

 

2025.01.28

二日酔い

貴重な日曜日が、二日酔いによってグデグデに終わった

いい年して飲み過ぎてしまうことが年に1~2回発生し、いつも深く反省することになるのですが、今回は不思議と反省する気にもならなくなりました。ええじゃないか、と。

こうなる時は楽し過ぎて飲み過ぎる訳なので、“楽しい夕べ”と“翌日のグデグデ”はセットと考えることにします宣言。

楽し過ぎたのは、3年ぶりに高校時代の友人らと再会を果たせたこと。

5人組なのですが、大人になるとなかなか全員集まれず、今回は3人で食事会。

学生時代は遊園地、スキー、麻雀、旅行などよく遊んだ仲間たち。

私の両親は頻繁に海外旅行へ出かけていたので、親の留守中を狙って自宅へ招き、みんなでどんちゃん騒ぎ。はしゃぎすぎて母のベッドを破壊して叱られたこともありました・・・

お互いの結婚式にはご祝儀なしというルールで参加したり、、、10~20代の独身時代はとにかく楽しい思い出をたくさん作った仲間です。

社会人になり、それぞれ仕事と家庭の責任ある立場として忙しくなり、会える頻度は少なくなりながらも、定期的に集まっていたので、50代になった今も仲良くさせてもらっています。感謝。

高校も大学も仕事も別々なのに、40年近く友人関係が続いているのは奇跡

君子の交わりは淡きこと水の如し。

おじさん、おばさんは1次会で解散です

そして、診療に影響が出ないよう、楽しい飲み会は必ず休日前にやることをお約束します

 

生涯現役

北里大学形成外科同門会の勉強会と新年会に参加しました。

久しぶりに大学関連の行事に参加したのですが、若いドクターから退官後の大先生まで幅広く出席していました。

大学はアカデミックで、臨床と研究をバランス良く行うよう指導しているようです。

思考を含め、医師としてレベルアップすることをきちんと教育している様子が伺えました。

若い先生方も落ち着いてしっかりした雰囲気でした。

私のような末端の開業医にとっては、身の引き締まる思いです。

 

驚いたのは、70歳過ぎのシニアドクター先輩方が今でも現役で手術をされていること。

匠の世界です~

戦後生まれの諸先輩方は、若い頃(1970~80年代)、医師として猛烈に修行されており、今でいうパワハラ・ブラックは当たり前の医学界。単なる手術スキルに留まらず、デッサンも学んでいたとか。他にもメカニックなことや、写真、工作など幅広い趣味をお持ちな方が多く、教養も深い。とにかく“仕事好き”な集団なのです。だからこそ生涯現役でお仕事ができるのでしょう。

仕事が好きという空気で満たされていました。

私も美容医療大好きなので(研究は苦手)、とても居心地のよい時間を過ごすことができました。

医者は日曜日だろうが何だろうが、勉強するんです。自己研鑽命。

大先輩は、深夜3時まで仕事をして朝7時に起きるとか、

朝3時半に起きて始発で仕事に行くとか、もうワーカーホリックの極み

でも、好きでやっているから、全く悲壮感がなく、かえって楽しそうに見えるのが美しいとすら思えます。

そして人の役に立っています。

いいなぁ。

匠先生方の足元にも及びませんが、私もまだまだ頑張ろう

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