アイメークを考える
いつの頃からか、アイメークを卒業した私。
20代の頃は、マスカラのない目元なんて考えられなかった。
眉毛もそう。眉毛を書き足さない顔なんて、恥ずかしくて人に会えなかった。
30代子育て中は、毎日塗ることはやめたものの、会合やら集まりのある時はアイラインとマスカラ、アイシャドーは手放せなかった。
だんだん、使用頻度を減らしていくと、たま~に塗った時に落としきれないメークの色素が微妙にまぶたに残ることに気づいた。その残存色素は2~3日すると消える。
ということは、一度塗ってしまうと、2~3日パンダのような顔で過ごさなければならない。
(メークをすれば誤魔化せるのだろうが、この時点で毎日メークする習慣はとっくになかった)
しかも、メークがわずかに眼球に入るせいか、目の違和感が耐えられなくなってきた。
コンタクトレンズもしていないので、目が異物に慣れていないせいもあるだろう。
パンダ色素も違和感も耐えられくなったころ、私はすべてのアイメークをやめた。
自然の成り行きである。
やめて不都合はあっただろうか。
『ない』
眼窩という空洞に眼球(目玉)が入っている。
まぶたの下には筋肉と脂肪はあるが、下に骨はないため、支えが弱い。
しかもまぶたの皮膚は薄いから、シワ・たるみになりやすい部分だ。
そんな脆弱な皮膚に、毎日メークを施してクレンジングで洗い流していたら、皮膚は緩むし色素沈着も起こすだろう。40代も過ぎれば、目元の加齢変化が気にって当然。
そこですぐにアイクリームを塗るとか、エステに行くとか、美容医療を受けて何とかしようという発想は間違っていないだろうか。
毎日メークで肌を酷使する生活習慣を改めるべきだ。
甘いものを食べながら、エステに通うのと同じだと思う。
痩せたければ、まず食事のコントロールが先決。
まずはアイメークを卒業すること。
これだけでも目の周りのくすみはだいぶ良くなるはず。