12月らしい診療が続いています。
年末なので、皆さまのご期待に応えようとあれこれ治療内容を増やしてしまうので、だんだんズルズル診療時間が長引いてしまいます
ここで焦ってしまうと、適切な判断力が鈍ってしまい、最良の結果を出すことができません。
焦らず、目の前の患者様に集中するよう心がけています。
息子が高校生の頃、いろいろ心配で干渉するうるさい母親(私)に対して、「お前は仕事に集中しろ!」と逆切れされたことを思い出します。それ以来、診療中焦りそうになる自分に対して「集中しろ!」と心の中で呟きます。すると、不思議なくらい集中できるのです。
集中していると時間を忘れ、ズルズル診療が長引いて、次の方をお待たせすることになります 今月は担当スタッフに診療時間を意識的に声掛けしてもらうよう頼んでいます。
皆様の貴重なお時間を守るよう、スタッフが治療内容を事前に把握し、予約時間を上手に調整しておりますが、それでも生身の人間を相手にしていますと、そうそう時間をきっちり守れるものではございません。
特にヒアルロン酸注入は、かなり神経を使います。
きれいな結果を出すために、まずはデザイン。注入ポイントを正確に決めます。正しい場所に適切な量をゆっくり丁寧に注入します。そして微調整が必要です。ほんの0.05ccでも結果に大きく影響します。不足気味では十分な満足が得られませんが、入れ過ぎは絶対にダメダメちゃん。いつもいつも80%の結果を胸に刻み、ちょっと足りないくらいの仕上がりを目指しています。
また、内出血を起こさぬようしっかり止血しながら治療しますので、これまた時間がかかります。
針の刺入部からぴゅ~っと血が出たら、2分間全力で止血すると、青あざを残しません。
だから焦ってはならないのです。
最後はいろんな角度からライトを照らして最終確認をします。
凹凸がないか、シコリはないかなど診て、触ってチェック。
マッサージで馴染ませます。
注入治療は結果が一目瞭然。
「うゎぁ、上がった!すごい!」
患者さんに仕上がりを確認していただく瞬間がたまりません
この仕事をやっていて、本当に良かったと心の底から喜びが込み上げます。
私は仕事が好きだワン。
織田信長より年を取ってしまいましたが、それでもなお、もっともっときれいな治療ができるよう上手になりたい欲は止みません。これは志欲だからいい欲なのでしょう。
ヒアルロン酸注入は、加齢により顔のボリュームが減少し、たるみが気になってきた状態を改善させる治療です。
目の下のたるみ、ほうれい線、マリオネットライン、頬やこめかみの凹みを改善させます。
たるみが酷くなる前に、少しずつ治療していくと、無理なく自然なアンチエイジングが実現できます。
言い訳がましいのですが、予定の時間に診察室に入れなかった場合は、「あ、先生は集中しているんだな」と大目に見て下さいませ。
今年もあと僅か。
集中力を切らさぬよう頑張ります