医療法人社団晴栄会
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ボトックス in 済州島

学生時代から美容外科医を目指していた私は、2000年、ようやくスタートラインに立つことが許されました。

北里研究所病院 美容医学センターで美容外科研修の始まり始まり

医学部6年、研修医3年の9年越しで、美容医療に携わることができました

採用が決まった時の喜びと言ったら、今までの人生を振り返っても1~2位を争う感動です

ああ、これで念願の美容外科を学ぶことができる

 

ところが!

人生、そう上手くいかないものです。

研修1年目にして、まさかの妊娠

しかし、第一子の妊娠も1~2位を争う感動事でした。

嬉しさ100倍なのですが、カラダが言うことをききません。

美容の手術をどんどん経験して、一流の外科医になりたい気持ちと、産まれた赤ん坊を育てる責任感の両天秤でした。

妊娠する前は夢ばかりで、人生不可能なことなど無いと、本気で友人と語らったものです。

ところがもう一つの命を宿ったことにより、「人生有限」を意識せざるを得ない状況に追い込まれます。

 

美容外科は私の人生でしたから、そう簡単に諦めるわけにはいきません。

何としてでも続けたい、必死でした。

お腹が膨らんでも、ギリギリまで働きました。

今考えれば、手術室に妊婦がウロウロしていたら、周囲も気になったでしょうねスミマセン。

ちょうどその頃、韓国の女医さんが、美容医療を見学するために北里研究所病院を訪れていました。

※当時はまだ『韓国ドクター』が日本で学んでいたのです!!「冬のソナタ」が流行る前のことでした。

彼女も妊婦で予定日も同じころでしたので、親近感がわき、仲良くさせていただきました。

「韓国ではボトックス治療の研究が熱心で、脚を細くしたり、顔全体に打って肌をキレイにするマイクロボトックスという技術もあるの。日本のドクターも一緒に勉強会があるの。済州島でやるから来ない?」と誘われ、喉から手が出るほど参加したかった!今でも忘れません。

しかし、1月に出産して、産後8週の3月には職場復帰。済州島での勉強会は3月に行われる予定でしたが、さすがにハードスケジュール過ぎて、泣く泣く参加を諦めました。まさに人生有限。

それ以来、ボトックスって、いろいろな可能性を秘めた治療なのだと意識するようになりました。

上手に使いこなせるようになりたいなぁ。

当時は医師個人個人が勉強する機会を探し、技術を習得し、ボトックスを個人輸入して治療を行うような時代でした。

日本語でボトックスを学べる教科書などなく、上司の宇津木先生が、海外出張した際、英語の書籍を買ってきて下さり、それを熱心に読んだものです。

ほんの20数年前のことなのに、このように回顧してみると、信じられないくらい過去のような話ですね。

日々の診療で、ボトックスが大躍進するまでにはしばらく時間がかかりました。

つづく

 

 

 

ボトックスとの出会い

毎年4~5月は『新緑ボトックス祭り』開催。

今年は予約が取れにくいということもあり、6月まで延長しました。

ボトックスは私が大好きな治療ですので、当院に通う患者様には積極的にご紹介するよう努めています。

今月は過去最高にたくさんのボトックス治療を行いました。

当院を選んで受けて下さった皆様、ありがとうございます

 

主に以下のような内容で治療を行っています。

・眉間や目尻などへの“レギュラーボトックス

・ワキ汗対策、“エチケットボトックス

・フェイスラインから首にかけての“リフトアップボトックス

・辛い喰いしばりから歯を守る“咬筋ボトックス

・毛穴を引き締めサラサラ肌に。“ボトックスmixダーマペン

自分の経験と技術が人の役に立てることは、この上ない喜びです。

 

【ボトックスとの出会い】

遡ること2000年。今から23年前のこと。

白金の八芳園で国際美容外科学会が開催されました。

美容外科研修駆け出しの私でしたが、上司の計らいで学会に参加することができました。

そこで、信じられない光景が!

韓国人の医師が発表していたのですが、何やら顔に注射するとシワが伸びました!というスライドでした。

シワシワのおでこがツルツルに!!

えー注射でシワが伸びてしまうのですか

そんな魔法、あるんですか。

恐るべし美容外科の世界、う~ん。。。

と思いきや、私が美容外科を修行した北里研究所病院では、すでにこのボトックス治療が行われていたのです

ナント最先端だったことでしょうか。

恩師、宇津木先生のお陰です。

お陰様で、ボトックス治験の段階から治療に携わる機会を頂くことができました。

あれから23年。

注入方法は少しずつ変えていますが、安定した結果を出すことができる、安全で魔法のような治療です。

私自身は開業した2006年から自分自身に打ち続けています。

 

しかしながら、ボトックスについてネガティブな意見が飛び交うのが現実です。

・表情がなくなるんでしょう?

・顔が突っ張って不自然になるんでしょう?

・ボツリヌス菌??

上記のようなネガティブな意見ばかりを拾っていませんか。

他人(素人)の意見を鵜呑みにしていませんか。

ネット検索ばかりしていませんか。

 

20年以上ボトックス治療を行っている医師として、ボトックスに関する知識をこのブログでお伝えしていこうと思います。

つづく

目標

梅雨入り気分も治まり、心の青空が戻りつつあります。

「女心と秋の空」とはよく言ったものです。※秋ではありませんが。

少々気分が落ちても、時間が経てば回復すると分かっているので、特に気を揉むこともありません。

夏は台風や線状降水帯など発生しますし、猛暑も続く予想ですから、心の天気も大荒れになった時のために万全の備えをしておこうなどと考えてしまいます。

 

さて、本題。

皆さん、生きていく上の目標はございますか?

当院の患者様は、いわゆる「意識高い系」の人たちが多く、自分自身の顔とボディメンテナンスはもちろんですが、仕事や自分のキャリアについても向上心高く、また家庭運営や家族のケアにも素晴らしく貢献している様子です。

彼女たちの人生の一部に触れることで、単純な私はやる気を充電させていただいております

自分事だけに留まらず、どうしたら世の中を良くすることができるだろう?という社会問題まで考察し議論できると、それは至福の時間です。

 

私の目標は、1年に1つ、新しい治療を始めること。

即ち、治療手技をアップデートさせることです。

もう何年も前から、このことだけは意識して取り組むようにしています。

新しいことを始めることは、それなりにストレスがかかりますが、それが適度な刺激となり、私自身とクリニックの成長を実感させてくれます。

今年は何をしようかな??

昨年は大きな設備投資をしなかったものですから、今年は新しいレーザーの購入を検討中。

以前から気になっていたレーザーの効果を比較するために、先月からデモ体験を受けています。

スタッフを巻き込んで受けているのですが、みんなテンション上がって嬉しそう

そういう私も、シミにパチパチ当ててもらいましたところ、まだらに赤黒く反応した決してきれいとは言えない自分の肌を見て、かなり気分が高揚したことを自覚しました。

ダウンタイムすら嬉しいと感じた自分にちょっとビックリ。

自分の肌をお手入れしれもらうって、こんなにもルンルンするものなのですね。

人々を気分良くさせる美容医療って、いい仕事です この仕事に就いて本当に良かった

 

ここ数年でレーザーが革新的に進化しているということではありませんし、私は決して新しい治療にすぐ飛びつくタイプの医師ではありません。

少しでも治療効果がアップして、患者さんに喜んでもらえることが出来たら、それは医師冥利に尽きるというもの。

検討するべきことは、治療効果はもちろんのこと、ダウンタイムや耐えられる痛みであるかということ。

機器のサイズや取り扱い易さ、ランニングコスト、そして何よりメンテナンス体制でしょうか。

いろいろ複合的に考えています。

 

患者さんから、治療機器についてよく質問を受けます。

私の基本的な考えは、機器による善し悪しを議論するのはあまり意味がないと思っています。

大切なのは適応の見極めと、どのように使用するかということ。

1つの治療を1回受けて、結果ホームラン!なんてことはありません。

患者さん一人ひとりの肌質を見極め、それに合わせた治療を選択するのが私の仕事です。

治療を行う医師が惚れ込んだ治療であれば、自信を持って勧めるのだから、それで良いと思っています。

 

今年の“治療目標”が決まりましたら、また報告いたします。

 

 

 

ご変更・キャンセルに関するお願い

先週、『健全な美容医療』について考えました。

美容医療を受ける適正頻度というものに関しては、我々業界の中でも特に決まりがありません。

何となく「月1回×6回コース」などセットメニューがありますが、必ずそうしなければ効果が出ないというわけでもありません。

通う頻度、治療内容、年齢、肌質だけでなく、個人個人の健康状態や経済状況が治療結果に影響を及ぼします。

個別ファクターが多いのですが、そういうものをポチポチ入力すると、最適な治療内容と頻度が提示されるようAIに学習させられないものなのかしら?などと考えてしまいます。

いずれそんな時代が来るのでしょうか?

そういうものが無い現在、自分自身の治療経験と勘を頼りに、どのように治療を進めたら最適な治療効果を出すことができるか?を考えてみました。

【肌ルネ式スキンケア】

どの年代にも共通して言えることは、「化粧品の使用は最小限に留めましょう」ということです。

20代:肌トラブルがなければ治療の必要なし。ニキビやシミなどスポットで治療を受けることを薦める。

30代:お肌の曲がり角を感じたら、春・夏・秋・冬と季節ごとに1回程度の美肌レーザーを提案。

40代:若々しさを少しでも保ちたければ、顔面の筋肉拘縮予防目的でボトックスを始める。適度のヒアルロン酸注入も老化予防に役立ちます。

50代~:この年齢から美容医療を始めるのであれば、躊躇せず、ガンガン治療を進めましょう。美肌レーザー3種を毎月×12か月。取れるシミはどんどん取る。ボトックスとヒアルロン酸は顔が変わらない程度に取り入れる。目に見えて肌がキレイになる実感を味わっていただくことで、自信と喜びに繋げる。

 

美容医療は気分が高まった時に受けたいものですし、最初の1年間は毎月通っていただいた方が断然効果が出やすいと感じています。

そして、「あ~、本当にきれいになったなぁ」と実感できるのは3年後です。

絶対3年なのです。

だからこそ、皆様が快適に通い続ける環境を整えることが重要と考えます。

 

当院の予約状況ですが、初診予約を制限したことで、少しずつ予約が取れやすくなってきました

通いたい人がきちんと通い続けることが出来て、好ましい結果を出し、皆さまの喜ぶ笑顔に触れたい

 

そのためにも、当日の変更・キャンセルがないようご協力いただけませんでしょうか。

予約の変更・キャンセルは前日のお昼12時までにご連絡下さいませ。

お約束を守っていただけると、キャンセル待ちのお客様をご案内することができます。

 

何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

健全な美容医療を目指して

週末、美容医療の勉強会があり、大阪へ

金曜日の診療後、新幹線で向かい、深夜に到着。

土曜日と日曜日のお昼までミーティングが続き、その後京都に用事があって立ち寄り、東京に戻ったのはまたもや深夜

久し振りのハードスケジュールで、全身の細胞が破裂するかと思いました。

週末は別荘でリフレッシュなんて人もいらっしゃいますが、私には絶対無理

身体が持ちません。

 

さて、本題に戻りましょう。

私の愛する美容医療。

時は流れて、受ける患者さんの属性も変化しましたが、治療する医師の考え方も変容しています。

一昔前は、美容外科手術を受ける人は大変珍しく、広く万人に受け入れられるものではありませんでした。今は「一般の人でも気軽に美容医療を」というコンセプトを大手美容チェーン店が努力して打ち出しているので、美容医療への間口はかなり広がっているような印象を受けます。テレビCMはもちろん、電車内広告でも目にするようになりましたし、一般の人でもSNSやYouTubeで自分自身の治療経験を公表する時代となりました。

目を大きくしたい、鼻を高くしたい、唇をぷっくりさせたい、小顔になりたい・・・と顔の造作を変えることで、コンプレックスから解放されましょう!と言わんばかりに、まだ善悪の判断もつかない若者の心に「キレイになりたい病」を忍び込ませる悪魔がいることをお忘れなく。

不必要な治療を勧めたり、支払い能力のない人にローンを組ませたり、資本主義に生きる金亡者は容赦しません。

リアルな容姿を変化させるだけでは気が済まないのか、さらに写真を加工するので、もはや別人。

一部の人たちにとっては「加工」がデフォルトらしく、「加工しない」ことが異常というのだから、もう私にはついていけません 加工なし=すっぴん?? みたいな??

あ、そういうことか!加工はメークと同じ感覚なのでしょうね。

365日すっぴん、肌断食推奨の身としては、どうやっても盛りようのない自分の素顔と向き合いながら、「まあ、こんなものよね。」と自分の実力を受け入れて生活しています。

50歳も過ぎると、その老け顔にゾッとするのですが、若かりし頃の自分の面影を重ねてしまうから、「こんなんじゃない」と抵抗したくなるのです。でも、それが現実で、そんなものです。「もう歳だから仕方ないわよね。」と割り切る考えがある一方、「諦めたら(女は)終わりよ」と一生懸命抗う人たちもいます。まあ、どっちだって良いわけで、正解があるわけでもないから、自分が快適なように美容医療と付き合えばいいのではないかと思っています。

人工美を求めて一生懸命になり過ぎて、バランスの崩れたお顔になってしまうケースもありますが、それを希望している人たちもいるので、悪いとも言い切れません。ただ、あまりにも人工的な顔に対して、「不自然になるから美容医療は嫌」と全否定されるのは、美容医療に携わる身としては悲しいものです。それはあくまでも一例であり、美容医療を受けたら全員が人工顔(アバター)になるわけではありません。

こんな時代だからこそ、私は健全な美容医療を提供したいと思うようになりました。

HIFUで引き締めて、糸リフトでリフトアップして、目の下の脂肪を除去して、頬・額・鼻・顎などにヒアルロン酸を入れて形を変え、フラクショナルレーザーとダーマペンで毛穴を小さくさせて、、、という終わりなき美容医療旅を続けていても、決して美しくなれないことを、何となく肌感覚で理解しています。

何事もほどほどに。

私たち美容医療に携わる者は、患者さんの顔に対して大きな責任を感じています。

だからこそ、健全な美容医療を提供する1人の医師として、美容医療との適切な付き合い方を伝えることが、これからの私のやるべきことなのではないかと考えるようになりました。

やり過ぎは要注意です。美を損ねるばかりか、肌の健康まで損ねてしまうからです。中高年になると、肌のバリア機能が一度壊れてしまったら、回復までに何か月、下手をすると何年も時間がかかってしまうのです。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。

美容医療はスタンダートな治療だけでも、長い年月をかけてコツコツ治療を積み重ねれば十分効果を出すことができます。

たくさんの美容機器に惑わされませんように。

流行に流されず、自分軸をもって美容医療とお付き合いする「大人美容」を提供するクリニックでありたいと思います。

 

 

 

 

 

 

レーザー後の発疹

最近、美肌レーザー後の発疹に関するお問い合わせが増えています。

当院にご来院下さる患者さんの8~9割は、美肌レーザーを受けています。

美肌レーザーとは顔全体に照射するレーザーのこと。

皮膚の表面を傷つけないので、ダウンタイムがほとんどないのが最大のメリット

日常生活に支障なく続けられる美肌治療です。

1度の治療で劇的な効果はないものの、継続することで確実に素肌力を向上させてくれます。

 

美肌レーザーの中でも“QスイッチNd-YAGレーザー”、別名「レーザーピーリング」はやや鋭い当たり方をするため、その刺激の強さが原因で、たまに赤いプツプツとした発疹が出ることがあります。

開院当初から使用していたQスイッチNd-YAGレーザー機器は、発疹の出現する頻度が2~3割くらいあった印象でしたが、2018年に新しい機器に変更してからは発疹出現頻度が激減しました。以前は保冷剤で冷やしながらレーザー照射していましたが、現在の機器ではそれが不要になりました。患者さんも楽になったと言います。

ところが、この1~2か月、なぜかレーザー後の発疹に関する問い合わせが4~5件続きました。

パワーを強く設定したり、長時間照射すると、発疹のリスクが高まります。

その他に考えられることは、花粉症のシーズンで肌がやや敏感になっていたのかもしれません。

発疹出現自体は悪いことではなく、レーザー照射に伴う合併症の1つであり、一過性であり、まず問題になりません。多くの場合は2~3日で消退しますが、中には1週間以上かかる場合もあります。

大切なことは、出た場合の対処方法です。

ここで対処方法の復習をしておきます。

≪レーザー後発疹が出た場合≫

①冷却 ※保冷剤を使用する

②痒みを伴う場合、リンデロン軟膏またはローション(ステロイド)を直ちに使用する。

③掻かない!

ポイントは、我慢せず薬を塗ることです。

塗ったら負けとか、ステロイドが怖いとかではなく、発疹を長引かせる方が問題です。

塗れば1~2日で発疹は落ち着きますが、我慢して引っ掻いたりすると、治るまで時間がかかってしまいます。

傷跡がシミになったら困りますからね。

皆さん、しばらく様子を見ているのか、2週間後くらいに問い合わせの連絡があるため、この度ブログで注意喚起しようと思いました。

今までレーザー後何もなかったのに、突然発疹が出ることもあります。

その場合は冷却して薬を塗る!引っ掻かない!!

それさえ守って下されば、特に怖いことではありませんし、シミになることもありません。

レーザーピーリング以外のレーザーで発疹が出ることは稀ですが、ゼロではありません。

レーザー治療はそういうものであり、対処方法があるということを、今一度ご理解くださいますようお願い申し上げます。

信頼【仕事編】

あらゆるシーンで大いに役立つ『信頼関係』

目に見えるものではありませんが、お金には換算できない至宝。

全財産失っても信頼さえあればやり直せると言います。

患者さんと私たちの間で信頼関係が築かれると、治療が断然上手くいきます。

「信頼されているな」とか「まだまだ十分信頼されていない。何か不安そうだな」というのは肌感覚で分かります。

私たちは当然信頼していただけるような仕事をすることを目指しています。

例えば、以下のようなことでしょうか。

・約束(時間)を守る

・話に耳を傾ける

・質問に対して正確かつ丁寧に答える

・院内を清潔に保つ

・笑顔!

それより何より信頼されるポイントは、『満足する治療結果を出すこと』です。

そう、『結果』なのです。

ボトックスやヒアルロン酸注入は比較的治療効果が分かりやすく、早く結果を出すことができます。

しかし、レーザー等の美肌治療は、コツコツ治療を繰り返すことでゆっくり効果が出るものです。

私たちの提唱する肌ルネスキンケアは、ファンデーションに頼らない素肌づくり。

目標の肌を手に入れるには最低1年~3年かかる長い道のりです。

通って間もない頃は、「まだ疑われているな」と感じることもありますが、ある時急に“信頼の妖精”が現れる瞬間があります。

その瞬間に触れると、この上なく嬉しくて嬉しくて、この仕事を続けて良かった(ホッ!)と心から思えます。

信用貯金が増えましたって感じ。

お金も大切ですが、信頼はもっともっと人生に光を照らします。

 

仕事の成功は、信頼関係を築けるか否かにかかってきます。

いや、人生の成功と言っても過言ではありません。

最近「承認欲求」という言葉をよく耳にしますが、信頼される仕事を積み重ねることで「承認欲求」は満たされます。SNSなど虚構の世界で承認される努力を積み重ねるより、まずは目の前の人を大切にすることです。

人生有限ですので、自分のできることなど限られますが、日々コツコツと信用貯金を殖やしたいと思います。

 

 

Trust & Respect

昨年10月脳梗塞で倒れた父は、半年ほどかけて、だいぶ回復したというか、その状態に慣れてきた様子です。

高齢者住宅で、ヘルパーさんや訪問看護や友人やデイサービスの助けをフルに借りて、生きがいを模索しながら暮らしています。

この半年間、父の生活を立て直すためにかなりエネルギーを注ぎましたが、最近ようやく私自身の心の余裕という余白を感じられるようになりました。

久し振りに歯のクリーニングへ行ったり、ずっと気になっていた耳の違和感を解決するべく耳鼻科受診も済ませました。

脳もだいぶ錆び付いていましたが、数時間集中して読書することも出来るようになりました。

自分メンテナンスをすると、大切に生きているような気持ちになれます。

 

そして、仕事のこと。

ずっと中途半端にやりかけていた『人事制度』を完成させようという気持ちが再浮上してきました。

当院はお陰様で患者様に恵まれ、集客という課題はクリアしています。

同じエネルギーを注ぐなら、あくせく不必要な消費を煽る集客方法に勤しむよりも、目の前の患者様に集中して治療結果を出すことのほうが、本質的に満足度の高い結果が得られると確信しています。

次なる課題は、優秀なスタッフが「希望と遣り甲斐を感じて長期間働ける職場にする」ということです。

セミナーに参加したり本を読んだりして、給与を決める基準は作成しましたが、ガラス張りではありません。

クリニックが求める人間性や職業能力を明文化し、1人ひとりが自己の能力を高め、患者様の喜びに貢献できる人物となることを切に願います。

今年の年末までに、新しい『人事制度』を完成させることを宣言します

スタッフも巻き込んでこのプロジェクトを進めて参ります。

名付けて『Trust & Respect』プロジェクト。

院長もスタッフも患者様も、皆が互いに信頼できて尊敬される関係になることを目標にします。

信頼と尊敬を得るには、まずは相手を思う気持ちが必要です。

そのためには自分の心に余白が必要です。忙しすぎないこと、そして器を大きくすること。

易きに流されず、学びを続け、徳を積んで深みのある人間へと成長したいです。

信頼と尊敬のある人間関係の構築には時間がかかりますが、諦めず取り組んでいこうと思います。

新年度に向けて

桜のシーズン、年度末ですね。

この季節になると、クリニック開院準備のために物件を探していた時を思い出します。

2歳と5歳の子供を連れて、今のクリニック物件を契約した時、マンションの窓から北里研究所の桜が見えました。しかし、その桜は北里研究所建替え工事の際に、窓から見えない場所に移動してしまいました

これは近所の雷神山公園、なかなか立派な桜並木です。

桜を見ると1年の区切りを意識してしまいます。

 

さて、この4月からスタッフの黒崎が鍼灸の学校に通うことになりました。

知識と技術をステップアップさせ、もっと自信を付けたいとのこと。

黒崎は明るい性格で思いやりがあり、患者さんからも人気者。

トリートメントのあまりの気持ちよさから『黒魔術』と呼ばれるほど

今のままでも十分人の役に立っているのに、まだまだ先をみて成長しようとする意欲と行動力には感心してしまいます。

久し振りに黒崎の技術チェックのためカラダを揉んでもらいましたが、どこに触れてもこの上なく気持ちがいいのです 当院で5年5か月勤務していますが、技術力の高さは私が保証します。

4月からは土曜日のみの出勤となりますが、これから3年かけてさらに磨きをかけ、今後も皆様のお身体の癒しにお役に立てることと期待しております。

 

そして、当院には新しいメンバーが2名加わりました。

2人ともエステティック歴10年以上のベテランです。

当院のお客様に、変わらず安心して通い続けていただけるよう精進して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

50代からでも遅くない

「40代からのシミ・しわ専門美容皮膚科」

と掲げているせいか、当院に通うお客様の年齢層は40~50代が多い。

例えば、本日の診療は10人。

40代 3人

50代 3人

60代 2人

70代 2人

・・・でした。

美容医療を効果的に受けていただくには、40歳前後くらいからレーザーによるスキンケアを習慣にしていただきたいという願いから、「40代からの~」と謳っています。

あまり老化が進行しないうちから、エイジング対策をした方が、若々しさが保てるからです。

一方、十分な新陳代謝と再生能力があるのにも関わらず、20代~30代前半の若すぎるうちからあれこれ手を掛け過ぎるのは、意味がない?かえって肌に悪い?と訴える医師も少なからずおります。私もそのように考えております。

勢いのある若い人は、極端なことに突っ走る傾向がありますよね。

それが良いこともありますが、美容(化粧品、エステ、医療含む)に関して突っ走ってしまうと、肌の健康を害するリスクが高まります。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。

では、更年期を迎えた50代以降のスタートでは遅いのでしょうか。

シミ、しわ、たるみがどんどん顕著になり、日ごとに老いを実感するお年頃です。※まさに私自身の個人の感想です。

「まずい 何とかしなければ」と焦燥感に駆られる一方、「もう歳だから仕方ないのかなぁ」という諦め心も顔を出し、揺れる~想い~♪

ちょっと待った

諦めたらあかんって。

50代スタートでも間に合いますって

本気の50代女性たちが、真摯に当院推奨のスキンケアに取り組んでいただいた結果、「あ、やっぱり違う。きれいになるんだ」って感じています。3年続けていただければ、変わるものですよ。

50代のお顔には、どんどん加齢変化が現れるのですから、それを上回るくらいお手入れしなければシミ・しわ・たるみを改善させることはできません。裏を返せば、当院推奨のスキンケアを守りながら治療を受けていただければ、きちんと結果を出すことができるのです。それが“医療”の強みです。

その結果にご満足いただけた50代女性のお客様が、

「先生、是非私の症例写真を使ってください!目隠ししなくても結構です!!これから治療を受けようと思っている人たちにとって、治療効果のイメージが湧くと思います。」と、自ら写真提供をお申し出下さいました開院して17年目ですが、初めてのお申し出に感謝感激雨あられ。ありがとうございます。

ブログやLINEなどオンライン上に写真を載せることはできませんが、院内でお見せすることが出来ます。気になる方はお気軽にお声がけ下さいませ

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