医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2021.04.27

お湯の温度に気を付けましょう

先日、温泉に浸かった時のお話。

露天風呂は源泉かけ流しということで、非常に熱く、「ひえっ」と飛び出るほどでした。

周囲を見渡しても、お水が出る蛇口が見当たりません。

仕方ないので、熱さに耐え忍びじ~っとしていたら、次第に慣れてくるものです。

10分くらい入っていたでしょうか。

私は石けんを使わないので、お湯で流して終わりです。

 

夜、パジャマに着替えるとき、ふと自分の胸部~腹部を見下ろすと、何ということでしょう!!!

皮膚がこふき芋になっているではありませんか

角質がパラパラ剝がれ落ちて、超乾燥状態になってしまいました

 

恐るべし「熱いお湯」

干からびます。

そしてかゆい!

今までも何度か恐ろしく熱いお湯に浸かったことはありますが、このように顕著に皮膚が乾燥したことは初めてでした。

私自身の加齢変化も影響しているのだろうと思います。

患者さんから、

「洗剤よりも、お湯の温度が乾燥に関係していると思う。」と言われたことを思い出しました。

更年期以降の女性(男性も)は、温泉の熱いお湯に十分お気を付けくださいませ。

 

普段塗らないボディローションを塗布したところ、すぐに落ち着きました。

いつもは保湿剤など不要ですが、極度の乾燥肌には、保湿剤が効果的だと実感。

まずは乾燥させないことが大切

熱いお湯、洗浄剤、タオルによる摩擦を控えることですね。

 

 

 

2021.04.21

美容医療の課題

「日本の医療の未来を考える会」という勉強会に参加しました。

テーマは“美容医療の課題”

 

美容医療は自費診療であり、医師の裁量権というものがあるため、診療内容に規制がありません。

管理監督するシステムがないため、野放し状態のようです。

多くの医師は、自己研鑽に励み、患者さんに利益をもたらすような治療を心掛けていると思います。

しかしながら、いつの時代も悪徳医師はいるようで、、、

儲けるために信じられないような医療行為をして、トラブルを起こしていると聞きました。

そのトラブルを治療するために受ける医療は、保険ではなく自費になるとのこと。

 

医師の意見としては、以下のような発言がありました。

「キレイになるために受けた治療でトラブルが発生したら、それは自費で治して下さいよ、という行政の判断はいかがなものだろうか。故意にトラブルを発生させているわけではないのだから。」

「美容医療そのものが、何となく後ろめたいものであり、患者さんはコソコソ受けるようなイメージを持たれているようだが、もっと明るいイメージにならないのだろうか?」

「そもそも美しさを求めるのは女性の正当な欲求であることを、男性は理解するべきではないか。」

確かにおっしゃる通りです。

 

美容医療行為は大なり小なり、人体に傷をつけることになります。

加えたダメージを上回る効果が得られると判断した場合のみ、治療をするべきだと思います。

しかしながら医療に100%はないのが現実。

マイナスの結果になることだってあるのです。

このあたりの判断は、医師の経験と技術とセンスなんだと思います。

 

私が日頃から心掛けていることは、結果100%を目指さず80%に留めておくこと。

美容医療は、やり過ぎると必ずマイナスの結果になります。

しかし「ほどほど」という匙加減が結構難しい。

もう少し・・・と欲が出ると、ついついやり過ぎてしまいます。

 

最近、美容医療のやり過ぎで肌を傷めている人を診ることが増えているような気がしています。

以前は化粧品の使い過ぎで肌を傷めている人が多かったのですが、今は美容医療を受ける人が増えたということでしょうね。

何でこんなになるまでやっちゃったの??と憤りを感じることもしばしば。

皮膚をちゃんと診察していないのかしらと思ってしまいます。

 

化粧品によるオーバートリートメント(塗りすぎ・擦り込みすぎ)は、皮膚のバリア機能を破壊します。

トレチノインやピーリング剤は気を付けて使用しないと、キメのないツルツル肌(ビニール肌と言う人もいます)になってしまいます。

余計な化粧品をやめてもらい、適切なレーザー治療を行うと肌質は改善することが多いのですが、時々「何でこんなに回復しないんだろう?」と思う症例にも出会います。根掘り葉掘り詳しくヒアリングすると、化粧品が大好きでいろいろな商品を塗りまくっていた過去があったりします。相当肌がダメージを受けていたのだと推測します。

1人ひとりの皮膚の厚み、キメ、オイリーなのか乾燥なのか、敏感肌か、年齢、傷の治るスピードなど考慮しながらスキンケアと治療方法を考えます。

 

皮膚の美容は奥深く、魅力的な世界です。

美容医療の課題は「やり過ぎない」ではないでしょうか。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですね。

 

 

2020.07.18

肌ルネ

皆さん、肌ルネしていますか?

肌ルネとは、素肌で過ごせるライフスタイルのことです。

化粧をやめる、を始めるのです。⇒肌ルネはこちら

素肌にこだわり、どこまで素肌をきれいにできるか?を追求したスキンケアです。

 

最近、患者様と接して美しいと感じたこと。

●ネイルアートをやめて、きれいに切り揃えた清潔感のある爪。

●エクステをやめて、自まつ毛になった目元。

●巻髪ロングヘア―をバッサリカットしたボブのヘアスタイル。

●ファンデーションをやめて素肌になった清々しい肌。

 

余計なものを削ぎ落す潔さと清潔感が、私にはとても心地よく感じます。

自分自身がシンプルに生きたい、そのように考える年齢になったのだと思います。

お化粧品によるスキンケアは、もはや限界でしょう。

あれこれ塗ったって、本当のキレイな肌にはなりませんから。

やめるが一番。

お化粧品をやめて、毎月レーザー治療をコツコツ受け続けることが、

美肌への最短ルートです。

 

肌がキレイになると、QOLが格段と上がります。

気分が良くなる⇒笑顔が増える・やる気も出る⇒周りも幸せ⇒良好な人間関係の構築⇒仕事も勉強もはかどる⇒自信がもてる

肌ルネと美容医療のセットは、この好循環をスタートさせるトリガー的役割を果たします。

いい仕事です

 

 

2020.05.12

肌を傷めない生活のススメ

急に気温が上がり、マスクが暑苦しく感じます。

マスク内が蒸れて、肌にはあまり良くない環境です。

30度を超す真夏でも、マスクを着用することがスタンダードになるのでしょうか。。。

 

家で過ごす時間が長くなり、メークをする必要が無くなったせいか、お化粧品の売り上げが減少しているようです。これをきっかけに、『肌を傷めない生活』ということを考えてみましょう。

加齢に伴い、皮膚のバリア機能や免疫力が低下します。

新陳代謝も低下するので、傷の治りが遅くなりますよね。

皮膚の健康を維持するためには、若い頃から『肌を傷めない生活』を心掛けていただきたいものです。本日は肌を傷める外的要因を考えてみました。

 

1)擦らない! 以下の行為を慎むことが美肌への近道です。

洗顔料で顔をゴシゴシ洗う(スポンジやタオルはNG)

シートタイプのメーク落としで拭きとる

タオルで無造作に顔を拭く

コットンで化粧水を擦り込む

スポンジでファンデーションを擦り込む

ブラシでチークをのせる

 

2)化粧品をたくさん使わない!

本当に必要な化粧品は、保湿剤と日焼け止めだけです。

これは米国皮膚科学会も推奨しているスキンケアです。

保湿剤は1種類で十分。化粧水、乳液、美容液、ナイトクリームなど重ね塗りする必要はありません。

日焼け止めは“適宜”使用をしてください。在宅時に塗る必要はありません。

 

3)紫外線(直射日光)を避ける

肌に直接日光を当てないよう、帽子、スカーフ、カーディガン、日傘など使用する。

スポーツやアウトドアレジャーを楽しむときは、日焼け止めを塗る。

 

4)ニキビや虫刺されを掻きむしらない

色素沈着が消えなくなります

 

5)汗はまめに洗い流す(タオルで優しく拭く)

汗疹予防です

 

顔の角質層はわずか0.02mm、サランラップ1枚の厚さです。

愛護的にスキンケアしてあげてくださいね。

 

2020.04.15

マスクによる肌荒れ

今日も無事診療を終えました

予約数の減少に伴い、スタッフの出勤も減らしています。

患者さんの体温もセンサーで計測し、

今まで以上に換気と消毒に努めています。

手は石けんで洗い、アルコール消毒して・・・

患者さんが触れたところはすべて消毒して・・・

レーザー治療以外はすべて窓を開けています(結構寒い

スタッフも皆マスクを常時着用し、院内でも距離をとって話します。

診療8割減を目標にします。(減らすことを目標にするなんて嘘みたいです

2割の患者様には誠意をもって診療しますが、外に出てしまうことになるので、これでいいのだろうかと後ろめたさも感じてしまいます。でも、「ここに来て安心しました」とか「元気になりました!」などと言われると、少しは医師としての役割を果たせているのかもしれない、頑張ろう、とも思えます。

来院できない8割の患者様にも、

何かお役に立てることはないか?と考え、

いつもお使いいただいているお薬・サプリメントを送料無料で送ることにしました。

 

人と会わない今だからこそ、お化粧品を手放してみませんか?

何も塗らない生活にチャレンジして、

ファンデーションに頼らない素肌を手に入れる絶好のチャンスですです

これから気温も湿度も高くなりますから、化粧品を止めるには最適なシーズン。

ただし、今はマスクを常時着用するので、マスクが肌に触れる部分にはワセリンで保護した方がよいでしょう。

マスクで肌が擦れたり、

マスク内が蒸れることで、その水分が蒸発する時にかえって皮膚が乾燥したり、

常在菌のバランスが崩れたりすることが考えられます。

ニキビは悪化しますね。

数年前までは、診療でマスクによる肌トラブルをよく目にしました。

マスクの内側にガーゼを挟むよう指導すると、肌荒れは改善していましたが、今はガーゼも不足しているのですね。

私たちのような、何も塗らない本物の素肌になりますと、マスクでトラブルを起こすこともなくなります。

最近、当院に通っている方たちのお肌を見ても、マスクトラブルの人はあまりいません。

みんなお肌を鍛えて強くなったのだと思います。

健康的な素肌はバリア機能が丈夫なのです。

 

 

 

 

 

2020.03.17

眉毛と口紅

目元のくすみ、クマが気になる方は、

あれこれ治療を考える前に、

まずはアイメークを卒業したらどうか?

という内容を昨日書きました。

 

メークは肌を傷めるので、肌の健康を考えるとやめたほうがベターです。

しかし、何事も表裏一体。

メークだっていいことはあるはず。

それは、ぼんやりした印象の顔をはっきりとさせてくれることです。

メークをする上でもっともインパクトのあるパーツは『眉毛』

眉毛が薄いと、どうしても寂しい印象になってしまいます。

だからこそ、天然素材である自眉毛は、抜いたり剃ったりせず大切にしたいものです。

眉毛も加齢とともに薄くなります。

抜いたり剃ったりして、眉毛を書き足せば、自眉毛はどんどんダメージを受け薄くなります。

そして、一生書き足さなければならなくなり、アートメークなんて選択肢もあがってきます。

私個人的には天然自眉毛こそがもっとも美しいと感じているので、本当に天然毛を大切にして欲しいと願います。

ところが、もともと眉毛が薄い人もいます。

この場合は、眉メークは意味のあることだと思います。

少し書き足すだけでも、顔がはっきりします。

無いものは足すしかありません。

 

メークでもう一つ印象をがらりと変えてくれるものは、『口紅』

唇の血色が悪い人は、肌色に合う明るい口紅をさすだけで、お顔がぱっと明るくなります。

私自身も、何かフォーマルな会がある時は口紅だけ有効活用しています。

ただし、口紅を使い過ぎると、唇が乾燥してめくれてくるのも事実。

利用頻度は最小限にとどめています。

 

このように、メークはぼんやりしたお顔にメリハリをつけ、好印象にしてくれるメリットがあります。

メークのメリット、デメリットを考え、必要な時に利用できると良いのでしょうね。

2020.03.16

アイメークを考える

いつの頃からか、アイメークを卒業した私。

20代の頃は、マスカラのない目元なんて考えられなかった。

眉毛もそう。眉毛を書き足さない顔なんて、恥ずかしくて人に会えなかった。

30代子育て中は、毎日塗ることはやめたものの、会合やら集まりのある時はアイラインとマスカラ、アイシャドーは手放せなかった。

だんだん、使用頻度を減らしていくと、たま~に塗った時に落としきれないメークの色素が微妙にまぶたに残ることに気づいた。その残存色素は2~3日すると消える。

ということは、一度塗ってしまうと、2~3日パンダのような顔で過ごさなければならない。

(メークをすれば誤魔化せるのだろうが、この時点で毎日メークする習慣はとっくになかった)

しかも、メークがわずかに眼球に入るせいか、目の違和感が耐えられなくなってきた。

コンタクトレンズもしていないので、目が異物に慣れていないせいもあるだろう。

パンダ色素も違和感も耐えられくなったころ、私はすべてのアイメークをやめた。

自然の成り行きである。

やめて不都合はあっただろうか。

ない

 

眼窩という空洞に眼球(目玉)が入っている。

まぶたの下には筋肉と脂肪はあるが、下に骨はないため、支えが弱い。

しかもまぶたの皮膚は薄いから、シワ・たるみになりやすい部分だ。

そんな脆弱な皮膚に、毎日メークを施してクレンジングで洗い流していたら、皮膚は緩むし色素沈着も起こすだろう。40代も過ぎれば、目元の加齢変化が気にって当然。

そこですぐにアイクリームを塗るとか、エステに行くとか、美容医療を受けて何とかしようという発想は間違っていないだろうか。

毎日メークで肌を酷使する生活習慣を改めるべきだ。

甘いものを食べながら、エステに通うのと同じだと思う。

痩せたければ、まず食事のコントロールが先決。

まずはアイメークを卒業すること。

これだけでも目の周りのくすみはだいぶ良くなるはず。

 

2020.01.25

あなたの素肌が地球を救う

10年以上前に勤務してくれたスタッフと久しぶりの再会。

彼女は妊娠をきっかけに退職したのですが、とても心優しい人で、何となく気が合います。

退職後もずっと年賀状のやり取りがあり、時々会うこともありました。

職場を離れても続く人間関係って、とても嬉しいものです。

 

彼女が働き始めたのは2008年でしたので、もう12年も前のこと。

私が日課で読んでいた日経新聞を、診療中も何気なく診察室のデスクの上に置いていたら、

「こんなにきれいなクリニックに、新聞が置いてあるのはどうかと思います

と優しく指摘してくれたことで、ハッとさせられました。

そうだ、ここは家ではなくクリニックなのです。

開業してから数年間、エステティシャンから教わった接客の極意は、医師の私には欠けていたものばかりでした。

他にも、私が頼みごとをする場合でも「ありがとうございます」って言われるのです。

ふつうは頼んだ私が言うべき言葉だから、変だなぁと違和感がありましたが、

今では「ありがとう」が積極的に言えるようになりました。

当院で働いてくれるエステティシャンは心がきれいなので、

一緒に気持ちよく働けることが私の宝でしょうか。

 

さて、久しぶりに会う元スタッフは薄っすらファンデーションを塗っていました。

開業してから数年は、スタッフはメークをしている人もいたのです。

最初の頃は禁止にしていませんでした。

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」と謳っているのに、スタッフがファンデーション塗っていたら説得力ないですよね。

いつの頃からか、スタッフも自然とノーメークになってきました。

今は全面禁ファンデですけれど。

薄っすらメークの元スタッフは、私に会うと申し訳なさそうに、

「すみません、ファンデーション塗っています 塗らずに会いに行こうかと思ったのですが自信がなくて・・・」と謝るのです。

そういえば、当院の患者さんでファンデーションを止められない人も、

私に会う時は「すみません・・・」と謝ります。

 

良く考えたらすごくないですか!!

メークしている人がすっぴんの私に謝罪するんですよ!!!

今までは「ノーメークでごめんなさい」と言うことはあっても、

メークしている人が「メークしてごめんなさい」と謝ることはなかったですよね。

おお、、社会が、常識が変わり始めている予感。

あと10年、20年したら、

「えー、まだファンデーションなんで塗っているの?」

って言う社会になると信じています。

まさにタバコがそうですよね。

私が学生の90年代は、病院実習の時に医師である先生がタバコを吸いながら学生に教えていたものでした。

診察室ですよ。

そんなことは今では考えられません。

だ・か・ら

ファンデーションもそのうち時代遅れになる信じて、私はすっぴん活動に励みます。

不必要な化粧品の使用は、環境汚染の原因となります。

水を汚すし、プラスチック容器のゴミは溢れるばかり。

これを少しでも減らすために、私のすっぴん活動は続きます。

 

2019.11.22

無添加化粧品

化粧品会社のファンケル会長、池森賢二さんが、今月の日経新聞『私の履歴書』に連載されています。

化粧品ビジネスを始めたきっかけは、きれいだった奥様の化粧っ気がなくなり、顔にたくさんの吹き出物が出ていたことだったとか。

その理由が、それまでに使っていた化粧品が肌に合わなくなって肌荒れをおこしていたようです。

昭和50年代あたりから「化粧品公害」が社会問題になっていました。

池森さんが知り合いの皮膚科の先生に話を聞いたところ、化粧品の中に含まれる添加物が原因で、接触性皮膚炎で外来を訪れる患者さんが後を絶たなかったとか。

化粧品は傷みやすいから、防腐剤・酸化防止剤・殺菌剤などを添加することで3年もたせるようにしています。

それならばと、添加物を抜いた試作品を作って試したところ、「家内が使うと効果てきめんで、肌荒れが嘘のように治った。」そうです。

私は「無添加化粧品を使ったから効果があったのではなく、添加物いっぱいの化粧品をやめたことで肌が回復した」と言い換えたいですね。

化粧品による肌ダメージは、化粧品を止めれば回復してきます。

そこで、池森さんは正義感を抑えられず、無添加化粧品を作ろうと決意します。

また、このようなことも書かれていました。

「とにかく化粧品の問題は何種類も使い過ぎること。既存のメーカーは次から次へと新製品を送り出し、消費者は振り回されている。美しくなりたいと願う女性の心理を巧みに突いてくるやり方だ。」

「化粧品は女性に夢を売っているんです。おしゃれなデザインの容器で、いい匂いがする。それを鏡台に並べ、ぜいたくな気分を味わう。薬みたいな容器に入れてもだれも買わないと思う。(化粧品会社)」

昭和50年代に、すでに化粧品の害に気が付き、女性の肌への悩みを解決したいという志のもとでファンケルは化粧品を作っていたのですね。

社長の立派な志があるからこそ、大きく成長して、長年続く企業でいられるのだと思いました。

 

私は、無添加化粧品を飛び越えて、「一層のこと化粧品を止めてしまいましょう!」と言いたいです。

不要なものを塗りまくって、肌荒れを起こして、悩んでいるなんて馬鹿げていると思いませんか。

※無添加化粧品とは、ある特定の物質を含まないことを意味しているので、それ以外の添加物を混ぜていても“無添加”と言うことができますので注意が必要です。決して肌に安心ということではありません。

 

スキンケアの原則は、「肌の保湿成分(セラミド)を逃さないように、各層構造をきれいに保つこと」 これが保湿です。

化粧品を塗ったり、洗顔料で落としたり、ゴシゴシ擦ると保湿成分が流出してしまい、私たちが自ら作り出している保湿成分が失われてしまいます。

化粧品で保湿成分を洗い流して、それで人工でケミカルな保湿剤をどんどん塗り足していく・・・

基礎化粧品の効果は、「皮膚から水分が蒸発するのを防ぐ」ことだけに意味があると思っています。

角層構造が整い、かつ、適度に皮脂と汗が分泌され皮脂膜が形成されれば、化粧品は不要なのです。

自分の細胞が、最高の保湿クリームを作り出していることを覚えていてください。

それさえ理解していれば、『ハリ、ツヤ、ふっくら若返る云々』というキャッチコピーに惑わされなくなります。

 

繰り返しますが、基礎化粧品の効果は、「皮膚から水分が蒸発するのを防ぐ」ことだけに意味があると思っています。

池森会長のストーリーで、当院の使命である「ファンデーションに頼らない素肌づくり」に更なる自信が持てました。

今月は、毎朝「私の履歴書」のファンケル話を楽しみに読んでいます。

 

 

2019.09.19

素肌の可能性は無限大

患者様がハワイで結婚式をしたとの報告を受けました。

素肌美人の彼女は、結婚式でもファンデーションを塗らず、素肌を貫いたそうです!

ウェディングプランナーの人にはお肌を褒められ、大変驚かれたとのこと。

いや~、彼女の潔さに感服しました。

 

我々のように、普段からファンデーションなど化粧一切やめていると、何か塗っている状態が不快で塗れなくなります。

化学調味料を使った料理を摂取すると気持ち悪くなるのと一緒です。

やっぱり素肌が一番

 

他にも、大手企業の管理職の方々や、客室乗務員の方でも、ファンデーションは塗らずに口紅などポイントメークで十分きれいな素肌で優秀な女性もいらっしゃいます。

そういう女性たちを見ているからこそ、私は自信をもって素肌になることをお勧めしています。

社会的な不利益を被ることはありません。

「化粧をしないなんて社会人として失格」とか、「女を捨てた」などと言う人がいますが、あまりにも視野が狭すぎるものの見方です。

化粧をするのではなく、素肌をきれいに整えることが大切です。

私たちは20年近く素肌をキレイにする方法を考え実践して、積み上げてきたノウハウがあります。

もっとたくさんの人たちにこの方法をお伝えしたいので、微力ながらそのプロジェクトを今春から進めています。

完成は来春予定です!

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