医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2016.03.17

脱シャンプーの広がり

お化粧品を止めるのは、それほど大変なことではありませんでした。

しかし、6年前にシャンプーを止めた時はかなり勇気と根性が必要でした。

最初はスタッフでさえも、「それは無理・・・」とは言いませんでしたが、そんな雰囲気を感じました。

私も自分の口からは敢えて人に話すこともありませんでした。

密かに脂ギッシュな頭皮と格闘しておりました。

 

ところが、最近、ぞくぞくと患者さまから「先生、シャンプーを止めました!」と報告を受けるようになりました。

全然問題なく止められた人もいますが、においや皮脂のべたつきが気になって苦戦している人もいます。

男性のほうがすんなり止められるようです。そして、薄毛から復活したお写真も見せて頂いたことがあります。

いずれにせよ、6年前と比べると、シャンプーを減らそうという意識が高まっていることは事実だと思います。

 

シャンプーを止めて3~4年は、時々べたつきが気になって洗いたいという衝動に駆られることもありましたが、今となっては、シャンプーなど全く使う気にはなりません。

素髪の心地よさを知ってしまうと、何もつけたくありません。

素肌も同様、ファンデーションなんてもう私の辞書から消えてしまいました。

モノ減らし実践中です。

今年は毎日少しずつモノを減らすことが目標です。

 

 

 

2016.02.16

初ボトックス

久々のブログ更新です。

昨年、スタッフが3名妊娠、すでに2人が無事出産しました。

先日、産まれたばかりの赤ん坊に会いに行きました。生後11日でしたので、小さい!かわいい!!

産後のお見舞いは短時間で済ませるべきところを、ご主人の粋な計らいでシャンパンを用意して下さって、気持ちよくおしゃべりしてしまいました・・・ お昼から優雅なひとときをありがとうございました。

そして、産後間もないというのにとても元気そうで、またお部屋はきれいに整理整頓され、感心しました。

 

さて、そういうわけで新しいスタッフも揃いました。

仕事もだいぶ慣れてきたところで、研修も兼ねて、ボトックスを経験してもらいました。

写真を撮って、一人ひとりの表情筋を解説しながら、「あなたはここの筋肉がとても強いから、こうするとキレイになるわよ。」などと説明。

始めての経験なので、緊張するかしら?と思いきや、チクッと刺しても

「全然痛くありません。下手な美容鍼より痛くないです!」って。

下手な美容鍼って、どんな痛さなんだろうか・・・複雑な感想でした。

「先生に打って頂くので安心なんです。」だそうです。

確かに、ビクビクせずど~んと構えて頂けると、私も非常にやりやすいですね。

まもなく彼女らは美しく変化していきますので、ご来院の際はどうぞご覧くださいませ。

 

ボトックスはアラフォー世代にお勧めの治療です。

シワやたるみがまだそれほど深刻ではない時にやるべき治療です。

皮膚がピンと伸びるし、明るい表情になれます。

もうすぐ春です。

春は新年度の始まりです。

心機一転、お肌を磨いて元気に過ごしたいですね。

 

 

2015.12.19

輝く季節

クリスマスシーズン真っ只中ですね。

昨日、ボイストレーニングで表参道に行きましたが、道路が大変混んでいまして、バブル時代をふと思い出してしまいました。

学生時代も表参道イルミネーションは美しかった・・・

 

クリスマスは輝くシーズン! 何だかワクワクするものです。

当院にもキレイになりたい女性が毎日たくさん来ています。

キレイになれば気持ちも上がり、上がるからまたキレイになる。

素敵に輝いて、人から褒められるから、またまたキレイになる。

何という好循環!

そのお手伝いをさせていただいているこの美容医療は幸せなお仕事です。

お客様が幸せになって、私どももハッピー。

Universal Loveを感じる一日一日を大切に過ごしています。

 

先日のクリスマスパーティーで慣れないハイヒールを長時間履いていたら、腰や背中が痛くなり、体のメンテナンスをしていただいている治療院の男性に「ハイヒールくらい平気な筋力をつけなければダメでしょ。」と言われ、来年はもっと筋トレに励もうと密やかに心に決めました。

ちなみに、この勝負ハイヒールは「Sergio Rossi」のもので、もう10年近く履いています。年に数回しか履きませんから傷みません。

勝負シューズはこの1足だけ。相変わらず所持品少な目です。

傷んだ体に限界を感じ、プラセンタ注射をしたところ、すぐにカラダが楽になりました。プラセンタ効果を久し振りに実感。

お疲れの時にお勧めです。

2015.11.23

加齢変化の研究

昨日、『日本抗加齢美容医学会』という勉強会に参加しました。

毎年この時期に開かれていますが、日々の診療にとても役に立つ情報を得ることができます。

昨日は、顔面の加齢変化を解剖学と画像診断(CT・MRI)から考えるという内容の発表がとても勉強になりました。

すごい研究をしている先生方がいらっしゃるのだなぁ、と驚きつつ、老化のメカニズムを考えながらいろいろな治療方法が頭の中をぐるぐる回っていました。

目の周りのや頬表層の筋肉は加齢とともに薄くペラペラに伸びてたるんでしまいます。

若いころは骨にしっかり付着してピッと張っていた筋肉は、骨から外れかかりだら~としてしまいます。

このリアルな比較画像をCTとMRIで見せて頂きました。

筋肉でろ~ん、脂肪はず~んと下に下がっていました・・・

筋肉が弱くなるので、その下にある脂肪が前に飛び出してしまい、目の下のたるみやほうれい線、マリオネットラインなど顔に凹凸の影ができてしまいます。

どう考えても、顔の筋肉も『筋トレ』が必要ではないか!!と思うのですが、残念ながら確実に筋肉が増大する方法は確立しておりません。

一生懸命動かすと、皮膚は伸び縮みしますからシワになってたるんでしまうでしょう。

動かし過ぎると、筋肉は余計に伸びてしまうような気もします。

ああ、悲しき筋肉減少!これが宿命というものでしょうか。

顔の筋トレが確実にできたら・・・

しつこいですが、確実な顔の筋トレはまだ存在しませんので、くれぐれも自己流の体操はお控えください。

そして意外にも重力の影響は大きく、立位と仰臥位では筋肉と脂肪の状態が全く違いました。

やはり仰向けにお休みになった方が宜しいかと思います。

 

美容医療はすでに成熟期に入っており、マーケットが大幅に拡大することは考えにくいのですが、

それでもまだまだ様々な角度から研究を続ければ女性の美容に大きく貢献できると思います。

要はやり方次第ということです。

 

今回の勉強会では、この他にも当院一番人気のレーザーピーリングについての最新研究データや、今話題のグルテンについてのお話しも伺うことができ、実りある1日を過ごすことが出来て気分上々、ハッピーです。

2015.10.10

科学と芸術の融合

最近嬉しいこと。

お客様がどんどん綺麗になるので、周りの人からよく褒められるそうです。

それを嬉しそうに報告して下さいます。

「おかげ様で・・・」

「先生のお顔が思い浮かびました!」

「先生と出会えて本当に良かった!」

「お手入れしていなかったら今頃どんなことになっていたのやら・・・」

 

皆さま、どんどん『輝き隊』です。

綺麗でいることに遠慮なんて要りません。どんどん綺麗になって輝いてください!

私たちは、お肌をきれいにする術を持っています。

人に薬を注射することができるのは医師だけに許される技術です。

この技で、容姿に悩むたくさんの女性を解放して差し上げたい。

熱い思いで、毎日チクチクやっています。

ボトックスとヒアルロン酸注入は、確実に綺麗でいられるための美容医療です。

先日、私も久し振りに受けましたが、皮膚にハリが出て、何となく嬉しくなるものです。

ボトックスもヒアルロン酸も、厚生労働省承認の医薬品ですし、膨大な研究がなされている治療です。

ボトックスは世界80か国以上で治療されており、2014年には1400万人が治療を受けているようです。

これら治療には裏付けがあります。科学です。

 

ノーベル賞を受賞した大村先生は、「科学と芸術の融合」ということをおっしゃっていました。

美容医療もまさにその通りです。

絶対的な美のセンスは必要ですが、治療であるからには、人体にとって時に害になることもあるわけで、そこに科学が存在しなければ危ういと思います。

ボトックス注入は、まさに「科学と芸術の融合」だと思います。

確実にきれいになれる驚きの治療なのです。

知らないから受けていないのであればもったいない!

 

2000年4月、私が北里研究所病院に入りたての時、国際美容外科学会が近所の八芳園で行われました。

上司に「参加してきなさい。」と言われ、右も左も分からないまま会場に入った時、目にした発表が「ボトックス注射」についてでした。

国際学会ですからもちろん英語です。確か韓国の先生が発表されていたと記憶していますが、とにかく注射したらしわが伸びる!という衝撃的な治療を目の当たりにして、すごい治療があるものだと驚いたことを今でも覚えています。

そう、15年前の感動が、今となっては毎日のように治療している「ボトックス注入」

良いものだからこそ、15年経ってもどんどん治療件数は増えているのです。

 

美容業界でのエステや化粧品、健康食品などの流行はほんの一時的なものが多いです。それはメディアが話題作りのため、もしくは商品を売るためにブームを作っているからだと思います。それらの多くは科学的根拠に乏しいものばかりです。そんな意味不明な美容にお金と時間をかけるのであれば、ボトックスを受けて頂きたいと心から願っております。

美容医療は科学です♪

2015.08.30

野生化

今年の夏は、新たなる「野生化(自然回帰)」へチャレンジすることができました。

一つ目は、日焼け止めの使用を止めてみたこと;                         1日京都観光と、テニスをした2日間の合計3回だけ塗りました。日焼け止めを塗らない方がキメが整い、肌コンディションは確実に良かったのですが、少し日焼けしました。ひと夏でシミが濃くなることはありませんでした。

二つ目は、一度もシャンプーを使わずに済んだこと;                       脱シャンプー生活も6年目に入り、皮脂バランスは安定して絶好調です。

6月に出版した「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」のおかげで、最近ようやくシャンプーを止めたり減らしたりする人が増えています。

現在、経過をデータまとめていますので、ある程度まとまりましたら改めて報告したいと考えています。

 

先日、中学生の娘に、

「お母さんは、大人の生き方を身につけた野生動物だね。」と言われました。これには、スキンケア以外の意味が含まれているのですが・・・

野生化したスキンケアが、いかに肌や髪を健康にするかということを、身をもってレポートし続けて参ります!

 

年齢なりの新陳代謝がきちんと繰り返される肌と髪を整えることが美の秘訣です♪

40歳過ぎたら、シミやシワがあって当たり前。毛穴だって若いころよりは目立つようになります。

それを一つ一つ気にして消すような治療をすると、不自然美階段まっしぐら 😥 です。

いつまでも20代のイメージを引きずるのではなく、年齢相応でも内面から滲み出る、自信に満ち溢れた表情を作ることができる美容医療を行いたいと思います。

 

2015.08.19

肝斑とトラネキサム酸

日本人に多いシミ「肝斑」

隠れ肝斑も含めると、日本人女性の70~80%に認めると言われています。

この憎き肝斑への救世主が「トラネキサム酸」であります。

トラネキサム酸(商品名:トランサミン)は、薬局でもトランシーノという商品で販売されています。

トラネキサム酸は、1960年代から医療現場で薬として処方されています。病院では、抗炎症・抗アレルギー作用があるため、風邪などに伴う扁桃腺炎・咽頭炎の治療のために使われたり、止血剤として出血を抑えるために使用されています。

市販の風邪薬にも含まれている成分です。

このトラネキサム酸を慢性蕁麻疹の患者さんに投与したところ、たまたま併発していた肝斑が改善されたという報告が1979年に日本で発表され、それ以降肝斑の治療にトラネキサム酸が使用されるようになりました。もちろん保険適応外です。

このような発見をされる医師は素晴らしいですね。

そのおかげで、今や肝斑で悩む女性にとってトラネキサム酸内服とハイドロキノン外用剤は必須で、肝斑をだいぶ薄くすることができるようになりました。

先月の美容皮膚科学会では、「肝斑患者115例に1日2回朝・夕食後に8週間経口投与したところ、改善率70.2%で、1日3回内服と比べても同等の効果がある」という報告がありました。

先日も結構目立つ肝斑の患者さまが来院され、トラネキサム酸とビタミンCクリーム・ハイドロキノンクリームを処方したところ、1か月後には目に見えて薄くなっていました。

肝斑を薄くするのであれば、内服と外用剤だけでも十分効果があります。

残念ながら20%程度の人には十分効果が見られないこともあり、その場合はQ-Nd YAGレーザーを併用します。

しかし、純粋な肝斑だけの肌というのはほとんどなく、小さな老人斑やソバカスが混在しているケースが多いので、肌の質感とハリの向上させるためにも、Q-Nd YAGレーザーは治療の基本として捉えています。

肝斑の発生原因は3つあります。

1.スキンケア・・・お化粧品を擦り込んでいませんか?

2.ホルモンバランス・・・肝斑は30~40代女性に多いシミで、妊娠中に悪化します。

3.紫外線・・・夏は濃くなります。UVケアに気を付けてください。

私もトランサミンを内服しています。

肝斑はありませんが、内服すると顔色が良くなる気がします。

2015.07.29

抜け毛

学会で仕入れたネタをもう一つ。

1分間のブラッシングで抜ける毛の本数について。

20~40才  10.2本

41~60才  8.9本

だそうです。これ以上抜ける方は要注意! ということです。

しかしながら、毛の抜け具合は日によって違うような気がします。

ブラシの質でも違うような気がするのですが・・・

1日に100本くらいは抜けるようです。

 

私はシャンプーを止めてから、抜ける毛が少なくなりました。

お風呂場で抜けた毛を集めてごみ箱に捨てる習慣がありますので、良く分かります。

髪の毛は、見た目の美しさを左右しますので、大切にしたいですね。

 

2015.06.23

皮脂分泌増加

いつも感じることですが、海外へ出かけると髪のコンディションが狂います。

先週シンガポールへ行きましたが、帰国後は何となく皮脂分泌が多くなっています。 😥

季節的な問題かもしれませんが、出発前はもっとサラサラでした・・・

亜熱帯地域でなくても、バルセロナやパリ、ロンドンなどヨーロッパの寒いところへ出かけたあとも、やはり皮脂分泌が増えるのです。

すっきりしないので帰国後は1度シャンプーをしていましたが、それから2週間以上経ちますと元に戻ってきます。

今回は帰国して1週間シャンプーせずに様子を見ていますが、このまま何とかなりそうなのでもう少し湯シャンのみ続けてみようと思います。

 

2015.06.21

引き算の美学

「引退後、世界各地を旅してきたが、和食のすごさは引き算の美学にある。素材の良さを見極めて余分な味はむやみに加えない。調理は必要最低限に抑え、その素材を一番生かせる状態を引き出す。その考え方が世界の食文化の中でも際立った特徴だと思う。」・・・日経新聞より

サッカー元日本代表の中田英寿さんが、日本文化を世界に発信するプロジェクトに取り組んでいるらしい。

日本には素晴らしい素材たくさんあるけれども、残念ながら市場で正当に評価されていません。それは、ブランディングやマーケティング戦略が上手ではないからとか。

 

ジャンルの違いこそあれ、私の美容医療に対する「引き算美容」という考えと同じ考えだ!と感動し、引用させていただきました。

シンプル美容を極めるということは、楽をするためにやっていることではありません。

化粧品やヘアケア商品をむやみに使わず、皮膚や髪本来の美しさを引き出すための美容法。

そのためには生活習慣から見直す必要があるかもしれません。

 

目を派手な二重にして、鼻にシリコンをドーンと入れて高くする。ヒアルロン酸で分厚いセクシーリップ。

クレオパトラのようなアートメークを施したり、盛り過ぎのまつ毛エクステ。

顔中に塗りたくられたファンデーションや赤いチーク。

そうじゃないんだよな・・・ 美しくない・・・

人それぞれ顔立ちも肌も違います。それでもその人本来の素材を生かした美しさがあると思います。

「やった」感のないお顔、だけれどもキレイ。これが私の目指す美容医療です。

このような、『わび・さび』美容は、日本人にしか通用しないのでしょうか・、世界でも共感を得ることができるのでしょうか。

 

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