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カルピスとカルピスウォーターの違いをご存じですか?①
肌と栄養
東京は猛暑が続いております(これを書いているときはちょうど、東京都心で9日連続35℃越えの記録的猛暑が続いていた日でした)。
暑くなってくると、カルピス飲料のテレビコマーシャルを観ることが多くなりませんか。
夏を全面に感じるコマーシャルは、流れる曲も含めて、何ともさわやかで、見るだけでこのような猛暑でも肯定したくなるものです。
発売から100年以上日本で愛され続けているカルピスですが、カルピスの原液を薄めた飲みものと、カルピスウォーターとしてペットボトルで売られているものの違いをご存じでしょうか。
カルピスの原料
カルピスは脱脂乳を原料として乳酸発酵させ、砂糖を加えてからさらに酵母によって二次発酵させてつくられたものです。こちらはカルピス原液で、一般的にはこれを4倍に希釈をして飲みます。
原材料は、乳・砂糖/香料・大豆多糖類です。
カルピスウォーターの原料
一方カルピスウォーターは、希釈せずそのまま飲むことができる清涼飲料水です。
原材料は、果糖ぶどう糖液糖・脱脂粉乳・乳酸菌飲料/酸味料・香料・安定剤(大豆多糖類)です。
原材料の違い
カルピスの原液は主成分として乳を使用しているのに対し、カルピスウォーターの主成分には果糖ぶどう液糖が使用され、乳成分には脱脂粉乳を使用しています。
また甘味として、砂糖が使用されているカルピスに対して、カルピスウォーターは果糖ぶどう液糖が使用され、さらに酸味料も加えられています。
脱脂粉乳とは、牛乳の脂肪分を除いたものから、ほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものです。
乳成分の脂質は水と分離してしまう性質があるため、希釈することを前提としたカルピス原液には乳を使用できますが、あらかじめ水と混ぜているカルピスウォーターには脱脂粉乳を使用しているのだそうです。
また、果糖ぶどう糖液糖とは、清涼飲料水やお菓子などによく使われている甘味料です。
次回は、果糖ぶどう糖液糖について、また甘味料と肌との関係について詳しくお伝えします。