素肌をすこやかに、化粧品をやめるためのWEBマガジン!
本当はやめたいけれども、やめられない貴方へ
診察室徒然日記
先日、Netflixで『Queer Eye』という番組を観ました。
日本シリーズもあるほど人気のこの番組、わたしも友人にお勧めしてもらい観ましたが、肌ルネ的な素敵な言葉がたくさんあるので、シェアしたいと思います。
この番組は、美容、インテリアデザイナー、ファッション、料理、カルチャーそれぞれの分野のプロとして活躍する5人のファビュラスな5人組“ファブ5”が悩みを抱える一般人のもとを訪れ、外見から内面、住まいまでをトータルで改造して再出発の手助けをしていくリアリティー番組です。
その中のあるお話で、コンプレックスを抱え、白髪の生えたひげを染め、長年日焼けサロンに通い続けている40代男性クライアントに対し、美容担当のジョナサンが言います。
「日焼けをしたり、髪を染めたりして若く見せようとする時点で老け始めるんだよ。理由を知ることが大事。なぜ髭を染めるのか?あなたが日焼けしなきゃと思わせる理由は何なのか?意識を変えていかないとね。年を重ねるということは、本当はとても素晴らしいことなんだよ」。
日々、どうしても化粧品をやめられない方からのご相談を聞いていると、肌断食に興味も関心もあり、やってみたい気持ちは山々なのだけれど、「さすがに人に会うときはちょっとね…。」や、「まわりがみんな若くてちゃんとしているし、私だけが素肌っていうわけにはいかない。」「勤め先が古い日系企業でみんなお硬めだから素肌で出勤はできません。」という方がいらっしゃいます。
2019年に、イギリスのヴァージンアトランティック航空は、女性客室乗務員にメーキャップを義務付けていた服務規則を変更し、ノーメイクでの勤務を許可する方針を決めています。
今一度、身だしなみとしての化粧が見直されるチャンスなのではないでしょうか。
自分にとって、化粧をしなきゃと思わせる理由は何なのか。
化粧はあくまでも嗜好品です。
身だしなみとして強制されているものではないはずですし、ただ若く見せるためだけのものでもありません。
意識を変えていきましょう。
気持ち良くお化粧品に向き合えるようになると、少しだけ世界が変わるかもしれません。
そして、年を重ねるということはネガティブなことももちろんあるかもしれませんが、それ以上に素晴らしいことなのだということを、肌ルネを実践している方々から教わる毎日です。