SUPPIN MAGAZINE(すっぴんマガジン)素肌をすこやかに、化粧品をやめるためのWEBマガジン!

宇津木龍一先生 対談Vol.2

宇津木龍一先生 対談Vol.2

肌ルネSTORY~実践者の声~

ここでは、肌ルネを実践している方の声をお伝えします!
肌ルネをしたからこその悩みや喜びを、是非参考になさってみてください。
挫折しそうな方や、肌ルネを始めようか迷っている方が、「やっぱり続けてみよう!或いは、やってみよう!」と思えるきっかけとなりましたら幸いです。

第三回目は、肌断食を提唱した元祖で、フェイスリフト手術がご専門のクリニック宇津木流院長 宇津木龍一先生と、白金ビューティフルエイジングクリニック院長 山口麻子 との対談Vol.2です。

宇津木先生が考える湯シャンの次のステップについて、また長年診療してきたからこそ分かることについて、お話しして頂きました。

湯より“水”シャン!

肌断食の元祖 宇津木 先生が語る 
「口に入れられないものは肌にもダメ!!」

山口:
私でも始めは躊躇した「湯シャン」、2010年から始めてちょうど10年が経過しました。先生は2003年頃には始めていらっしゃったようですが…

宇津木:
今は水洗いだよ。皮脂分泌が抑えられて、さらによくなった。毛量が増えたのが経過写真で見てとれます。 日々、肌につけるものにもっと意識を持っていくべきだと思う。だってシャンプー飲めますか? 飲めないでしょう。
それなのに毎日頭皮につけていたら、毛穴から大量に吸収するから年間5ccのシャンプーを飲んでいるのと同じような状態になる。飲めないものを体内に取り入れていいことあるわけないんです。

山口:
水シャンはなかなかハードルが高いものがありますが…でも、私もシャンプーが完全にいらないところまでは到達できているので、次は水シャンにチャレンジしなければ。

宇津木:
長年診ている患者様で、肌状態が横這いだったのがぐんと綺麗になったことが続いて、何をしたのか細かく聞いていくとシャンプーをやめた、と。
シャンプーも減らした方が良いですよ、と伝えるけれど実行する人は少ないですね。でも、明らかに肌が良くなっていました。
昔から何もしない人の肌は綺麗と言われているけど正しいと思うね。

山口:
背中や額のニキビがシャンプーなどの刺激物を減らして改善する例を数多く見てきました。化粧品をやめる肌断食も、湯(水)シャンも診療のなかで進化してきたものだったんですね。

宇津木:
そう、毎日何十人もの肌を長年みていると、数をみたからこそ感じるものってあるでしょう。

山口:
わかります!感じる時があります。
急に肌が綺麗になった患者様にお聞きするとついにファンデーションをやめていたり、状態から感じることがあります。

宇津木:
医療はエビデンスを求められ、その重要性は十分理解しているよ。でも診察の中の観察から気づくことも大切だと思う。

皆が皆、肌断食をする必要はないのだけれど、10人中3 人はどんな化粧品をつかってもダメな肌がある。そういう人は一刻も早く化粧品をやめるべきです。あと、肌の変化は細かくて肉眼では見えないので、気づかないうちに悪くなる人が多い。

化粧品が良いという情報を鵜呑みにするのではなく、自分の肌はきちんと自分で管理できるのがベストだと思うよ。

山口:
宇津木先生、本日は貴重なお話しをありがとうございます。