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たるみは“コロコロ”で改善するのか①

たるみは“コロコロ”で改善するのか①

肌と女性のライフステージ

更年期
老年期

たるみ改善のためとよく伺うのが、“コロコロをしている”というお話です。

顔にコロコロとローラーを転がし、たるみ改善効果を狙うコロコロローラーは、ヘッドがプラスチック製のものから、チタン製、ゲルマニウム製、セラミック製、さらに形状もY字型やスティック型など市場に出回るものは様々です。

たるみはなぜコロコロで改善できるのでしょうか。
たるみの原因や仕組みから考えていきましょう。

たるみの原因

更年期を過ぎると、エストロゲンが欠乏し骨の代謝に関わる造骨細胞の働きが低下するため、骨は少しずつ萎縮し始めます。
子どものころに比べて親をみて「なんだか小さくなったなあ」と感じることは、親が子を、子が親を支えるという立場が逆転していく精神的な過程もあると思いますが、自分の身長が伸びたことや、親の腰が曲がってきたことに加え、骨の萎縮により、実際に確実に小さくなっているのです。

顔面骨も例外ではなく、40代と70代の女性の頭蓋骨の重さは2倍以上も差があるというデータもあります。

たとえば目の周りのたるみ(クマと表現される方も多い)は、顔面骨の目の部分の穴が次第に大きくなることで、目が落ちくぼむことが原因の一つです。

また、口周りがもたついてきて、鼻の下と上唇の間の縦ジワや鼻の下の皮膚が伸びていく感じも、上下のあごの骨が委縮して後退していくことにより生じてくる現象のひとつです。

骨量の変化は女性ホルモンと関係しているため個人差もありますが、更年期以降はどうしても避けられません。

では、コロコロローラーの仕組みと効果はどのようなものなのでしょうか。
次回に続きます。