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たるみは“コロコロ”で改善するのか②
肌と女性のライフステージ
前回はたるみの仕組みをお伝えしましたが(関連記事:たるみは“コロコロ”で改善するのか①)、今週はコロコロの仕組みと効果を見ていきましょう。
コロコロの仕組み
様々なコロコロを調べてみましたが、コロコロの一番の効果はマッサージや微弱電流による血行促進効果です。
コロコロした箇所の血行を促し、余分な老廃物をリンパ液に流して排出を促します。むくみがすっきりすることでフェイスラインや目元がすっきりすることが考えられます。
コロコロの弊害
コロコロは血行促進により、たるみ改善方法のひとつとなりますが、デメリットもあります。摩擦によるシミと色素沈着もそのひとつです。
シミの原因は3つあります。
ひとつは紫外線、もう一つはホルモンバランス、最後に摩擦が挙げられます。
目元のたるみを一生懸命改善しようとして、目の下に色素沈着を起こし、余計にたるみが目立つようになったという方も多くいらっしゃいます。
特に、肝斑のある方は、摩擦を伴うマッサージは避けたほうが良いでしょう。
たるみ対策として効果的なものは
前述したとおり、たるみの一番の原因は骨萎縮です。
そのため、コロコロでいくらマッサージしても骨萎縮は止められません。逆にマッサージをしすぎてシミが増悪することや、やり方によっては筋肉や靭帯が伸びてしまい余計にたるみを助長してしまうことも考えられます。
マッサージ自体は悪いことではないのですが、自己流によるリスクが少なく、ある程度持続した効果を求めるのであれば、美容医療に頼る方法も一つでしょう。
また、少し目先を変えて、骨量を急激に減らさないようにする方法に目を向けてみることも必要です。
ホルモン補充療法のほか、普段の生活でカルシウムやビタミンD,ビタミンKをバランスよく摂ること、適度な運動、よく噛んで食べることも骨細胞が活性化する方法のひとつです。
手をかける時間がきれいになることと比例しているとは限りません。
正しい知識を持ち、自分に合った方法を見極めて、適切なお手入れをしていきましょう。