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赤ちゃんのスキンケア
妊婦と子供のスキンケア
乳児期
2020/07/15
赤ちゃんの肌の特徴
肌の厚さは大人の約半分
大人の皮膚の表皮は約0.2㎜ですが、赤ちゃんの表皮はその半分ほどの厚さしかありません。そのため、細菌、ホコリ、花粉、化学物質から肌を守るバリア機能も十分に発揮することができず刺激に弱いのです。
乾燥肌
皮膚が薄い赤ちゃんは、水分をキープする角質層も大人より薄く、乾燥しやすいという特徴があります。四季を通して赤ちゃんの肌の水分量は少なく、夏でも大人の半分しかありません。
皮脂の量
生後すぐから2ヶ月くらいまでの赤ちゃんは頭とTゾーンの皮脂が多く、ベタベタしやすい状態です。ベタベタしている部分はホコリや汚れがつきやすいのでお湯で洗い清潔に保ちましょう。
汗をかきやすい
汗腺の数は大人と同じで、大人の3倍近く汗をかきやすく、汚れやすいです。
スキンケアのポイント
表皮が形成される0歳〜3歳の間にトラブルを繰り返すと、大人になってからもトラブルが起こりやすくなるといわれています。汚れをきちんと落として、保湿を行い、お肌を健やかに保つことが大切です。
お湯や水で汚れをこまめに落とすこと
汗やほこり、よだれなどをそのままにしておくことが肌への刺激になります。こまめに汚れを落とし清潔に保つことが健やかなお肌を保つことにつながります。赤ちゃんの肌にも石けんは不要です。ぬるま湯かお水で洗いましょう。
沐浴
- 沐浴のお湯の温度は38度〜39度が適温です。
- ガーゼはお湯を含ませて流すために使いましょう。
- 沐浴に石けんや沐浴剤は不要です。お湯のみで洗いましょう。
- 全身くまなく丁寧に洗います。垢や汚れがたまりやすい首の付け根や脇の下など、手できちんと触れて撫でるように洗いましょう。
保湿
赤ちゃん用のスキンケア剤が多く市販されていますが、お肌の刺激となる界面活性剤や防腐剤などの添加物が含まれたものも多くあります。おすすめは、「サンホワイトP−1」という商品名のワセリンです。不純物がほとんど含まれておらす、肌の負担になりません。ワセリンの使用量は小豆1/2粒分が目安です。手のひらでよく伸ばし、押し付けします。
授乳や食事の前に口の周り・おむつ替えの後のきれいに拭いたおしりに、薄くワセリンをつけることで刺激から守ることができます。
参考文献
- 『これが最新赤ちゃんのスキンケアがわかる本』 (監修)杉山 剛
- 『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』 (著)白金ビューティフルエイジングクリニック院長 山口 麻子