SUPPIN MAGAZINE(すっぴんマガジン)素肌をすこやかに、化粧品をやめるためのWEBマガジン!

ベビー用商品

ベビー用商品

妊婦と子供のスキンケア

乳児期

ベビー用商品の定義

ベビー用商品には、厚生労働省の規定する定義はありません。

ベビー用商品には『低刺激』『ベビー用』『無添加』などの他の商品と差別化をはかる言葉がついて販売されていますが、ベビー用の化粧水や乳液などのスキンケア剤やシャンプー剤も中身は大人用とほとんど変わりがなく、合成界面活性剤や添加物が多く含まれていることもあります。

ベビー用商品には

  • 化粧水
  • 乳液
  • ワセリン
  • おしりふき
  • 石鹸
  • 日焼け止め

などがあります。

化粧品の作り方と表示について

ベビー用化粧品も、ベビー用ではない化粧品も、成分の基本は水分と油分、そしてそれらを混ぜ合わせるための界面活性剤(乳化剤)です。
これに各種有効成分と呼ばれるものや、防腐剤、香料を加えてできあがります。
乳液とクリームは配合濃度が異なるものの、内容成分としては同一のものです。

また、“無添加”の表示には何を添加していないのか記載の義務があります。
表示を見て、何が無添加なのか確認しましょう。
1つの成分が無添加になることで同等の成分を添加し製品を安定させています。
無添加の言葉に安心せず、既製品が成り立つには添加物が必要なことを踏まえて使うようにしましょう。

本当に必要なもの

未熟な子どもの肌に化学物質が触れることは、減らしたいものです。
多くの化学物質が含まれた既製品を最小限にすることで健やかな肌を守ることにつながります。
例えば、ウエットタイプのおしりふきシートには、防腐剤などの添加物が含まれています。
代わりに乾いたコットンをお湯に濡らして使うようにすれば、化学物質に触れる機会を減らすことができます。
石鹸やシャンプーも汚れが気になった時にのみ使用しましょう。
スキンケア用品も石鹸、化粧水、乳液、クリームなど大人と同じようにライン使いをする必要性はなく、必要なものを最小限に使うようにします。

気をつけるポイント

健康な皮膚は何もつけなくても自ら潤うことができます。
しっとりベタベタするのはつけ過ぎです。
何もつけなくてもさらさらした触り心地を目指しましょう。

  • 人の皮脂や汚れのほとんどは34~35℃のぬるま水で落ちるということ。
  • 保湿剤はあくまでも皮脂の代用ということ。
  • 化学物質を減らすことでお肌へのダメージが減ること。

この3つを念頭に置き、健康な子どもの肌を育てたいものです。

参考文献

  • 『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』 (著)白金ビューティフルエイジングクリニック院長 山口 麻子
  • 『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』 (著)クリニック宇津木流院長 宇津木 龍一