12月はとても忙しいので、年が明けて1~2月は時間の流れをゆっくり感じています。
暇、ってことです。
人間とは負荷がかかるとコンフォートゾーンが広がるので、毎年毎年疲れる閾値が高くなっているのは確かです。
しかし、診療に掛ける時間がある程度長くなると、比例するかのようにカラダが疲れて無理がきかなくなるので、カラダにとっては少々ゆっくりしていた方が楽なはずなのですが、、、昭和40年代生まれの私にとって、楽=悪い みたいなおかしな刷り込み教育をされてきたので、「もっと頑張らなくっちゃ!!」というド根性的なメンタルが心の底からフツフツと湧き上がってくるのです。
これって洗脳ですよね、なんだか薄々おかしいっていうのは気付いているのです。
だって、ゆっくりしているからこそ、様々な知識をインプットできる時間が確保できるし、幅広い知見を身に付けることができます。
読書時間が確保できます。
最近は尊敬して止まないお釈迦さまの教えに関する書物を読むこともできたし、気になっていた仏教美術の勉強会にも参加することができました。
仏像が気になって、京都へ行って仏像見学もできました。如来や菩薩を見て興奮したのは人生初めてでした。
京都では、ワールドシフト フォーラム に参加し、世界の環境問題や社会問題についての情報を得ることができました。
爆発的な人口増加、地球温暖化問題、食糧問題、核問題などなど。
今私達が生きる世の中(東京ですが)、おかしなことがたくさんあることに、私は薄々気付いています。
とても気になるのがエネルギーの無駄遣いです。
私の住むタワーマンションの廊下やエントランスホールの暖房が過剰です。部屋より暖かいのですから。
地下に駐車場があるので、雨の日でも濡れずに外出できます。
とても快適過ぎて、こんな生活をしていては温暖化や環境破壊は進む一方だと、悪いことをしている気分になります。
同じようなタワーマンションが、次から次へと建てられています。
無節操な建築ラッシュで、東京の景観は美しさからかけ離れたものとなっています。
歩いていても全然楽しくない。
しかしながら、都心は便利で、どこに行くにも近い。
新幹線も飛行機もすぐに乗れます。
東京白金で仕事をしている以上、田舎へ移り住むこともできない。
快適な生活に満足してることも事実です。
物事ははっきり白黒つけられるものではありませんが、より正しく生きていきたいという気持ちはますます強くなりました。
私は美容医療を通じて、より正しい生き方を模索し、それを実行します。
そしてクリニックに関わる人達に、もっともっと幸せになってもらいたいです。
お客様がクリニックに通って肌がキレイに変わってくると、「年を取ることが怖くなくなりました」とおっしゃいます。
その言葉を聞くことができたら、美容医療は成功だと思っています。
自分の外見を必要以上に気にすることがなくなり、老化に対して抱いていた恐怖が希望に変わること。
幸せとは、不安や恐怖から解放され、夢と希望が持てる状態にいることだと思います。
それは本人の気持ち次第でもあります。