西郷どんのふるさと、鹿児島県へ1泊2日の旅に出ました。
1日目は『明治維新編』ということで、主に鹿児島市内を巡り、西郷隆盛を始め幕末の志士たちの高い志に触れて参りました。
2年前から高知(土佐藩)、萩(長州藩)と旅をしてきましたので、今回の薩摩藩が明治維新の締めくくりです。
日本史・世界史問わず、旅に出るとどうしてもその土地の歴史が気になるものです。
都度都度、断片的な知識しか入らないのですが、それでも続けていると何となく繋がってくるもので、それが何とも人生を豊かにしてくれます。
数年前に朝の連ドラで「あさが来た」では、大阪経済の重鎮である五代友厚をディーン藤岡さんが演じていましたが、五代さんも薩摩出身。
テレビの影響ですっかり五代さんファンになったことが、薩摩を意識するようになったきっかけでした。
彼は幕末期に藩命で英国留学をしました。15人くらいでしょうか、留学した人たちのことを「薩摩スチューデント」と呼んでいました。
当時外国へ出たことが見つかれば死罪です。
それでも行動しました。
死を覚悟して、日本の未来を危惧し、日本を植民地化から守るために。
船で英国に着くまでの約2か月間で、英語をマスター。
英国についてからは、当時の最新技術を必死で学びました。
日本人は勤勉でとても優秀だと評判だったそうです。
ちなみに西郷隆盛は留学していません。
鹿児島地元では、西郷さんは圧倒的な人気でした。
視聴率が低迷しているとの噂ですが、私は『西郷どん』を毎週楽しみに観ています 😀
ああ、やはり明治維新で活躍した武士たちは、その志の高さに胸が高鳴ります!!
薩摩はやはり島津家が素晴らしかったのです。
島津家は800年も続き、そのルーツは源頼朝の側室の子供だったそう。
島津別邸の仙厳園というお屋敷も見ごたえありました。
旅行2日目は霧島神宮 😀
神話も好きなんです。
霧島神宮は天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が祭られている神社。
ニニギノミコトの子供が海幸彦、山幸彦。この2人、とても仲が悪く、山幸彦が勢力を握りました。
山幸彦の奥さんが豊玉姫。ワニ?のような姿になって子供を産みました。
ワニの子供の名前が鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)で、玉依姫と結婚して産まれた子供が神武天皇です!!
神武天皇は初代天皇ということになっていますね。
ここまでの流れの舞台が霧島を始め今の鹿児島県だったそうです。
日本のルーツです。
ちなみに平成天皇は125代天皇。
神社を訪れるたびに神話を振り返るのですが、どうしてもすぐに忘れてしまいます。
少しでも神話を知っていると、神社参りもぐんと楽しくなります。
そしてあの厳かな空気感が心を清めてくれます。