宮古島へ行きました!
噂通り、透明な水色の美しい海でした!
お天気に恵まれ、家族で幸せなひと時を過ごすことができました。
青い空と海、水面に反射する夕日の輝き、満点の星空、自然すべての景色に神の存在を感じます。
生きる喜びと感謝を感じずにはいられない旅となりました。
美しい自然の裏には、沖縄の島々の苛酷な歴史があることをご存知ですか?
最近縄文にハマっていた私は、岡本太郎の「沖縄文化論」を読んでから宮古島に行きました。
江戸時代に入り間もない頃、琉球は薩摩の島津家に制服されます。
そして、苛酷極まる搾取に合うのです。(このあたりは大河ドラマの西郷どんにも描かれていますね)
宮古島などはもともと珊瑚でできた島なので、作物が育たず、本当に貧しいところだったと想像できます。
今日でも見渡す限りサトウキビ畑ですから。
そんな場所ですから、すべてのことは神様が決める、という心理状態になるのでしょうか。
原始的な神道のような信仰がありました。
神が降臨する場所を『御嶽(うたき)』というのですが、ここで祭りや祈りが行われていた(いる)そうです。
私たちは鳥居や御社のある神社をイメージしますが、そんな形はありません。
あったとしても石や木です。
本当に何もない極限までそぎ落としたとでも言いましょうか。
そこが信仰の場所なのに、後からやってきた薩摩の役人たちが、やれ神社だの寺だの造ったようです。
我々日本人がイメージする神道と違いますね!
土着の沖縄民俗があったのです。
旅好きな私は、その土地の歴史というものを知りたくなります。
宮古島へ行って、沖縄に大変興味を持ちました。
そもそも、ホモサピエンスは、台湾から石垣島を渡り、沖縄本土を通って、九州・本州に渡ってきた説があります。
1万年以上前には宮古島にも住みついていたのだろうと推測できます。
厳しい環境の中で、大陸の影響を受けながら育んできた島独自の言語や習慣。
今回の旅の前に、私に本とDVD(スケッチ・オブ・ミャーク)を貸してくれたスタッフの西田。
物知りな彼女に感心してしまいました。