今日の朝刊で、大変興味深い記事を読みました。
ネアンデルタール人の遺伝子が存在すると、新型コロナ感染症で呼吸不全のリスクが上昇する
我々ホモサピエンスが地球上の主役になる前に、ネアンデルタール人がいました。
※ホモサピエンスとネアンデルタール人は“種”が違います。
ネアンデルタール人は40万~20万年前から進化を遂げましたが、私たちホモサピエンスの登場により、約4万年前にこつぜんと姿を消しました。
ホモサピエンスは20万年前ごろ登場したと言われています。
現代、遺伝子研究が進み、我々人類にはネアンデルタール人のDNAを持つ人がいることが分かっています。
ホモサピエンスとネアンデルタール人が交雑したという事実
この古代人の遺伝子を受け継ぐ人はバングラディッシュや南アジア、欧州の人に多く、東アジアとアフリカにはほとんどいないとか。
新型コロナウイルスの死者数は東アジアで少なく、欧米やインドで桁違いに多い。
そして、感染者3000人の遺伝子を調べたところ、『ある遺伝子』と呼吸不全の関係が疑われているという。
『ある遺伝子』は、南欧でみつかったネアンデルタール人の標本にも存在したとか!
これについては、今後の更なる検証が必要になると思いますが、すごくユニークな研究をしているなぁと興奮しました。
私は縄文時代好きなので、はっきりしたことは分からないけれど遥か彼方昔の出来事を想像することに壮大なロマンを感じてしまいます。
だいたい、種が違う者同士が交雑するってどういうことなんでしょうか??
そしてその遺伝子が、様々なウイルスと闘いながら免疫力を高め進化しているのでしょう。
今年の新型コロナ事件も、きっと私たちホモサピエンスに与えられた試練なのだと思います。