コロナ、オリンピック、環境破壊、異常気象、温暖化など世の中がますますおかしな方向に向かっています。
世界の安寧を祈り、日本の原点を感じるために、古の都・奈良を訪れました。
のどかな景色が広がる飛鳥地方。
万葉集に出てくる「天の香久山」とか「三笠山」が、間近で見られることに感激
あっちを見てもこっちを見ても古墳だらけ!
歴史の教科書で誰もが目にしたことのある高松塚古墳、キトラ古墳、卑弥呼の墓と考えられている箸墓古墳など古墳巡りも。
新しい建築物のために土を掘ると、古墳や遺跡が出てきてしまい、発掘調査のために工事が中断されてしまうので、この地方は開発が進みにくいようです。建物の屋根は瓦を使用しなければならないとか、高さ制限とか、建築の規制が結構厳しいとのこと。
だからこそ、1300年前と同じ景色が残されているのですね。
このまま開発が進まない方が、結果的に価値が出ると思いますので、切に願います。日本の原風景をお守り下さい
聖徳太子と蘇我氏vs物部氏による仏教伝来、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足の蘇我入鹿暗殺、壬申の乱、天智天皇と天武天皇と額田王の三角関係・・・歴史を振り、ドロドロの権力争いを想像しながら、ダイナミックに動いた時代の変化に興奮してしまいます
奈良時代と言えば、日本書紀と古事記。
日本神話も欠かせません。
初代天皇である神武天皇が九州高千穂から東に向かい、熊野で迷い八咫烏に導かれ到着した畝傍山の麓。
ここに橿原宮を造ったとされていますが、今の建物が実際に建てられたのは明治に入ってからのこと。
明治時代に天皇中心の新しい近代国家を作るための意気込みだったのでしょう。
この他にも神社やお寺などた~くさんお参りしました。
世界平和をお祈りしながら
奈良時代は飢饉や干ばつ、地震、凶作、天然痘の流行など、まさに災難続きの苦しい世の中でした。
科学で解明されていないことばかりだった時代ですから、最終的には神様、仏様にお祈りするしかなかったのでしょう。大陸から入ってきた仏教が政治利用されたのも必然だったのかもしれません。
人間が己の力を過信して、科学至上主義になっている現代社会に違和感を感じています。
奈良の飛鳥地方は最高の癒し環境でした