院長ブログ

家事を外注する

私は子供を産んだ頃から、少しずつ家事を外注するように心がけました。

医師として仕事を続ける限り、子育てと仕事と家事まですべてやり切る能力が自分にはないと自覚したからだと思います。

夫は家庭的な人ではなく、自分の夢を追いかけている人でしたから、当然あてにならず

子供が産まれたばかりの頃、ベビーシッターさんを頼もうと、何度かトライしたことがありました。

しかし、当時の私には、まだ我が子を他人に預けられる力がなく、信頼できずに結局断念。

夫や私の両親に預けることがほとんどでした。

結局、下の子が小学4年生になるまでは、子育てには親の手を借りながら何とかやっていたように思います。

とは言え、私の母は家事が得意な人ではありませんでしたから、子供を見ることをはお願い出来ても、家事まで頼むことは出来ません。

私も家事は苦手でして、これは何とかしなければ生活がすさんでしまうという焦りから、家事全般をお願い出来る人を探し始めました。

週1~2回出来る人から少しずつ始め、最終的に毎日来てくれる人と出会ったのが40歳くらいの時。

今は、掃除・洗濯・料理・犬の世話まで何でも任せられるとてもいい人と巡り合い、もう8年くらい経つでしょうか。

もうこの人なしでは生きていけないと言っても過言ではありません。

 

家事を外注することに対して否定的な考えをお持ちの方もいらっしゃいます。

「料理は母親が作らなくては可哀想」とか。

そう思ってご自分でやる方はそれで良いでしょう。

しかし、私のように家事が苦手で苦痛な人は、是非「家事を外注する」ことにチャレンジして欲しいと思います。

もちろんそれ以上に稼ぐことが前提ですが

苦手な仕事を手放すと、気持ちにゆとりができます。

自分の仕事に専念することができ、パフォーマンスが上がります。

本を読んだり、勉強する時間を確保することができます。

私がこうして美容医療を続けることができたのは、両親を始め、お手伝いさんの手助けがあったお陰です。

人間、一人では生きていけません。

やりたいことに優先順位を付け、人の助けを借りながらバランス良く暮らすこと。

私は美容医療を通して、皆さんのお役に立ちたいと思います

 

日本にはあまり家事を外注する文化が根付いていないようですが、女性も男性と同じように働いていくためには、家事を外注することが当たり前になるか、男性も女性と同じくらい家事をやるようにならないと難しいのではないでしょうか。男女平等を謳っている割には、まだまだ家事時間の男女差は大きいようです。

女性が自立して仕事を続けていくには、いろいろな人の力を借りて、それに感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。