我々美容医療に携わる医療従事者は、
客観的に治療効果を判定することにこだわります。
よって、様々な診断機器というものが存在します。
メラニン色素の数値がどれだけ低下したとか、
肌のキメが改善したとか、
弾力が高まったとか、
シワのスコアが改善したとか、
そんな風に数値化したものにこだわります。
その科学的データを根拠に「医療」が行われています。
これぞEBM(科学的根拠に基づいた医療)
と・こ・ろ・が
人の感覚というのは、このデータに比例して動かされないのが事実。
数値が改善することは、説得材料の1つにはなりますが、それだけで患者さんが喜ぶとは限りません。
写真上では明確にシミが薄くなっているにも関わらず、「ほとんど効果を感じません」と言う方もいれば、
客観的に大した変化を認めないにも関わらず、「とても肌がきれいになって大満足です」と喜びを表現する方もいます。
美容に関しては感覚的に捉える部分が多く、理論的に考えるものではないということなのかもしれません。
我々医療従事者は、そのことを十分に理解しておくことで、治療効果を最大限発揮できるのではないかと考えています。
・スタッフがとても気が利いて感じのよい人だった。
・先生が悩みをよく聞いてくれた。
・院内は良い香りだった。
・BGMが心地よかった。
・待たされることなく、受付から会計までスムーズに行われた。
以上のようなことも、治療の満足度にかなり寄与しているのではないかと思います。
治療満足度を高めるためには、多角的なものの見方が必要。
とは言え、これでも私は医者の端くれですから、様々な診断機器や画像を利用して、客観的な治療効果が出せるように努めています。治療前後の写真を一緒に見ながら、治療効果を確認するようにしています。
ある女性が、「鏡に映る自分に惚れ惚れしちゃいました」さらりと発言。まったく嫌味なく、清々しさすら感じるほどでした。
このように、自分の肌に自信を持てる幸せな女性を増やすことが、私のお仕事だと自覚しています。
1つお願いがあります。
当院で治療を受けたことにより、肌の変化で自慢したいことがあれば、私やスタッフにどんどんお話しして下さい。
ご家族やお友達に褒められたとか、年齢を間違えられたとか、何でもOK
皆様の自慢話こそが、私たちの活力に繋がります。