院長ブログ

少子化問題

最近、個人的に社会問題に対する関心が超HOT、マイブームです。

YouTubeで政治に関する討論などを視聴したり、オンラインの勉強会などに参加してみたり、読書したり。

具体的には教育問題、選挙制度の問題、経済問題、少子高齢化問題、環境問題など多岐に渡ります。

私のような小市民一人が何か社会を変えられるわけではありませんが、いろいろな知識人の話を聞いて、自分なりに思考する時間が幸せであり、充実感に満たされます。

 

少子化問題について考えてみます。

世界共通して言えることは、文明化が進むと一人の女性が生涯で産む子供の数は減るということ。

日本では2021年に産まれた子供の数は84.2万人、合計特殊出生率は1.3。

2022年生まれの子供の数は80万人を切ると予想されています。先細りは必須。

もっと気になるのは、20代男性で交際経験のない人は約40%、20代女性では25%いるそうです。

ボーっとしていたら恋も出来ない時代になったのでしょうか。

それとも恋愛以外にも楽しいことがたくさんある複雑な世の中ということなのでしょうか。

もっともっと気になったのは、国勢調査によると、男性の生涯未婚率は正規雇用が17%に対し、非正規雇用は51%だということ。(女性はそれぞれ22%と8%)

男性は正社員でないと結婚しにくいということです。

それはいまだに男性が経済的に自立して家庭を支えていくという価値観が強いからです。

妻がバリバリ稼いで、非正規の専業主夫が家事と育児を主に担うというケースは確かに少ないです。

私の身近に知っている範囲でも片手で数えられる程度でしょうか。

男女間の伝統的分業が根深い日本社会独特のバイアスがあると思います。

いずれにしても、子供を産める若い世代の女性は減少する一方なので、一人の女性が5人くらい子供を産まないと少子化問題は止められるはずがありません。残念ながら、それはあり得ないでしょう。

そうなると人口ピラミッドがひっくり返った構造でも、社会が機能するようなデザインを考えないといけないことになります。

現役世代が高齢者を支えるという現状のシステムは続かないでしょう。

そうなると高齢者を諦めることになるでしょうか。

それとも驚くべき技術革新により、効率的な介護ビジネスが発展して、長生きさせられるようになるのでしょうか。

もしくは、死ぬまで働かないと生きていけないような時代

 

私が期待したいのは、驚くほど優秀な頭脳を持った若者の能力が十二分に発揮できるような社会にすること。

日本社会は出る杭をすぐに打ち付けてへし折ってしまいますが、内輪もめしている場合ではありません。

日本の存続がかかっています。

烏合の衆が1000人揃っても歯が立たない天才たちに、ドカンと富を生み出してもらう。

そして我々小市民はその恩恵を受けながらも、自分たちのやりたいことができる社会。

 

介護が必要になったら、年齢・バックグラウンド・職務経歴・資産・要介護度などをマッチングアプリに入力して、老人ホームを自動的に決められるような時代が来るのでしょうか。ケアマネージャーの仕事が要らなくなりますし、施設で働く人もAIロボットです。

今日は少子化について考えてみましたが、向こう10年くらいで我々の生活はガラリと変化する局面にいると思います。

そういうことを考えるのは未知との遭遇、ワクワクします。

人生100年時代。

還暦のお祝いに、「シミ取りチケット1万円分」を配布できる自治体があったら楽しいのになぁ。

そんな税収ありゃせんわっと怒られそうです

高齢者の肌を清潔にする美容医療という切り口で、まだまだ私の仕事もお役に立てそうです。