天皇陛下の手術を執刀された天野篤先生の本を読みました。
もちろん直接面識はありませんが、大学の大先輩です。
改めて医師としての熱い気持ちが湧きあがりました。
医師は誰でもなれるものではなく、厳しい大学入試と医師国家試験を突破し、国からライセンスを与えられています。
その長い道のりに、多額の税金が投入されています。
医師一人に1億円とも聞きます。
だから、人の役に立つ仕事をしないといけないのです。
社会に恩返しをしなければならない。
天野先生の考えには全く同感です。
私の仕事は美容皮膚科ですが、目の前の患者様を「きれいにするぞ!」という熱い思いは途絶えることがありません。
写真などで必ず記録を取りながら診療しますから、結果は一目瞭然です。
治療効果が出て、それに患者様が満足されていますと、心から「ああ、いい仕事が出来た。」と幸せを感じます。
あまり結果が出せない時は、「何故だろう?」と悩みます。治療して悪くなるのはもっての外。
患者様からは、「ほんの少しだけでも気になるところが良くなれば、とても気持ちよく過ごせるのよ。だから、先生の仕事は大切、頑張ってね。」
などと言われますと、もっと頑張ろう!という気持ちになります。
時々疲れてくると、もう少しペースダウンして働こうかしら? と思う時もありますが、私を必要としている人がいる限りはもっとアクセルを踏もうと思います。
カラダを壊さない程度に。
熱い思いを持って働いている医師はみんなそうだと思うのですが、私たちは病気で休むことがありません。
開院して8年目ですが、体調を崩してお休みしたことは1日もありません。
這ってでもクリニックに来ます。
夢中で働いていると、何のために頑張っているか?を見失うことがあります。
学生時代からの熱い気持ちを忘れないよう、真摯な気持ちでこれからも粛々と日々診療を続けてまいります。