今年もヒアルロン酸の勉強会である、APMAC(Asia Pacific Medical Aesthetics Congress 2014)に参加して参りました。
今まではフィリピンで開催されていましたが、今年は韓国ソウルです。
2日間、しっかり勉強して参りました 💡
今年の3月には日本でもヒアルロン酸(ジュビダームビスタ)が厚生労働省の承認を取得しています。
ヒアルロン酸注入自体はもう20年近く前から行われている治療ですが、ヒアルロン酸自体も様々な工夫から品質も向上し、様々な種類が販売されています。
注入方法も世界中のドクターによる様々な創意工夫により、驚くような結果を出すことができます。
別人に変身?することもできます。
鼻を高くして、顎をとがらせて、額に丸みを出して、頬をふっくらさせて、眉毛を吊り上げてetc・・・
まるで手術したかのような別人の仕上がり。
いろいろな勉強会で症例写真を拝見しますと、本当に驚きます。
シワやたるみの治療というよりも、「造作医療」
私自身は、顔の造作を変えてしまうことにどうしても抵抗があり、あくまでも加齢による変形を優しく修正する程度の治療のみ行っています。
美容医療が手軽に受けられるようになったことはいいことですが、20代の若いころからあまり顔をいじり過ぎると、精神的にエスカレートする危険性がありますし、加齢とともに変形する可能性も否定できません。芸能人でも思いつくような人はいますね。
そう考えるとあまり安易に広めるのはいかがなものかしらという心配もあります。
きれいになりたいと思って受けたものの、「えっ、こんなはずでは・・・」の悲劇は避けなければなりません。
この問題は残念ながら、医師個人個人の倫理観に大きく左右されるでしょう。
そんなことをあれこれ考えさせられる会合でしたが、帰りの空港で他の先生たちの飲んだビールは楽しかったです!