随分久し振りに、親戚の結婚式に参列しました。
甥が27歳で結婚、おめでとうございます
我が子が結婚するイメージを勝手に膨らませながら、涙腺が崩壊しそうになりつつ、珍しく塗ったマスカラでパンダになってはならないという冷静さが際どく勝利。ぐっと堪えて平常心を保ちました。
50人くらいのコンパクトな披露宴で、会社関係の人も少なく、形骸化した上司のスピーチ連発ということもなく、ほのぼのとしたお祝いでした。そういえば、恒例友人の芸というのもありませんでしたね。
最近は、同居⇒入籍⇒(結婚式)という順番がトレンドだとか。
結婚式は恥ずかしいし、お金もかかるし、やらないというのも合理的なのでしょうね。
小さい頃はうるさくて落ち着きがなく、親戚の大人をイラっとさせた甥が、素敵な女性と恋愛結婚に至りました。
晩婚化・未婚化と叫ばれるこのご時世に、何とも喜ばしい限りです。
結婚は賛否両論ありますが、私は自分自身が結婚して、たくさん苦労も経験しつつ、喜びの方が100倍返しだと感じていますので、結婚はチャレンジする価値が大いにありと思っています。
25歳研修医の時の出来事。黄昏時の病室で、担当した50代女性が「私は仕事で成功した。けれど子供を産まなかったことだけは後悔している。」と語った時、子供嫌いの私の心に何か変化が起きました。
今となってはこの女性に感謝してもしきれません。
それ以来、若い人には「生理的嫌悪感さえなければ付き合ってみればいい」と伝えています。
自分の自由がなくなるからとか、お金がないからとか、結婚しない理由をあれこれ並べる人もいますが、結婚や子育てを通して人はグンと成長する可能性があります。この経験値は侮れません。
上手くいかない時もあります。
我慢が必要なこともたくさんあります。
家族喧嘩で落ち込むこともあります。
人知れず涙することもあります。
山あり谷ありですが、やはり喜び100倍です。
若い人たちが、普通に胸キュン恋愛を楽しんで、一緒に暮らせるような社会だと夢があるのではないでしょうか。
家庭を持つことに憧れるような社会にしていくために、私たち大人ができることは何でしょうか。やはり、子供たちが憧れるような家庭を親が見せることではないでしょうか。そう、大人が楽しんでいないと。
いい恋愛をたくさん楽しんで欲しいと思います。
20代の愛すべき対象は「男性」でしたが、30代になり「子供」へシフト、40代半ばからは「犬」へ・・・
50代以降は「生き物」、いわゆる人類愛・動物愛・植物愛へと広がりそうです