9月3日、4日は「日本美容外科学会」が、水道橋の東京ドームホテルで開かれました。
今年は目新しい内容も少なく、あまり勢いを感じられず 😥
数年前と変わったなと感じたことは、中心となる医者の世代が交代したせいか、様々な情報があっという間に流れているということ。
Facebookなどのコミュニケーションツールも拍車をかけていますね。
しかし、すべての情報が正しいわけではありませんので、判断は慎重にならざるを得ません。
今はたくさんのレーザーや注入治療が出回っていますから、これらの安全性と治療効果が最も気になるところです。
何人かの先生に言われましたが、「山口先生のところのように、コアな患者さんに継続して通ってもらえるスタイルが理想だよ。」と。
そうなのです!限られた人数しか診ることができませんが、私の大好きな方々が細く長ーく通って下さるのが特徴です。
美容医療は長く続けないと結果がでませんので、あしからず。通い続けて下さることがポイントです。
使い慣れたレーザとボトックス、ヒアルロン酸注射など、超コンサバ治療を少しずつ工夫して継続していますが、それでも確かに結果を出すことができますし、患者さんもハッピーになって頂けているのでよろしいかしらと。
大学病院に勤務されている先生のお話では、最近非外科的な美容治療がぐんと増えたために、トラブルで来院される患者さんも増えているとか。
美しくなるために変になっては元も子もありません。
とにかく安心安全第一なのであります。
この保守的とも言える美学に共感して下さった方が集まったのか、私が患者さんに育てられたのか分かりませんが、日本一幸せなクリニックを目指しています。
治療は保守的ですが、発想はいつも斬新でいたいと、日々新鮮な空気を吸うよう努めています。
それにしても、美容医療も院長の考えでかなり方向性が変わるな、と感じた学会でした。
美の個性は多様。いろいろあって良いのです。いろいろあるから、患者さんも自分に合ったところと巡り合えれば幸せになるでしょう。
まだまだ美を哲学していきたいと思います。