念願のアフリカ旅行報告です。
主な目的はサファリ観光でしたが、ヨハネスブルグとケープタウン観光は人間の歴史・政治・経済を深く考える旅となりました。
旅に出ると、自分の思考と多様性の器がストレッチされるのを感じます。
それが心地よいのですが、同時に日本の良さを再認識できます。
日本人は丁寧で清潔で真面目です。
それを息苦しいという人もいますが、私はこの稀有な気質を守り、世界に対して強みとしてアピールすることこそ、日本の生き残る道ではないかと思うのです。
さて、今回の長時間飛行機移動中に『世界の終わりの地政学(ピーター・ゼイハン著)』を読みながら、世界中の輸送・金融・エネルギー・工業用全材料・製造業・農業について、地政学と人口動態の観点から学びつつアフリカの現在を感じることが出来たので、今までにない深~い旅となりました。
まずはボツワナのチョベ国立公園のアフリカサファリについて。
私は乗り物酔いしやすい体質ですので、酔い止めを内服して万全の体制でジープに乗り込んだのですが、、、薬の副作用なのか時差ボケなのか分かりませんが眠たくなってしまい、ボーっとしながらゾウさんやキリンさんを眺めてウトウト
サファリドライブのチャンスは3回!気を取り直して、翌朝は半量の酔い止め内服でチャレンジ
バッチリでした
子供ライオンがじゃれ合いながら私の目の前まで接近して来た時は、ちょっと怖くてフリーズしてしまいました
ご覧ください、この太陽を
私はサンライズとサンセットが大好き。特にサンセットによる空のグラデーションを眺めていると、何とも言えない満ち足りた気持ちになれます。
サファリドライブの他、船上からのサファリクルーズも楽しむことができました。
ボツワナ人のガイドさんは視力が6.0くらいあるらしく、私にはまったく認識できないような場所にも肉眼で動物を発見します。ちなみにガイド試験には視力検査がないとのことです
こちらのサファリでは、生態系の捕食シーンを目にすることはなく、終始穏やかな動物さんたちの営みに触れました。
でも肉食動物は生きていくためには基本、弱肉強食であります。
人間も武力行使で領土を拡大したり、欲しい資源を手に入れたりする点では、野生動物となんら違いがないのではないか?と考えてしまいました。生き残り競争、生存欲求です。人間には考える力、理性があるのに、結局野蛮行為(=戦争)が世界を動かしている現実を思うと、私の得意な『きれいごと』ばかり御託を並べたところで何の解決にもならないではありませんか!ううう・・・ 神様、仏様
人間は他人(外国)を変えることはできません。それならば、弱肉強食が前提で外交を進めなければ、日本の未来も危ういのではないでしょうか。核兵器が根絶できないのも、自国の安全を守るための切り札と考えるからですよね。
サファリの動物たちに、人間を重ね合わせてしまうのでした。
もしかして、人間も菜食主義になれば、穏やかな関係を築けるのかしらとか。
こうして、私の考えるアフリカ旅は続きます。