週末は、毎年恒例の美容皮膚科学会に参加しました。
今年は大阪開催です。
会員数は年々増加しており、美容医療に携わる皮膚科・形成外科の医師のみならず、内科・婦人科・整形外科の医師も参加しているようです。
美容医療への関心の高さが感じられますね。
私がこのような会に参加していますのは、いかに安全で効果的に患者様を美しくする治療が提供できるか? を探究しているからです。
もっぱらの関心は、ここ数年「ヒアルロン酸注入」ですが、今年は韓国のドクターが来日しまして、解剖学の有意義なレクチャーをしてくださいました。
その他に興味深い発表は、『皮下脂肪が多い人の方がたるむ』という演題がありました。
脂肪細胞からMMP9という物質が分泌され、これが真皮の弾性繊維を分解し、皮膚の弾力性を低下させるそうです。
しかし、臨床では、ふくよかな人の肌のほうが固くハリがあるように日々感じています。
痩せている人の皮膚のほうが柔らかいのです。
私たち美容皮膚科医にとって、いかに上手に“注入治療”が行えるか?
これは重要な課題です。
私の目指すところは、「やった」とバレない注入治療。
美容の学会に参加しますと、「やった」とバレバレな医師が結構います。
明らかに不自然なのですが、ご本人は満足なのかもしれません。
それは好き好きなので、それで良いと思います。自己表現なのかもしれません。
私が目指すところは、「やった」とバレない注入治療。これは私の好みです。
美容医療は受けていないと思われそうな、自然な美しさ。(本当は相当真剣に治療を受けていただいているのが実情です 💡 )
60才になっても70才になっても、無理をしない美しさ。
ここの線引きを、私なりの美の基準でしっかり守らねばなりません。
日々意識しているポイントです。
『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』もそうですが、私自身の美容医療の方向性が明確になってきていることで、当院の診療はますますぶれないものとなってきています。
お化粧品は使いたくない、でもきれいでいたい!と願うすべての女性へ、白金ビューティフルエイジングクリニックが届きますように。