12月30日、本年の診療が終了いたしました。
私にとって今年最大の出来事は、「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」を出版したことでした。
これによって、お化粧品にサヨナラしたい全国の女性から問い合わせが増えました。
もちろんお客様として診察を受けに来て下さる方も増えました。
(洗浄剤で)洗わない、塗らないスキンケアは、私たちにとって当たり前すぎることなのですが、上手に実践できていない人もまだまだたくさんいる様です。
この世の中に、万人に適応する適切なスキンケアはありません。
「Aさんにはとても合っているようだけれど、Bさんにはしっくりいかない。」
ということはよくあることです。
私にとっては、メークしないことも、シャンプーを使わないことも、とても快適で気分が良いのですが、メークしないと気分が落ち込むという人もいると思います。
「お化粧したくないし、何だか違和感を感じている。でも、止めたら老化が加速しそうで怖い。」
このように考えていらっしゃる方々にこそ、当院のコンセプトである、
『ファンデーションに頼らない素肌作り』
をお伝えしていくことが使命であると再確認した1年でした。
私は、自分自身もスタッフも、お客様にも、クリニックに関係するすべての人が、
『知性と品格ある人間』
でありたいと10年前の開院時から願い続けています。
1.いつも笑顔で明るく優雅に振舞います。
2.謙虚で驕らず、感謝の気持ちを忘れません。
3.患者さまに利益をもたらす最適な治療を提供します。
4.清掃、整理整頓を徹底し、清潔なクリニックを維持します。
5.なりたい自分をイメージし、それを実現させる努力の積み重ねが豊かな人生をつくります。
これは、当院の行動目標です。
礼を尽くすとか、義理・人情、正直さ、真面目さなど、当たり前のことにいかに忠実でいられるか。
そして、人間として成長することに喜びを感じ、努力を続けられるか。
自分の能力を他人のために使うことに幸せを感じられるか。
このようなことを日々丁寧に続けることで、『知性と品格』が身についてくるのではないかなと願ってやみません。
『知性と品格』がなければ、どんなにお化粧やファッションで着飾っても、その内面は透かして見えてしまうものです。
そして年末、大いに盛り上がったことは、
『美しい=正しい』 ということ。
これは、パーソナルトレーニングを受けている際にトレーナーに言われたことなのですが、美しい動きができていれば正しくトレーニング出来ているということです。格好悪いフォームだと、何かが間違っているということですね。
なるほど。
美しいものは正しいのか。
正しい体の使い方をしていないから、人間は腰や膝が痛くなったりするのです。
予防のために私はこのトレーニングを受けています。正しい体の動きを身につけるために。元気で長生きしたいですから!
鉄のおばあちゃんになります。
お顔の筋肉も、無理のある動きをしている人は、だんだん顔にシワが寄り、歪んでしまいます。
痛いとか、辛いとか、噛みしめる癖とか、そんなことであまり感じの良い表情ではなくなってしまいます。
これを美容医療の力で、少し正しく美しく導くことができれば、その人の心はぐんと明るくなるものです。
そして回りの人も気分が良くなります。
美しくいることは正しいことなのです!
そう思えたら、自分のやっている医療に自信が湧いてきました。
それで、まあ、少し遠慮気味に
『Beauty is subtly correct』
という言葉を、クリニックの一部窓際に書いていたのですが、これに関しては誰からも質問されることがありませんでした。(;´д`)トホホ。
今年もたくさんのお客様に愛と技術をお届けしたつもりです。そしてたくさんの愛をいただきました。
スタッフも同様です。家族も然り。友人も然り。
心から幸せに感じた1年でした。
ありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えください。