9月4日、当院は13周年を迎えました。
10周年までは、1年ごとにしみじみ感慨深いところがありましたが、それ以降はあっという間に過ぎてしまい、毎日の色合いと変わることなく日常と同化してしまいます。
それでも患者様からお祝いの言葉をいただくと、仕事を続けられていることに感謝しかありません。
先日の日曜日、あるレーザー会社の30周年記念講演会に参加しました。
私が美容医療業界に入ったのは2000年のこと。いまから20年ほど前ですが、その頃は次々と新しいレーザーが登場して、美容医療は伸び盛りの時期でした。
レーザー脱毛が発明されてから、レーザーのシェアがぐんと伸びたのでしょうね。
しかし、それより以前の80年代、90年代の頃は、美容医療というよりもあざや血管腫などの病的な状態を治すためにレーザーは開発されていました。
昔の炭酸ガスレーザーは180cm以上の高さと大きさがあったというのですからびっくりです
とにかく大きかったのです。私も勤務先で最初に目にしたシミ取りレーザーはものすごく大きくて、大きな音が出て迫力がありました。
今は機器がどんどんコンパクトになって、スタイリッシュで使いやすくなりました。
今となっては美容医療に欠かせないレーザー治療ですが、実はとても危険な医療機器なのです。
レーザー光が目に入ると、失明や視力低下の可能性もあります。
適切な設定で照射しないと火傷してしまうこともあります。
よって、きちんと管理・トレーニングをして、患者様とスタッフの安全を保たなければなりません。
私もスタッフを連れて、度々学会や勉強会などに参加するようにしています。
私が小学生の頃、自分のホクロを見て、「これがポロッと取れたらいいのになぁ」なんて夢見ていたことが現実のこととなりました。
学生時代、2年間もかけて痛みをこらえて針脱毛したのに、今は医療用脱毛であっという間です。
毎月レーザーを顔に当てていると、お肌はどんどん明るくハリが出てきれいになります。
レーザー治療の恩恵に与れる時代に生きることができて幸せです。