秋は学会の季節。10月3日~4日と、東京ベイ舞浜ホテルにて『日本美容外科学会』が開催されました。
私が初めてこの学会に参加したのは1999年ですから、20年も前だったということに大変驚きます。
学会に参加すると、ユニークな治療をしている先生のお話を聞くことができるので、新情報を仕入れることができます。
今回も、ハッとするような治療方法を知り大興奮。さっそく試してみたいとワクワクしながら帰宅しました。
患者さんへの治療ができるようになりましたら、改めて報告したいと思います。
20年を振り返ってみると、新しい治療を知って試したものの、長続きしなかったものもありました。
メソセラピーという、皮膚の浅い層にヒアルロン酸やビタミン剤などのカクテル製剤を注射する方法もあります。
いろいろやってみましたが、患者さんに安定して受け入れられるのは定番の『ボトックス』と『ヒアルロン酸』です。
メソセラピーの中で唯一リピートされる治療は『マイクロボトックス』という、ボトックスをごく少量皮内に入れる治療です。
顔から首にかけて200か所以上注入するので、直後はカエルの卵みたいになってしまいます。(すぐに治ります)
美意識の高い人向けの上級治療ですが、皮膚が滑らかになり、引き締まるので、お好きな方には大変喜ばれます。
針を使う治療は、どうしてもハードルが高くなりがち。痛いからなのか、怖いからなのか。
ところが、針を使わずに薬剤を皮膚に浸透させる機器を見つけてしまったのです!!
これが上手くできると、注入治療の可能性がぐっと広がります。
フェイシャルだけではなく、薄毛治療にも応用できます。
美容医療は創意工夫とチャレンジ精神が大切だということを、改めて実感した学会でした。