緊急事態宣言が5月末まで延長されるようですね。
社会の空気からして、誰もが予測していたことです。仕方ありません
さて、今日も湯シャン話です。
シャンプーについて掘り下げてみます。
湯シャンの目的は、シャンプーの利用頻度を減らすことです。
よくある間違い。
「市販の安価なシャンプーはダメ。サロンの高級シャンプーが頭皮に良い」とか、
「このシャンプーを使ったら髪がきれいになった」とか、
シャンプーが頭髪に良いということではありません。
「洗浄力の強いシャンプーをやめたことが、頭髪に良い」これが正解です。
使わないに越したことはないけれど、使うなら洗浄力の強すぎるものはやめて、弱く優しいものを選びたいものです。
合成界面活性剤が大量生産出来るようになって、今のような液体シャンプーが登場したのは1960年代になってから。洗髪の頻度は戦前までは月に1回。戦後だんだん増えて、バブルの頃から毎日洗髪するようになりました。我々ホモサピエンスの20万年の歴史からすると、こんなにシャンプーするようになったのはたったの50~60年、つい最近の習慣なのです。清潔志向が行き過ぎたと言わざるを得ません。洗いすぎて髪が傷んで、トリートメントやヘッドスパが登場して、もうToo much
湯シャンを目標にしつつ、頭皮のべたつきがひどいときは適度に洗うと考えて下さい。時々、意地でもシャンプーしない方にお会いします。髪はベトベトで見た目にもひどい状態。明らかに不衛生という場合にはシャンプーを使っていただきたいと思います。過剰な皮脂は酸化されることで、頭皮への刺激になります。より安全、より低刺激のシャンプーを選ぶことがポイントです。
また、石けんシャンプーを使う方もいらっしゃいます。私も20年くらい前にチャレンジしたことがありましたが、髪がきしんで扱いにくく、続きませんでした。クエン酸リンスをすると中和されて良いのでしょうが、面倒でこれも続きません。美容師さんの話によりますと、石けんシャンプーは石けんカスが頭皮に残り、それが皮脂と混じり合い、ベッタリ残ることがあるそうです。私自身がシャンプーを使っていないので、自信を持っておススメできるシャンプーはありませんが、頭髪状態によって推薦できるものの情報収集を続けてまいります。
いきなりシャンプーをやめることに抵抗を感じる方は、まずリンスやコンディショナーをやめてみてはいかがでしょうか。シャンプー剤にも適度な保湿成分が配合されていますから、リンスは必要ありません。シャンプーだけではパサパサになってしまう方は要注意です。髪の毛が相当傷んでいる証拠です。傷んだ髪をカットしながら、健康な髪の再生を待つしかありません。