久し振りに家族4人で京都旅行を楽しみました。
東京よりやや肌寒く、桜もつぼみが目立ち、ベストタイミングで訪れるのはなかなか難しいものです。
それでも今日は晴れて暖かくなり、宿泊先の女将が薦めて下さった『醍醐寺』の桜は素晴らしいものでした。
こちらは平安時代に創建された『三宝院』にある太閤しだれ桜。
樹齢160年、圧巻です
豊臣秀吉が復興させたこちらの庭園。
私の心を鷲掴み。
秀吉の圧倒的なパワーを感じさせる、エネルギッシュなお庭です。
しばらく座って眺めながら、西洋のような幾何学的ではない造作に計り知れない美を感じてしまうのは何故でしょうか。
樹木、石、池の水は自然なものですが、それらを絶妙に手入れしていますので、本当の“自然”ではありません。
しかし、鉄筋コンクリートやプラスチックのような完全なる人工物ではなく、素材自体は“自然”
お庭を観ながら、お手入れされた素肌の美しさを連想してしまうのは、職業病でしょうか。
“わび・さび”の真骨頂である枯山水も素敵ですが、
今の私は、この秀吉の力強い庭園に強く惹かれてしまいました。
手入れされた自然美の中に、自分の求めている無意識の何かがあるような気がしています。
新年度の始まりですね。
気持ち新たに、でも「初心忘るべからず」を意識して、自分の仕事を深めたいと思います。