本年もご愛顧を賜りありがとうございました。
気がつけば当院も17年目。
娘から、「お母さんはずっと土曜日も仕事しているよね。よく同じことを35年間も続くね。(35年ではありません!開院時35歳の間違いです)」と言われました。
「平日お仕事している人は、土曜日しか来られないでしょう?」
平日働く女性にとって、土曜日の診療は欠かせません
土曜日に働くお母さんだっているのです。
それなのに、子供の学校行事は土曜日に行われることが多く、「世の中の親は土曜休み」という前提で予定が組まれていました。
4月に配布される年間行事予定表を確認しながら、外せない学校行事の時は休診にして、何とかやり繰りしてきました。
土日に休む人がいれば、その人たちの余暇を支える土日に働くサービス業の人たちもたくさんいると思うのですが、なぜ学校行事は土曜日にやるのでしょうか??
本当の意味での「仕事のやりがい」とは、「困っている他者を助けること」だと思います。
スキルアップして仕事の出来る自分になりたいとか、お金を稼ぎたいというのは表面的な動機に過ぎません。
仕事で得られる真の喜びや充実感というものは、「困っている人を助けている」という実感あり、その結果として対価を頂いています。
スキルアップして仕事ができるようになれば、もっとたくさんの人に対して高品質なサービスを提供することができるようになります。
結果として自信がつき、より満足度の高い人生になると考えます。
子育てが一段落したので、仕事を再開したいという40代ママさんたちのお話。
フルタイムで働くと、扶養控除から外れるとか、社宅を出なければならないという事情から、本当はフルタイムで働きたいのにパートタイムで調整しているとのこと。
この制度、心から止めて欲しいと願います
仕事をするモチベーションは、単なるお金の損得勘定ではないはずです。
自立したい。人の役に立ちたい。社会貢献したい。家族以外の人たちとも関わりを持ちたい。このような目には見えない心の充足感を求めているのではないでしょうか。
それなのに、分かりやすい数字マジックによって、とても大切な労働意欲を削いでしまうとは、ナント残念なことでしょう
働いたら損、みたいな風潮、止めませんか
働きたい人がどんどん得して、活躍できるような制度設計はないものでしょうか。
当院では、小学生の子供がいるママさんが2人、フルタイムで働いています。
子育てと仕事の両立は大変だと思いますが、お金に執着している様子も見せず、扶養範囲などとセコイことを言わずに、本当に気持ちよく働いてくれます。
もはやフルタイムとかパートとか関係なく、自分の持てる力を惜しみなく患者様に注いでくれます。
私は彼女たちをとてもリスペクトしているし、もっと働きやすい環境を作らなくては!と気が引き締まる思いです。
また、若いスタッフはクリニックをより良くするために、毎日全力で取り組む姿はもはや感動のレベルです。
その姿勢は患者様に伝わっていると確信しています。
自信を持って、自立して働く女性を心から応援しています
・・・と、今年最後のブログを書きながら『SASUKE40周年記念大会』を見ています。
子供のころからマッチョ好きな私としては、興奮を抑えきれません
洗練された身体能力が美しすぎます。
カッコよすぎます