夏! 猛暑からの脱出を計画してイギリスへ行って参りました。
これは夏季休暇ではなく、あくまで「視察旅行」です。
と言いますのも、当院の患者様は教養のある方が多く、平均年齢は私よりも10才くらい先輩。知識も経験も豊富な方々を相手にする以上、私自身も見聞を広めておかなければなりません。
どこへ行っても何をしても、on off なく生活しているせいか、常に交感神経優位でしたが、今回のイギリス旅行は何故かリラックスしたようで、体調がとても良かったのです!
そのコツですが・・・
1.食事量を50%くらいに減らしました。1日2食で、空腹時間を長く設定。
2.とにかく歩く! 15,000歩くらいを目標にしました。
以上2点を守ったせいか、すこぶる体調が良く、朝早くすっきり目覚め、たくさん歩いても疲労感が溜まりません。普段は弱い胃腸も元気でした!
気候は快適で、15~20度くらい。この涼しさのお陰でカラダが楽だったのかもしれませんね。
ロンドンと周辺の田舎町を回りましたが、夏にしてこの快適な気候はもはや日本では得られない・・・穴場の避暑地を見つけたようでした。
ロンドン市内では、まず人種の多さに驚きます。白人、黒人、アラブ人、インド人、日本?中国?韓国?
そして歴史と伝統ある建築や階級社会がある一方、とても斬新なアート感覚も受容しています。
一言で表現すれば「ミックス」
高級ホテルに入れば眩しすぎる世界が広がりますが、少し離れた場所に行くと、貧困や犯罪の怖い空気が漂います。
その格差は日本の比ではありません。
そして物価の高いこと!!!
地下鉄の乗車券が£4.7 日本円に換算して860円です。Suicaのようなカードを買えば£2.2ということでした。
ホテルの朝食は£32 約6,000円 (食べませんでした。)
タクシーで空港からホテルまでチップ込で£80 約15,000円
こんな物価の高いところで、ロンドンの人はどんな生活を送っているのか、とても気になりました。
パリもそうでしたが、大都市は潤沢な予算がなければ楽しめません。
それに比べ、日本はデフレ天国です。いや、これは何かの間違いだとさえ思いました。
イギリスは消費税20% あの物価の高さこそが正常で、日本が安すぎるのではないか?
日本は世界でNO1の借金国ですね。財務省のホームページを見ると、公債残高が780兆円で税収の16年分相当、債務残高はGDP比で200%超です。
日本国の現状を維持していくためには、もっともっと税収が必要ということです。
清潔や安全、インフラ整備、医療、社会保障、教育すべてに関わる費用は、今私たちが支払っている税金よりもっともっとコストは高いのです。(変に使われている心配もありますが・・・)
今の日本を維持していくためにはこれだけ必要なのですよ! ということをもっと国民は感じるべきでしょう。天からお金が降ってくるわけではあるまいし。
日本の借金が少しでも減っていくよう、まともな財政を期待したいものです。
私はシンプルで清々しい暮らしを望んでいますが、ある程度の刺激はまだまだ欲しいので鴨長明になりきれません。
海外へ行けばそれなりに費用がかかりますが、外の空気に触れる満足感は捨てがたい。
国内だって行ってみたいところはまだまだたくさんあります。
旅行好きな私は、せっせと働かないとダメみたいです。