院長ブログ

税金について考える

「白金素肌党」として選挙活動中(フィクションです)

政治や政策の話が必然と増え、社会問題についていろいろ考えさせられる師走を過ごしています。

103万円の壁など、税金絡みの問題について意見を述べます。

ここ1~2週間、スタッフの賞与額について考えていました。

昨年から取り組んでいる人事制度に基づき、お給料や賞与についても個人個人の職能に応じて言語化し、「給与ラダー」というものを作成しました。

ボーナスの時期は、毎度毎度金額を決めるために、唸りながら相当な時間を費やしていたのですが、給与ラダーに基づき計算できると、その作業がぐんと楽になります。

・・・と言いたいところなのですが、そんなに簡単な問題ではありません。

業績に応じて賞与額は変動しますが、業績の悪い時に少ない金額になってしまうと、モチベーションが低下してしまうのではないか?と心配になるので、業績が良いからと言ってあまり急激に高額の賞与を支払うと後が怖いです

かと言って、適度にいい額を貰わないと、「ちっ、これだけか」なんて思われるのも寂しいですから、それなりに満足のいく金額にしたいとも考えます。

全体のバランスを取りながら、スタッフの賞与を決めるのは一苦労なのです。

金額を決定したら、社会保険労務士に連絡をして、給与計算をしてもらいます。

そこで驚くのは、社会保険料(健康保険、厚生年金)と所得税の金額です。

だいたい20~30%が額面から天引きされて、手取り金額が下がります

いわゆる「給料が上がっても、可処分所得が上がらない」と言われる現実です。

さらに社会保険に関しては、労使折半ですので、同じ金額を会社(クリニック)も負担することになります。

経営者(私)はスタッフから徴収した社会保険料の2倍の金額を国に納めているので、毎月その金額にギョッとさせられます

 

相互扶助という概念には賛成ですし、困った人を助けるのであれば、利益を出している分に対しては喜んで税金を払います。

問題なのは、その使われ方です。

本当は働ける能力があるのに、働かず、税金も納めず、それなのに公的補助を貪り取る行為に対して、憤りを感じています。

失業保険は、本当に働けない人のためにあるものなのに、失業保険をもらえる期間は働かないで遊んで暮らしている人たちも結構います。

国民健康保険は、日本に滞在する外国人は3か月以上の在留資格で加入できるので、それを悪用して日本の公的医療を受けるケースもあるようです。

生活保護の人は無料で医療を受けられるため、これも悪用して薬を転売するようなこともあると聞きます。

 

当院のスタッフが真面目に働いて納めた税金の一部が、(働けるのに)税金も納めていない人たちに悪用されていると思うと、本当に嫌な気持ちになります。

人として道徳的に善くない行為は慎むべきだ、というモラルを子供たちに教育しないと。

お天道様がみていますよ、という素敵な言葉がある日本を誇りに思って。

白金素肌党は、道徳教育にも力を入れたいと思います