クリニックのお仕事
ボトックスでシワを伸ばす治療を受けたら、額がツヤっとしてとてもキレイになったと喜ぶ女性。
しかし、ふと疑問に思うことがあったと言います。
「自分の写真を修整加工し、SNSに投稿して喜ぶ若い女の子と何が違うのだろうか?」と。
どちらもフェイクではなかろうか?
そんなことを言ったら、白髪染めやお化粧だって“フェイク”でしょう。
ハイヒールだって、お洒落な洋服だって“フェイク”でしょう。
外向きの態度や、礼儀正しい言葉遣いも“フェイク”?
キレイになるための努力をせず、ズボラな姿が「本当の自分」でしょうか?
不機嫌で怒ったような表情じわが刻まれた顔を、何もお手入れせず放っておくことが「本当の自分」でしょうか。
ボトックスでシワを伸ばして、ご機嫌になり、自己肯定感がアップして笑顔が増えるなら、それが「本当の自分」で良いと思うのです。
反対に、何か後ろめたさや違和感を感じるようであれば、それは幸せな美しさではなくなるでしょう。
「ゴールデンプロポーション」という美の基準があります。
世の中一般に「美しい」と感じるデザインには法則があります。
普遍的な美しさは認知されているものの、それが好きか嫌いかについては主観的であり、正解はありません。
そこが美容の難しさであり、面白さでもあります。
何か決断に迫られたり、物事を選択しなければならない時、
『それは倫理的に正しいか?』ということを考えるようにしています。
自分の決断や行動が、社会においてどのような影響をもたらすか?を自覚するべきだと思っています。
美容医療は、気分年齢と見た目年齢の乖離を埋めていく可能性を秘めています。
それはとても喜ばしいこと。
私は自分の提供する美容医療について、「倫理的に正しい」と思える治療を実践するようにしています。
同じ治療でも、その結果に満足していただけないと判断した場合はお断りすることもあります。
美容医療に携わる者は、この「倫理観」こそが必須だと思うのですが、手技的な訓練のように倫理観を鍛えるトレーニングは行われていません。医師個人個人のモラルに任せているのが現状です。
流行にのせられた治療を煽るようなことはダメです。
若さを求めるあまり、無理をした人工美に走り過ぎるのも違います。
清潔感のある表情美人を目指しています!
いよいよ師走。
当院恒例の年末イベントが始まりました!
テーマは「白金2020」、最初で最後の白金オリンピックです。
毎年、文化祭気分で準備するのですが、これが結構楽しくてスタッフ間で勝手に盛り上がっております
私たちの使命は、お客様の肌をキレイにすること。そして喜びと楽しみをお届けすること。
当院は、コロナだろうが何だろうが、キレイにすることは呼吸をするように当たり前というハイレベルなお客様に支えられて運営することが出来ています。
「来てよかった」と皆さまの笑顔のために、これから1か月間、全力で頑張ります
当院に来院される前に、このブログを読んできて下さる方々へ
愛犬ムニエルは、胆嚢炎から順調に回復し、肝機能等の数値もほぼ正常化しました。
今はすっかり元通り、良く食べ、良く歩きます。
ただ、胆汁の排泄を促進させるお薬は飲み続けています。
只今、深夜にブログを綴っておりますが、私の膝の上でスヤスヤお休み中
ご心配下さったお客様の優しさに触れ、大変嬉しく思いました。ありがとうございます。
医師として診療を続けていれば、患者さんと長いお付き合いになることがあります。
高血圧や糖尿病のような慢性疾患を診ていれば当然ですが、
私のような美容医療に携わる者でもそうなります。
私は2000年から美容医療の門を叩き、翌年2001年から外来診療を担当するようになりました。
よって20年以上、私の治療を受け続けて下さる方たちがいます。
30代だった人は50代に。
40代だった人は60代に。
50代だった人は70代に。
60代だった人は80代に。
・・・長い間通って下さり、本当に有難いです 同時に、患者さんのお顔に対する責任感も半端じゃないです。ずっとキレイで幸せなマダムでいて欲しいですからね。
60代以上の美容医療はとても難しいと感じています。
更年期を過ぎると、皮膚のたるみが顕著になりますから、「そこそこ」を目指さないと無理なお顔になりかねません。
レーザーのお手入れは問題ないのですが、ヒアルロン酸やボトックスを頑張り過ぎると、いわゆる「いじった顔」になってしまいます。40代の頃からお手入れしていれば問題ありませんが、60代からヒアルロン酸、ボトックスデビューとなると、若作りにも限界があるなぁと感じている今日この頃。
もちろん外科的な治療に踏み切って、在り得ないピンピンしたお顔を目指すという選択もありますが、私のクリニックではそこは目指していません。
年代ごとの“美しさ”と“着地点”を明確に描いて治療を進めないと、美容医療を受けたものの満足した結果が得られないということになるでしょう。
では、“美しさ”や“カッコよさ”って、どうやって身に付けるかというと、それは美容医療任せでは到底成し得ることのできない生き様ではないでしょうか。
以下、私の恩師である宇津木先生のお言葉を引用させていただきます。
「飾らない美しさ」が究極の人間の美であり魅力だと思います。「飾らない美しさ」こそ、その人のありのままで、自然体の美や魅了が表現されています。他人には真似できない自分だけの美です。生来の自分を自力で磨き上げた自分なりの美であり魅力です。それに満ち足りて、感謝して生きる姿に、人は、品位、潔さ、心地よさを感じるのだと思います。
私の感じていることが200%の表現になって、震えるほど共感しました。
特に、ここです!
それに満ち足りて、感謝して生きる姿に、人は、品位、潔さ、心地よさを感じるのだと思います。
現状に満ち足りて、周囲の人たちへの感謝の気持ちを忘れないこと。それが自然と身についている人が美しいのでしょうね。
美容医療は皆さまの人生に、ちょっとだけ花を添えるような役割だと思っています。
「あら、今日のお肌、すべすべだわ」
「肌色が明るくなった!」
「なんだかハリが出た感じ」
ちょっとした変化に喜びを感じていただけることの積み重ねが“着地点”だと思っています。
美容医療に過剰な期待をしている(と私が感じた場合)方には、私は治療を行いません。
それは、“着地点”がずれているので、お互い幸せになれないからです。
当院の診療では、この“着地点”についての対話を大切にしていますので、皆さまもご自分の目指している“美しさ”を私たちスタッフにお話しくださいね。
先月から患者数もだいぶ増えて、診療出来ることの喜びを噛み締めている今日この頃。
忙しいことが嬉しいとさえ感じます。
当院は、患者さんの肌の変化を、肌診断機器とデジタルカメラ、そしてビデオマイクロスコープで撮影・記録・保存しているので、治療効果をしっかりと評価することが出来ます。
肉眼的な診察で感じることだけでなく、客観的な評価はやはり大切。
患者さんにもデータをお見せして納得してもらうことができます。
美容医療の効果は素晴らしいですよ、本当に。
レーザーだけでも肌質がかなり良くなります。
化粧品を塗りまくるなら、その代わりに医療機関でレーザーを受けた方がよっぽどコスパが良いと思うのですが。
我々のお仕事は、対面で成り立つもの。
コロナ禍の今でも、何となく続けることができていますが、4~5月の時のような緊急事態宣言(非常時)となると一気に仕事が激減することは火を見るよりも明らかです。
最近、再び感染者数が増加傾向にあり、第3波に備えて「オンライン診療」の準備を進めています(遅いか?)
オンライン診療を手掛ける企業と契約したのですが、それらのやりとりや手続きもすべてオンラインで完結。
人生初の「クラウドサイン」という電子契約を経験しました。話題の脱ハンコです
契約相手とは一度も会うことなく、オンライン診療システムが構築され、実用段階に到達できます。
おおっっ、これがテレワークというものか、何と良くできているのでしょう
確かにこのようなシステム運用であれば、在宅可能な仕事などたくさんありそうです。
当院に通う患者さんの中にも、ほとんど在宅ワークという方が少なくなく、どのようにお仕事されているのかな?とイメージが湧かなかったのですが、今回の電子契約により、IT弱者の私にもうっすら想像できました。
上手く使えば、かなり便利になりますよね。
オンライン診療も、肌のチェックをしたり、スキンケアの相談にのったり、決まった薬の処方などには有効活用できると思います。
私たちは化粧品を使わないスキンケア「肌ルネ」を推奨しており、お化粧品を使えない人or使いたくない人に向けて、何も塗らないスキンケアに到達するまでのサポートも大事な仕事と思って取り組んでいます。
実用化にはあと1か月くらいかかりそうですが、オンライン診療の可能性に期待しています
10月は東京のGo to トラベルも始まり、人の動きが活発になりましたね
当院にも、久し振りの患者さんたちが戻ってきたと感じています。
「やっぱりレーザーの効果って凄いですね。お肌が全然違いますよ~」
と喜んでいただける様子に触れ、大変嬉しく思いました。
私自身もレーザーピーリングとVシェイプを受け、さらに知人のクリニックで気になるたるみ治療を受けて参りました。
自分自身の変化にはとても鈍感な私ですが、治療を受けた後、10人くらいの人から「何かやりましたか?」と言われましたので、きっと何か変わったのでしょう。
日々の診療において、下眼瞼のたるみ(クマとか目袋などと表現されます)を気にする人が多く、外科的手術ではない方法で何とかならないものかしら?とリサーチしていたところ、良さそうな治療を発見
下眼瞼の皮膚がたるむだけではなく、皮膚の下の眼輪筋も緩んでくるので、筋肉の下にある脂肪がポコッと飛び出してくるのです。
皮膚と筋肉を引き締め、余分な脂肪は減らさないと、この症状は改善されません。昨年からその方法を検討していたのですが、コロナ禍で中断。最近、ようやくやる気が復活
10月は少人数の会食もあり、大好きな縄文時代に触れるために新潟へ出かけたり、筋トレしたり、私自身も明らかに出かける頻度が増えました。
しかし ヨーロッパでは感染が再拡大していますし、これから寒くなると心配です。
静かに暮らさなければならない事態になる予感が・・・
やりたいことは後回しにせず、出来る時にやってしまいたいものです。
お肌のケアも11月がチャンスかもしれませんので、ご予定はお早めに。