クリニックのお仕事
6月1日は、スタッフの勤務記念日です。
渡邉は4周年、白石は3周年。
20?30代の若い元気なパワーを、当院でのお仕事に注いでもらえることに感謝しています。
長く勤務してもらえると、患者さまにも安心していただけるようです。
人を雇用することは、私の仕事人生で大きな意味のあることです。
開業以来、ずっと学び続けています。
彼女らが、幸せに働けるよう考えるのはもちろんですが、人として成長し、それが喜びに感じてもらえるようにすることが私の喜びでもあるのです。
仕事を通じて美しい大人の女性になってほしいと思います。
「二郎は鮨の夢を見る」という、小野二郎さんという寿司職人のドキュメンタリー映画を見ました。
本物の職人とは、、、という人のお話です。
とにかくお鮨に対する情熱がすごい。
毎日毎日、もっともっと美味しいお鮨を追及しています。
現在87歳で、最高齢の三ツ星シェフ、5年連続だそうです。
三ツ星とか評論家のうんちくはどうでもいいのですが、日々もっともっといい仕事をしようとする真摯な姿勢が感動的でした。
卵焼きを焼かせtもらうまでに10年間修業するそうです!
医者の下積み時代も長いですが(学生6年間+研修医2年間+自信がつくまで数年間!)、料理の世界も厳しいですね。
いや、仕事は楽ではありません。
私のクリニックも、どうしたらもっともっとお客様に感動と喜びを味わっていただけるだろうか? を日々スタッフと一緒に考え前進しているつもりですが、毎日診療に追われ、あっという間に一日が終わり、お鮨でいうところの『仕込み』が不十分かしらと不安になったりもします。
それでも、旅をしたり、音楽を聴いたり、本を読んだりする経験の中で味わう感動は、絶対に自分の仕事に生かしたいと貪欲に日々勉強しているつもりですが。
それにしても時間が足りません。
12月と比べると1月は空いていますので、診療の合間を使って勉強会やらスタッフのお顔のお手入れをしています。
お客様から、「あら、今日はいいじゃない?」と言われるそうです。
やはりレーザーピーリングは効果テキメンです。
疲れを顔に出すことなく、いつも明るく爽やかな態度でいることは大切ですね。
どんなに忙しくても、定期的にスタッフ全員に治療を施してあげようと思いました。
今日はボトックスハンズオンセミナーを開催しました。
美容のボトックス治療をこれから本格的に始めようとする医師を対象に、基本的な注入方法をお伝えしながら、実際にモデルさんへボトックス注射を練習するというセミナーです。
去年からこのセミナー講師を担当しており、定期的に行っております。
人に教えたりお話することは、予想以上に勉強になりますので、このようなセミナーの場を作っていただいたアラガン社にはとても感謝しています。
興味があり、お役に立てそうな内容を考え学び続けないといけませんから。
最近強く感じることは、真剣に患者様の利益を考え美容医療の知識と技術を向上させ続けないと、クリニックは淘汰されるだろうということ。
これは欧米のドクターがたびたび口にしています。「競争はとても厳しい。」と。
私もそのことは個人開業医としていつも肝に銘じています。お客様には100%ご満足いただくことを目指しています。
99%満足していても1%に不満が残ればお客様は離れてしまうくらいの覚悟で臨んでいます。
大好きなお客様には、来院の度に完全燃焼してお帰りいただきたいですね。
当院の規模ではそれほど多くのお客様を治療することは出来ませんし(1日最大10名程度)、
ある程度予約が取れやすい状態も必要です。
スタッフが幸せに働けるお給料が出せれば良いのであって、
規模の拡大とかものすごい売上を目指す必要はありません。
仕事に必死になって儲かったは良いものの家庭崩壊・・・なんて話、よくありますね。
自分が、クリニックが目指すところを明確にしておけば良いのです。
クリニックに関わる全ての人が幸せに感じていただけるような「幸福の美容医療」を目指していきたいと思います。
昨年の5月からパーソナルトレーニング指導を受けています。
私のトレーナーは、解剖や運動機能についての知識がとても豊富で、(医師の)私も驚いてしまいます。
だいたい質問して答えられないことはありませんから信頼できます。
いつもいろいろ学びながらトレーニングを続けています。
トレーナーでも医者でも、美容師でもエステティシャンでも、どんな仕事でも
信頼されるには、「圧倒的に豊富な知識」が必要だと思います。
座学だけではなく、たくさん実践をして得る知識。
それを的確に伝えてこそ、その人の価値が高まるのではないでしょうか。
フィットネスサロン業界も、以前はハード面に力を入れていたそうですが、ようやく最近になって人材教育に力を入れ始めているそうです。
医療業界は・・・・・どうなのでしょうか?
でも、結局は『人』
老人ホームがどんなにゴージャスな建物でも、働いている人たちがいい加減だったら入居者は幸せになれないでしょう。
私のクリニックも、スタッフ全員が肌に関しては誰にも負けないくらいの知識を持って働いてほしいと思います。
そのためにも日頃から学び続けています。