院長ブログ

クリニックのお仕事

スタッフ紹介

秋深まる今日この頃

ハロウィンが終わると、いよいよ今年もあとわずか。楽しい季節の始まり始まり

今年は懐かしい人に積極的に会いに行きます

11月は30年ぶりに高校時代の友人と再会を約束。楽しみ楽しみ。

 

このように季節の変化を楽しめるのも、スタッフが成長してくれたからこそでございます。

クリニックのお客様には、私のブログをお読みくださっている方がたくさんいらっしゃると思います。

今年のクリニックの雰囲気はいかがでしょうか?

お気づきの点がございましたら、良いことでも悪いことでも、遠慮なくお申し付けください。

私は、ただただ、お客様が幸せに感じていただけるよう接遇レベルを高めたく、日々スタッフ指導にあたっております。

当院の使命は「知性と品格ある大人のための美容クリニック」ですから

礼儀正しく優しく、気持ちの良い大人対応を心掛けています。

昨年から今年にかけて、新しいメンバーが4名増えました。

古参:新参=3:4

軽く紹介してみましょう。

陰山明美:2008年入社

勤務16年目。途中2回の出産で休業しつつ、戻ってきてくれました。

丁寧で品のある接客はスタッフの見本です。吸い込まれるような大きな瞳と可愛らしい容貌は、到底2人の小学生がいるとは思えない若々しさです。いくつになっても謙虚な姿勢は、心の美しさが現れているようです。

西田さゆり:2016年入社

スタッフリーダー。真に利他的な心の持ち主。超絶美肌。肌のキメの細やかさもさることながら、接客のきめ細やかさはそれ以上です。さすがホテルスパ出身です。

幅広い分野に精通しており、本の虫。環境問題や古典、哲学だけでなく、文化芸能から飲食のことまで何でも話せます。

黒崎有起子:2017年入社

今春より、平日は鍼灸学校に通学。当院の出勤は土曜日のみ。

いつも笑顔を絶やさず、誰からも愛されるキャラクター。エステのお仕事が大好きで、5時間ぶっ続けでも平気で施術できる才能あり。技術は天下一品。現在他県から東京まで遠距離通学をしながら、車内で勉強に励む姿には心打たれます。

權藤かれん:2022年入社

大学新卒で入社してくれました!若さは武器、吸収力が早い早い。1年前とは比べ物にならないくらい成長しています。お客様との電話やメール対応もサクサクできるようになりました。最近は見た目も美しく変身中です。今後の成長が楽しみです。

諏訪恵奈:2022年入社

当院のコンセプト、肌ルネ(素肌ルネサンス)に共感して入社。オーストラリアでエステをやっていた経験の持ち主。英語が話せますとても愛情深い、男子2人のママさんです。当院のハーブティーは全て諏訪がブレンド、手作りです。

高山直実:2023年入社

今年の2月入社。美容クリニックで10年勤務歴のあるベテランです。運動習慣が身に付いており、健康的なスタイルは惚れ惚れします。一見クールな雰囲気ですが、チョコレート好きで、美味しいモノを食べる時の笑顔が可愛らしいです。

小野寺菜摘:2023年入社

今年の8月入社。元陸上自衛官という異色のキャリアですが、エステ歴14年のベテランです。若いときに心身ともに鍛えられただけあり、テキパキした対応はこの上なく気持ちが良いです。毎日、私にコーヒーを入れてくれる気遣いが嬉しいです。

 

以上7名です。

至らぬ点もあるかと思いますので、気になることがございましたら、愛の鞭だと思ってご指導下さいませ。

当院での滞在がお客様一人ひとりにとってかけがえのない時間となりますよう、スタッフ一同精進して参ります。

そのためには、まず院長である私が、スタッフ全員を満足させれるような対応をすることが肝心だと気付きました

従業員満足度の向上です。

彼女たちが喜んで仕事をしてくれれば、お客様にも幸せが伝わるはず。

そのために何をしようか?と考える日々でございます。

そうして秋は更けていく・・・

 

これからも末永く白金ビューティフルエイジングクリニックをご愛顧下さいますよう、よろしゅうおたのもうします。

 

 

ピコレーザーの効果について

ピコレーザー、好評です

9月スタート、1か月で100人程度受けていただきました。

今月はその効果を評価中です。

とても良い結果を感じていただいた方は、10月に2回目ピコを受けていただいております。

 

おススメは、①ピコスポット ②ピコホワイト ③ピコフラクショナル 

3種を同時に受けていただく治療です。

何が良いかと言いますと、1回の治療で肌の透明感がアップするということでしょうか。

小さなシミ(老人斑やソバカス)は①ピコスポットで撃退。大きなシミも従来のQルビーレーザーと同様に撃退できます。

全体的なくすみや色むらは②ピコホワイト③ピコフラクショナルでトーンアップ

ハリも出るので、毛穴や小じわも改善させます。

赤みが出たり、カサブタになったり、ある程度のダウンタイムはありますが、それが落ち着いたときの美肌感(幸福感)はたまりませぬ!

ただいまデータ集積中です。

今年の冬は集中的にピコレーザーに取り組み、様々なデータを集めてみたいと思います。

 

③ピコフラクショナルとは、皮膚の深部にたくさんの小さな穴を開ける(破壊)ことで、再生を促す治療です。

皮膚が再生するとコラーゲンが増えてハリが出ますので、毛穴・ニキビ跡・小じわの改善が期待できます。

③ピコフラクショナルは2種類あります。

2種フラクショナルを同日に治療することで、肌にハリが出たり、肌色が明るくなったり、より強力な効果が期待できると思います。ダブルフラクショナルです

 

このようにピコレーザーの優位性を列挙してみましたが、全ての悩みをピコが解決するということではございません

美容医療特有の「治療名独り歩き」には注意が必要です。一つの治療で肌の悩みがすべて解決するものではありません。複数治療の組み合わせで、バランスの良い効果を発揮できるのです。従来から続けている美肌レーザーでなければ実現できない効果もあります。引き締めはエクセルVリフトの方が良さそうですし、産毛除毛にはレーザーピーリングがスッキリします。筋肉の収縮ジワにはボトックスが抜群に効きますし、骨や脂肪委縮によるたるみにはヒアルロン酸が効果的です。

レーザーピーリング、エクセルVリフト、エクセルVホワイト、ジェネシス、ダーマペンなど、当院のスタンダード治療でも、十分に美肌効果を出すことが出来ています。

それに対してピコレーザーの立ち位置を明確にさせたいと思い、この秋冬は、大いにピコレーザーを盛り上げて、皆さまに体験していただきたいと存じます。

皆様、ご協力ありがとうございます

 

 

正しいこと

テレビのニュースで、日本を訪れる富裕層観光客が何百万円も使って豪遊しています・・・という報道を目にしました。

「何か違うよなぁ」と違和感が背筋を走ります。

日本にたくさんお金を落としてくれてありがとう!と言いたかったのでしょうか。

海外にはこんなにもお金持ちがいますよ!!と言いたかったのでしょうか。

こんなに富裕層が集まるほど我が国日本は人気がありますよ、自信を持ちましょう日本人でしょうか。

 

個人の快楽を追求するために多大なエネルギーを消費する行為は、待ったなしの環境問題に反します。それを煽ったり、善しとするような誘導(報道)はいかがなものでしょうか。

また、何でもかんでもお金に換算して物事を見ること、価値を判断することに、耐えられない軽薄さを感じます。

たくさんのお金を使うことを賛美するならば、上野千鶴子基金 (uenofoundation.com)のような使い方が相応しいと思います。

個人が真面目に稼いだお金を、世のため人のために使えること。そして巡り巡って社会の役に立てること。

本質的な正しいお金の使い方を啓発するような報道にして欲しいと思います。

そうしないと、薄いメッキに包まれた、貧弱な金属人間ばかり増えてしまいそうで、日本の未来が心配です。

 

先週、日本美容外科学会で、美容外科医の教育について議論がありました。

昔から繰り返される議論ですが、「大学の形成外科で基礎を学ぶ必要があるか否か」と言う内容です。

大学で専門医を取ってから美容外科医を目指すと、歳をとってしまうから時間の無駄だし、形成外科の技術を持っても美容外科医としては役に立たないと話している医師もいました。

最近は研修医終了後、大手チェーンの美容クリニックに就職する20代のドクターが珍しくないようです。

未経験の若い医師は、高額な給料目当てに就職するそうですが、実力もないのにそれだけ稼ぎを期待されるから、無理で危険な治療でもやらざるを得ないということらしいのです。

「モニター募集」というのは、経験の浅い医師の練習台を意味するとのこと。

指導医が一緒に立ち会うのなら良いのですが、そうでもないらしいから怖い怖い

※私が北里研究所病院で美容形成外科研修をさせていただいた時は恐ろしく薄給でしたが、それよりも美容外科に携われる嬉しさのほうが強く、何とも思いませんでした。夢はお金に勝ります!しかも、ちゃんと指導医が付いて下さったので、不安もありませんでした。

 

若い医師の教育に必要なことは、技術の鍛錬もさることながら、道徳と倫理観を身に付けることに尽きます。

指導医の姿勢、生き方、考え方に強く影響されます。

私が影響を受けた指導医は、お酒・ゴルフ・グルメ・ギャンブル・贅沢品には全く興味がなく、真摯に医療に向き合う人たちでした。医療に関しては、誰よりも努力を積み重ねることが当たり前な人たちでした。このように努力を積み重ね、地道にレベルアップしてこそ、患者様に利益をもたらす治療を提供できるようになります。

適切な利益と報酬は必要ですが、何でもかんでもお金で損得計算するような医師になってはいけません。

患者さんに対して誠実に向き合い、約束を守り、信頼関係を築ける医師となること。

その上で、技術の研鑽に励むこと。

若い先生たちをとやかく言う前に、我々先輩医師らが襟を正して医療に向き合う姿勢を見せないと。

 

蔓延る拝金主義と安易な生き方は、人間を堕落させます。社会が劣化します。

私は『健全な美容医療』を考え、提供して参ります。

 

 

 

ピコスポット

毎日ピコピコやっています。

メニューは以下の通りです。

①ピコホワイト(ピコトーニング):レーザーピーリングが「ピコ秒」になりました。

②ピコフラクショナルclear

③ピコフラクショナルdeep

④ピコスポットノーマル(730nm)

⑤ピコスポットアグレッシブ(532nm)

 

①~③は顔全体に照射します。

①ピコホワイトの痛みはほとんど感じず、ダウンタイムもほぼゼロです。

②③ピコフラクショナルは、やや刺激的。マンネリ化した生活に喝を入れたい人におススメ。目が覚めるようなビリビリ感。直後から2~3日ほど日焼けした時のような赤みが顔全体に出ます。赤みが引いた後の“透け感”がたまりません。

④⑤シミへのスポット照射。パチッと当たる感触がピコ秒を物語ります。従来のナノ秒レーザー(ルビーレーザー)照射時の感覚は、卵を壁に投げつけるように「べちゃ」っと広がります。←何言ってんのか分かります?

ピコスポットはダーツを壁に投げつけて刺さるような鋭さがあり、狙ったモノだけ捉えるというイメージです。「ぷつっ」と刺さる感覚です。

ナノ秒ルビーレーザーは照射直径が5mmですが、ピコスポットは2~3mmに絞っているので、小さなシミを狙うには最適です。ぷつっ、ぷつっと捉える感触が快感で、どんどん当てたくなります。変態でしょうか

ピコスポットは、従来のナノスポットと比較すると、熱によるダメージを減らすことが出来たので、術後の軟膏とテープが基本的に不要となりました。またレーザー後に色素沈着を起こす確率が30~40%から10%程度に減少したと言われています。当院ではどの程度になるのか、これからデータを蓄積してみようと思います。

 

さて、10月からは本格的なシミ取りシーズンです。

夏に目立った日焼けをせず、UVケアができる人は、9月からピコスポットOK。

シミ取り治療が気軽に受けられるようになりました。

ピコは名前が可愛らしいせいか、患者様にも受け入れていただきやすい印象です。

「ピコタンですか?」と言われ、それが有名なエルメスのハンドバックであることを知らなかった私

スタッフからは「常識です~」と言われる始末。

ブランド物にはかなり疎くてドンくさいので、触れないで下さい。。。

 

当院のピコタン爆誕です。

今後の活躍から目を離せません。

 

ピコ祭り

9月1日から『ピコ祭り』開催

ピコレーザー、始めました

新しい治療に、私自身ワクワク浮足立っており、少々下手な営業トーク気味になっているかもしれません

久し振りに良いレーザー(効果を感じるという意味)に出会って、ときめいています。

付き合い始めた彼と一緒にいるようです←忘れかけていた感情。

 

●ピコレーザーって何?

レーザー光を発振する時間が「ピコ秒」という単位です。

一発パチッと出る時間が「ピコ秒」

ピコ秒とは1兆分の1秒のことです。

1兆部分の1秒ってどんな感じよ?ですよね。

1分=60秒

1時間=60分=3600秒

1日=24時間=1440分=86400秒

1年=365日=8760時間=525600分=31536000秒

1兆秒÷31536000秒≒31710年

すなわち、31710年という時間に対して1秒が1兆分の1秒という感覚です。

今から3万年前とは、日本列島にホモサピエンスが渡ってきた頃です。

その時間の流れに対して“1秒”という短い時間がピコ秒の世界です。

これまで使用していたレーザーは「ナノ秒」単位で発振されていましたので、こちらは10億分の1秒。

すなわち、31.7年。

まだピンとくる数字でしょうか。

 

●他のレーザーと何が違うの?

1)パワーアップ

ピコ秒レーザーになったことで、段違いにパワーアップしました。従来のナノ秒レーザーは、シミの塊を岩に例えると、小石ほどに粉砕することができましたが、ピコ秒になったことで砂粒状まで細かく破壊することが可能となりました。細かい粒子に砕くことができれば、代謝されやすくなりますので、シミをよりきれいに薄くできることができます。今まで難しいとされていた薄いシミにも効果的です。

2)ダメージの軽減

ピコ秒レーザーがシミを粉砕する理屈は、光音響効果によるものです。光音響効果とは、衝撃波でターゲットを破壊することです。それに対してナノ秒やミリ秒レーザーは熱作用が強いのが特徴です。ピコレーザーは熱作用が少ないので、やけどなど肌に対するダメージが圧倒的に少なくなりました。すなわち、ダウンタイムが軽くなり、基本的に軟膏やテープ保護が不要です。とは言え、それなりにカサブタが形成され、取れるまでに7日前後かかります。

3)フラクショナル機能搭載で「透ける肌色」に!

6mm四方のレーザー光線が、100個の小さな穴の開いたフィルター通して発振されます。さらにパワーアップです。当院でフラクショナルレーザーを取り扱うのは初めてですので興奮しています ピコフラクショナルにより、皮膚表面を傷つけることなく、内部に空包形成され、空包を埋めるように新しいコラーゲン等が再生されてハリが出ます。目立つ毛穴、ニキビ跡を滑らかに改善させます。またシミ・くすみを減らし、肌色が明るくなります。この治療を受けた友人は、LINEで「肌色が透ける」とコメントしてくれました。ピコフラクショナルは少し痛みを感じますが、麻酔は不要。従来のフラクショナルレーザーはとても痛くて、血だらけになったり真っ赤になったりカサブタでガサガサになったり、そのダウンタイムの強さにドン引きしたものです。それに比べ、ピコフラクショナルは、治療後2~3日は日焼けをしたような軽い赤みが残る程度でグンと楽になりました。また、数日間皮膚の乾燥を感じる場合がありますので、その時はワセリン等で保湿して下さい。

4)番外編・タトゥー除去

当院では刺青治療をしていませんので、番外編としましたが、本来ピコレーザーの最大の強みはタトゥー除去です。欧米では文化的にタトゥーを良しとしていますから、除去するニーズもかなり多いようです。今後の可能性としては、眉やアイラインのタトゥー除去でしょうか。

 

これからたくさんの症例を経験して、私なりに最高な使用方法を検討して参ります。

特に、ピコホワイト(ピコトーニング)が、定番治療のQスイッチNd-YAGレーザー(ナノ秒レーザートーニング)に対してどの程度効果の違いがあるのか、学会においてもまだ議論に決着はついていない様子です。私はQスイッチYAGの治療経験23年、症例数は何万例もありますので、そのメリットとデメリットについてかなり把握できていると思います。だからこそ、ピコの違いを味わってみたいですね。

ピコホワイトはレーザーピーリングの進化版です。痛みは少なく、ダウンタイムもほぼないと考えられますので、お気軽に受けていただけます。

 

3年目の浮気と言いますが、2~3年はマンネリ化しないよう、上手にピコ氏とお付き合いしていく所存でございます。

こちら、20年以上通って下さるお客様からお祝いのケーキを頂きました。

帝国ホテル伝統のショートケーキです。

お初にお目にかかります。

クリームの上品な味わいに、仕事終わりのスタッフ皆の笑顔がこぼれました。お優しいお心遣いが身に沁みます。

お客様からの愛は、治療結果でお返しいたします