院長ブログ

人生の楽しみ方

BSプレミアムで3年ぶりの『京都五山送り火2022』を見ながら、ブログを書いています。

『大』に『、』が付いたら『犬』になる・・・犬火??

世の中はお盆休みですが、当院は今週休みなく診療しております。

※8/21~25が夏休みです。悪しからず。

コロナに負けず、猛暑に負けず、連日予約いっぱいです。

キャンセルが出ても、すかさずスタッフがキャンセル待ちリストのお客様に連絡して、速やかに満員御礼。

スタッフのやる気も、猛暑に負けずとも劣らずHOTです。

「ここに来るのが本当に楽しみでした~

「肌がきれいになると気持ちが上がる。嫌なことがあっても、その程度が軽くなってしまう。」

「先生のお仕事は、人をキレイにして喜んでもらえるいい仕事よね

このように言っていただいて、私も気分よく診療することができます。Thank you

美容医療は間違いなく人生の楽しみ方の1つだと言えます。

 

楽しいこと、気分のいいことを経験すると、3~4日間は気分がhighになります。

高揚感と幸福感のベールに包まれ、すごく元気になります。

1週間くらいたつとすっかり日常に戻ってしまいます。

常に元気でいるためには、毎週1回は楽しいことをやらにゃあかんと思うわけです。

悲しいこと、辛いことがあると、ぐぐーっとマイナスに引っ張られてしまい、楽しいことをする気にも失せてしまいます。そしてどんどんストレスが溜まってしまう悪循環です。

まずは嫌なことから遠ざかること。(マイナスをゼロへ)

そして楽しいこと、気分の良いことをどんどんやる(ゼロからプラスへ)

人生を楽しむことに遠慮は要りませんが、意外と楽しむことが苦手な人が多いような気がします。

人生の楽しみ方が分からないのか、家族や社会に遠慮しているのか?

ヨーロッパ人なんか1か月間くらいバカンスを楽しんでいるそうですよ。

昔、夫がMilanoに留学していたので、少しの間私もMilanoで過ごしたことがあります。夏はヴァカンスで人々が街から消え、がらがらになりました。近所の小さなスーパー、パン屋、八百屋などは、3週間くらい休んでいたので驚いたものです。長っ!

冬のスキーリゾートは、ホテルの予約が1週間単位でした。1~2泊なんて受け付けてくれないのです。

開院する前は、2週間くらいヨーロッパ旅行などしたものですが、自分のクリニックを始めてからは、そんなに長い休暇を取る勇気もなく16年過ぎ去りし候。

歴史も価値観も違う国ですから、別にヨーロッパの真似をしなくても、自分らしく楽しめれば良いと思います。

大切なのは、自分の人生の楽しみ方を知っていること。

遊びのある人生に、美容医療を加えてみませんか?

ヴァカンス気分でお迎えいたします

 

 

 

日本美容皮膚科学会を終えて

第40回日本美容皮膚科学会ランチョンセミナーでの発表が無事終わりました。ホッ

美容皮膚科学会・ランチョンチラシ

当院でお馴染みの施術、「Vシェイプ」「テノール」について、当院での5年間の治療経験を報告をいたしました。

症例写真を提供して下さった患者様には、心よりお礼申し上げます。

「Vシェイプ」「テノール」はたるみ治療ですが、痛みもダウンタイムもないためリピートしやすい治療です。

たるみ治療は、どれだけ皮膚に熱を入れることができるか? ということがポイントですので、治療を継続することが大前提です。

真皮や皮下組織をしっかりと加熱して、血流を良くすることで、組織を健康な状態に保つことがアンチエイジングにつながります。

 

私は2000年からレーザー治療を22年続けています。

当時はこんなに長く治療を継続できるものとは知りませんでしたが、臨床現場で患者さんに実際受けて頂くことで、いろいろな気づきがありました。

今となっては断言できますが、マイルドな刺激の美肌レーザーやVシェイプ、テノールは続けるほどに効果を発揮します。

それは患者さんが証明して下さっているので、私は自信を持って薦めることができます。

真剣に見た目のアンチエイジングをしたいのであれば、40歳くらいからスタートしましょう。

「お肌はお手入れするもの」とご理解いただき、長期継続できるとベストです。

運動だって1年続けて終わり、ということにはなりませんよね。

 

患者さんにお伝えしている治療ペースをご紹介します。

【第1段階】

まずは10回。月1回のペースで続けます。

【第2段階】

10回をクリアしたら、30回を目標に、1か月~3か月に1回のペースで続けます。

【第3段階】

ご自分のペースで最低年2回~3回はレーザーを受けましょう

以上は1例であり、患者さんの性格や理想とする美しさによって治療内容と頻度は変更可能です。

 

20年経っても毎月1回のペースで通い続けている人もいますが、60歳以上になってもお肌ピカピカです 80歳くらいでも怖いくらい若々しいお肌を維持している人もいます。

やればやるだけ、しっかりと結果が出る美容医療。

学会では、コンビネーション治療を継続することの重要性をお伝えしました。

熱心に耳を傾けて下さるドクターで満席になった会場、ちょっと嬉しかったです

 

学会ストレスから解放されて、京都の高雄で川床を楽しみました。

蜩(ひぐらし)の鳴き声と山々の緑、川のせせらぎが最高の癒し

いつも人が少なそうな場所を選びますが、今回も大正解。

仕事の後の遊びは格別。

このメリハリが心地よく好きです。

しっかり働き、しっかり遊ぼう。

 

 

国家理念

ペロシ米下院議長が台湾を訪問するニュースが気になる。

今後の米中関係はどうなるのだろうか。

世界がますます不協和音を奏でている。

 

人間の寿命が延びたため、人生100年なんて言葉をよく見聞きするようになった。

長生きするようになったから、なるべく長く働き続けましょうといった世論が鬱陶しい。

リカレント教育とか言って、中年以降もヒトは一生学び続けよう!と、自治体や学校はいろいろなプログラムを用意している。

何を学ぶかって言うと、仕事に生かせるスキルや知識らしい。

「一生働け」

「子育てしながら働け」

労働力不足を埋めるために、何とか多くの人に働いていて欲しいという為政者の狙いが丸見えだから、ますます鬱陶しい。

少子高齢化による労働力不足が深刻化する中、高齢者でも女性でも移民でも、労働力になるものはフル活用しないとどうにもならないというのは理解できる。

 

自分にとって必要な学びは能動的に学ぶし、必要なスキルは自分で身につけるようにするものだ。

人から言われてやるものではない。

ましてや、いい年した大人にまで「学べ」と言い、お膳立てまでする社会っていうのも何か違う気がする。

中高年になってくると、20代~30代の時のような気力・体力が失われるので、がむしゃらに頑張れなくなる。

国策として学べる人材を育成したいのであれば、若い時に血を吐くほど努力しろ!と言い続けた方が効果的なのではないかと思う(←今はパワハラとかモラハラとかで言えないのだろうが)

若い頃にぐーたらする習慣がついてしまうと、年を取ってから勉強するのは困難だろう。

何も皆が同じことをしろということではなく、個人個人が熱中できることでよい。

自分の得意なこと、夢中になれることに、とことんのり込めることを見つけ、子供たちが全力でそれに取り組めるよう社会全体が支えていくという仕組みは作れないものだろうか。

適正を見極めることが肝心だと思うが、これは子供自身でできることではないから、やはり親や先生の導きが欠かせない。

受験勉強一辺倒になり、親の経済格差で将来が決まってしまうのでは夢がない。

「何をやりたいか?」主体性を持って取り組めるような人間に成長できる教育が必要なのだ。

 

子育てのノウハウ本みたいなのがたくさん出ているが、家庭環境も子供の性格もそれぞれ違うのだから、正解なんてない。

子供が小さい時は、私もいろいろ悩んだこともあったし、自分の子育てが成功だと言えるかどうかは分からない。

「整理整頓」と「約束を守ること」に関しては口うるさく言ったつもりだが、大学生になっても不十分なままなので、これらに関しては失敗なのだろうか。そのうち気づいてくれるといいのだが。

やりたいことを見つけ、自走できるようになったことは成功だと思う。

親がとやかく言わなくても、自分でやりたいことを見つけてやっている。

「自主自立」は私の人生のモットーである。

 

小学校や中学受験で青色吐息の親御さんに接することがある。

大切なことは、どのように育って欲しいかという教育理念を、親がきちんと持っているか?である。

今の日本に足りないのは、この国をどんな国にしたいか?という国家理念だと思う。

経済成長という言葉は、もう国民に響かないのではないだろうか。

夢が描けなければ、進むべき方向が見つからない。

それで対処療法に追われているだけのような気がする。

 

自立した人間が増え、

多様性を認め、

寛容な社会になること。

これが私の考える国家理念である。

 

 

 

 

「いい治療とは?」

コロナ感染拡大が止まりません

親戚、知人、そして患者さんからも感染したという報告が相次いでいます。

BA5は重症化しにくいものの、発熱・倦怠感・頭痛など結構辛かったと聞いています。

一日も早い回復をお祈り申し上げます。

 

8月に日本美容皮膚科学会があります。

たるみ治療の「Vシェイプ」「テノール」の発表を頼まれまして、どんなお話をしようかしらと、ここ最近ずっと頭の中で構想を練っています。

当院では2017年から「Vシェイプ」「テノール」治療を行っていますが、痛みもダウンタイムもなく、それでいて顔の浮腫みが取れ、すっきりと引き締まる体感のあるいい治療です。

そもそも「いい治療」って何だろう?と深堀してみました。

それには3つの条件があると考えます。

 

①発売されてから少なくとも5年以上、できれば10年以上市場に出回っている治療

安心・安全はもちろん、効果を実感できる治療です。

美容医療にはどうしても市場の原理が働き、商業ベースの側面があります。

治療の善し悪しは別にして、「売ろう」というマーケティングが色濃く反映され、SNSや雑誌等で治療名や機器名が勝手に独り歩きしている状況です。

そう、治療にも流行があるのです。

でも、本当に良い治療は流行など関係ありません。

私が美容医療の世界に足を踏み入れた20年以上前から、ボトックスやヒアルロン酸、IPL、QスイッチNd-YAGレーザー、ルビーレーザーなど存在していましたし、廃れることはありません。もはや美容医療において古典治療と言っても過言ではありません。

長く生き残る治療は、それだけ支持されているということですし、「いい治療」と言えるでしょう。

 

②使いこなしてこそ「いい治療」

これが絶対いい治療!なんてものはなく、その治療を熟知し、適応を見極め、患者さんの性格と目指している美を把握し、一人ひとりに相応しい治療と頻度を提案する能力が備わってこそ「いい治療」になると思います。

例えば、とても慎重で怖がりの患者さんに、ダウンタイムと痛みを伴うアグレッシブな治療をしたら、それはいい治療とは言えませんね。

患者さんが快適で楽しみに感じるような治療を提案するべきです。

 

③リピートする治療

安定した経営をするには、「いかにリピートしてもらえるか?」が重要です。

毎月治療を繰り返すことで、積み上げ式の効果を出せる治療です。

痛みが少なく、ダウンタイムがほとんどない治療です。

美肌は一日にして成らず。

継続は力なりです。

 

テノール(Vシェイプ)は10年以上前から医療機関で行われている施術で、当院でも5年前から行っているので、条件①を満たします。医師の間でも評判の良い治療だと思います。

条件②を満たすには、医療従事者個人個人の経験と能力を高めなければなりません。

また、痛みもダウンタイムもないので、条件③も満たしますが、未熟なスタッフが施術すると火傷のリスクがあります。熟練したスタッフによる施術は心地よく、効果もばっちり感じていただける「いい治療」です。

 

とどのつまり、施術者が好きな治療が「いい治療」と言えるのではないでしょうか。

自分自身が好きな治療だからこそ、自分も受けたくなりますし、人にも受けて欲しくなります。

学会発表をするので、4月から月に2回Vシェイプを受け続けています。

1時間ほど丁寧にスタッフが施術してくれますが、そんな時間がとても贅沢で申し訳ない気分になってしまうような、実に気持ちの良い治療です。

超音波と高周波で皮膚皮下組織を温めるので、血流やリンパの流れが良くなり、肌の調子が整いますよ

浮腫み体質やたるみが気になる方、是非お試しください。

 

 

 

 

しまなみ海道

夏休み第一弾

連休でしたので、大混雑を恐れてたのですが、拍子抜けするほど人出は少なく、皆どこに行ってしまったのかしら?と思うほどでした。

飛行機で広島空港までGo!

レンタカーで尾道から瀬戸内海のしまなみ海道を渡り、四国今治を通り、松山までのドライブ旅行です。

1泊弾丸旅行でしたが、十分満喫柑橘です。

2006年の開院以来、院内建築と内装を担当している建築家お二人との視察旅行

気の置けない人たちなので、いつも心地よく過ごせる関係が本当に有難いと感謝しかありません。

 

しまなみ海道『生口島』のサンセットビーチからの夕暮れ時です。

 

観光スポットとして取り上げられているにもかかわらず、誰もいないビーチはまさに貸し切り状態

雨予報をすり抜け、絶妙なタイミングでのサイクリングとサンセットを楽しむことができました。

波の音と共に、のんびり空を眺めながら、最高の贅沢時間。

ごちゃごちゃした東京生活をリセットしないと、心身持ちこたえられません

日没は19:20でしたが、暗くなるとイノシシが出るようです

生口島は、日本画家の平山郁夫さんの出生地であり、瀬戸内海の美しい自然環境の中で育ったことが後々の作品に大きな影響を与えたと思われます。

奈良の薬師寺、琵琶湖の佐川美術館、島根の足立美術館など、たまたま訪れた場所でいつも出会う平山郁夫さんの作品。

今回も『生口島』に行こうと思い立ったら、またもや出会ってしまいました。

平山郁夫美術館には彼の子供時代のスケッチが展示されており、中学生時代の作品からは溢れる才能を十分に感じ取ることができます。

 

 

こちらは瀬戸内レモン色のポスト。

ワンピースとマッチしたのでパチリ

 

No trip, No life.

「瀬戸の花嫁」を口ずさみながら、しばらくハッスルできそうです。