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スネコス注射

当院における治療はすべて自費診療です。
治療効果には個人差があります。

穏やかな効果、自然な仕上がり

従来のヒアルロン酸注入ではカバーできなかった、まぶたのシワ・たるみ治療が可能になりました!

このような悩みの方におすすめ

  • 素肌力をさらに高め、元気のあるお顔でいたい。
  • 目元のハリがなくなり、たるみが気になる。
  • 目の下のクマが気になる。
  • 何となく老け顔になってきた。
  • 肌のハリ艶がない。
  • ヒアル顔は嫌。やった感のない自然な仕上がりがいい。

スネコス注射とは

イタリア製の注入剤です。スネコス注射は老化した皮膚をみずみずしく若返らせる治療です。ヨーロッパの人々は日を浴びることが大好きなので、我々日本人と比べると中年以降はシミ・シワなど皮膚の光老化が目立ちます。シワシワ肌の治療として、ヒアルロン酸やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどのカクテル注射をまんべんなく細かく注射する「メソセラピー」という注入治療は、ヨーロッパでポピュラーな美容医療の一つです。顔だけでなく、首やデコルテ、手の皮膚にも注射することができます。スネコスは6種類のアミノ酸と加工されていない非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた注入剤で、従来のヒアルロン酸のように膨らます作用はなく、自然な見た目に仕上がります。CEマーク取得済みですし、国際特許も取得しています。

スネコス注射

従来のヒアルロン酸とスネコスの違い

従来のヒアルロン酸は、ボリュームを出す目的で使用します。注入した部位に留まり、ボリュームを維持するため、体内での分解・吸収を遅らせるための「架橋剤」という添加物が含まれています。そのため、体内で溶けてなくなるまでに1~2年という時間を要します。従来のヒアルロン酸は形成力が高く、凹んだ部分のボリュームを改善させるほか、加齢によるたるみを防止するための靱帯補強目的で使用します。目に見える即時効果が期待できます。

一方スネコスには「架橋剤」が含まれず、スネコス自体がそこに留まり膨らみを形成するものではありません。非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸が皮膚を刺激して、自らの力でコラーゲンやエラスチンを再生させ、肌の環境である真皮の細胞外マトリックス(ECM)を整えます。
穏やかな効果のため、従来のヒアルロン酸ほど顕著な効果を感じにくいのですが、不自然さ・やりすぎ感が全くなく、自然な仕上がりが好まれます。当院は併用することが好ましいと考えています。

スネコス注射とヒアルロン酸注射の違い

スネコス注射
スネコス注射
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射
可能な
注射部位
目の下のクマ・顔全体・手の甲・首に注入可能 深いしわには注入可能ですが、目の下は副作用のリスクが高い。顔以外は注入不可。
即効性 3〜4回間隔を空けて注入し徐々に改善していく 1回の注入で効果あり
持続期間 6ヶ月以上 約1年
副作用 ほとんどない
※内出血のリスクあり
血管閉塞

日本人にスネコスは効果があるのか?

人種により肌質は違います。海外で人気のある治療をそのまま日本に取り入れても、良い結果を出せずに消えていく美容治療はこれまでにもたくさんありました。当院でも10年以上前にメソセラピー注射を行ったことがありますが、費用と痛みの割には効果が不十分で、患者様に受け入れていただけず、止めてしまった治療もありました。注入治療のスタンダードは、はっきりとした結果を出せるヒアルロン酸注入とボトックス注射が2大治療として存在しており、この2つは厚生労働省承認であることが他の注入治療と一線を画していると言えるでしょう。スネコスは未承認ですが、未承認だから効果がないということではありません。国の承認を取得するには、莫大な労力と費用がかかります。それらコストを回収するだけの販売力を伴わなければ商売として成り立たないため、承認を取るに至らないけれども安全で良い治療は数多くあるのではないかと推測できます。どの治療にも共通して言えることは、効果の感じ方は人それぞれで同じではないということです。優先順位は、従来のヒアルロン酸注入とボトックスが先と考えます。

スネコス治療の特徴:目の下のたるみや小じわに有効!

50代以上になると、目の周りのたるみやシワが気になります。従来のヒアルロン酸を眼瞼注入すると、凹凸が目立ってしまい、均一に良い結果を出すのはとても難しい技術を要します。ベテラン医師でも匙を投げる部位です。手術以外に何か効果的な治療はないものかと模索していたところ、まぶたにも注射できるヒアルロン酸についての学会発表に触れました。情報収集した後、安全性は問題なさそうでしたので、2022年から当院でもスネコス注射を始めたところ、美意識の高い患者様に受けていただき、2年間で延べ140件以上の施術を行っております。スネコス注射は1クール4回治療で、2週間ごとに受けていただきます。1~2回でははっきりとした効果は分からず、「何となくいいかも」程度の変化ですが、治療回数を重ねていただくほどに「スネコス好き」と言っていただくようになりました。具体的な感想は以下の通りです。

  • 肌が潤う
  • ハリがでる
  • 言葉にするのは難しいが、肌が整う
  • 目の周りのシワが減った
  • 肌が元気に見える

治療前後の写真を比較すると、目の周りの小じわの改善を認めます。受けてくださった皆様のお肌を診て感じたことは、肌にハリが出て、顔全体が「整う」効果です。
スネコスが得意とするのが「細胞外マトリックス(ECM)」の再生です。皮膚の土台である真皮構成成分の90%が細胞外マトリックスで、主成分はコラーゲンやエラスチンです。真皮内にある線維芽細胞がコラーゲンやエラスチンを産生しています。ECMの役割は、組織の形態形成・分化・ホメオスタシスに必要な生化学的・生物学的情報を伝えるための構造体であると言われています。肌の健康には欠かせないECM。スネコスには細胞外マトリックスの再生を促す効果があり、自然で健康的なプロセスによって、肌を美しく、若々しくする効果が期待できます。

スネコスはこのような人にお薦め

当院での美肌レーザー、ボトックス注射、ヒアルロン酸注射を経験している方にお薦めの治療です。スネコスでお悩みをすべて改善できるものではなく、加齢による皮膚全体のたるみ(特に目の周り)を少しだけ改善させることができます。スタンダード治療をすべてやり尽くした上での、アップグレードな治療です。

スネコス注射をお薦めの方

当院オリジナル治療

『リフトアップスネコックス』

フェイスラインを整え、首の皮膚を滑らかに改善するリフトアップボトックスにスネコスをミックスさせます。ボトックス単独より注入液にとろみがつき、より内側からのハリを実感していただけます。200か所以上の細かい注入により、ボトックスと一緒にスネコスを効率よく真皮に届けることで、フェイスラインを整え、さらなる皮膚のハリが期待できます。

『ピコフラクショナル×スネコス』

ピコフラクショナルは、ピコレーザーの衝撃波により真皮に無数の空砲を形成し、皮膚の再生を一気に促します。再生力が高まっている時にスネコスを注入することにより、相乗効果で細胞外マトリックスをさらに強化することが期待できます。

従来のフラクショナルレーザーとピコフラクショナルの違い

従来のフラクショナルレーザーとピコフラクショナル

治療方法

  • 洗顔でメークを落とします。
  • 写真撮影
  • 表面麻酔
  • 注入部位を消毒
  • 注入部位をデザイン
  • 注入部位を冷却
  • 仰臥位にて注射
  • 圧迫止血
  • 必要な方は冷却

術後の注意事項

  • 注入部位を揉んだり擦ったりしないでください。
  • 当日のメーク、お酒、激しいスポーツ、サウナ、入浴は控えてください。

副作用

  • 注入時の痛み
  • 注入箇所の発赤、腫脹はほとんどのケースで数時間後に収まりますが、数日続く方もいます。
  • 皮下出血(1~2週間)、ハリ跡(2~3日)

治療期間と回数

2週間間隔で4回の治療をお勧めします。4回続けることでシワと皮膚の水分量が改善するというデータもあり、より効果を実感していただけると思います。4回終了後は半年ごとに追加注入することをお勧めしますが、毎月1回注射している方もいます。

費用

1回 全顔 1バイアル(3.5cc) 110,000円
※4回セット推奨

治療費のほかに診察料がかかります。初診16,500円、再診2,200円です。

*この治療で使用されるスネコスは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。

*当院で使用しているスネコスはイタリアのProfessional Dietetics社で製造されたものを当院で個人輸入しております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/

*国内において同一の性能を有する他の国内承認機器はありません。

*欧州安全基準適合の承認である「CE Class Ⅲ」を取得しており、EUにおいては医療機器としての認可を受けています。リスクとしては、一時的な腫れや内出血があります。

*万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。