ホクロは良性の腫瘍で、医学的には「色素性母斑」といいます。数が増えたり大きくなったりすることもありますが、そのほとんどは良性で、悪性化することはまれです。悪性のホクロでない場合は、医学的に取る必要はありません。美容的に気になる場合、ホクロがコンプレックスになっている場合に取ります。ホクロは大きさ、色、部位によって治療法が異なりますが、だいたいの目安は以下の通りです。
形状・色 | 大きさ | 治療方法 |
---|---|---|
平坦で色が褐色~黒色 | 直径1mm程度 |
ノーマルルビーレーザー、 アキュチップ、 炭酸ガスレーザー |
平坦で色が褐色~黒色 | 直径3mm程度 |
ノーマルルビーレーザー、 炭酸ガスレーザー |
盛り上がって色が濃い | 直径5mm以上 | 切開切除法 |
30代以降の男女に高頻度で認めます。顔面や体に生じる、表面が隆起した褐色から黒褐色の境界明瞭なシミです。首や脇に多発する隆起したイボは“アクロコルドン”と呼ばれています。触るとザラザラした感じが気になることが多く、痒みを伴うこともあります。炭酸ガスレーザーで治療します。小さいイボの場合は治りが早く、傷跡もほとんど残りません。
皮膚を削る治療です。小さいホクロはきれいに取れますが、やや大きめのもの、または色の濃いものは傷になることもあります。また、ホクロは再発することがあります。顔や首にブツブツできるイボのようなシミも、このレーザーで…